「旧約聖書」通読・《創世記》・第29章
■第29章 ・ヤコブはその旅を続けて東の民の地へ行った。見ると野に一つの井戸があって、そのかたわらに羊の三つの群れが伏していた。人々はその井戸から群れに水を飲ませるのであったが、井戸の口には大きな石があった。群れが皆そこに集まると、人々は井戸の口から石をころがして羊に水を飲ませ、その石をまた井戸の... 続きをみる
古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。
■第29章 ・ヤコブはその旅を続けて東の民の地へ行った。見ると野に一つの井戸があって、そのかたわらに羊の三つの群れが伏していた。人々はその井戸から群れに水を飲ませるのであったが、井戸の口には大きな石があった。群れが皆そこに集まると、人々は井戸の口から石をころがして羊に水を飲ませ、その石をまた井戸の... 続きをみる
■第28章 ・イサクはヤコブを呼んで、祝福し、命じて言った。「あなたはカナンの娘を妻にめとってはならない。パダンアラムへ行き、あなたの母の父ベトエルの家に行って、あなたの母の兄ラバンの娘を妻にめとりなさい。全能の神があなたを祝福し、多くの子を得させ、ふえさせて、多くの国民とし、神がアブラハムに授け... 続きをみる
■第27章 ・イサクは年老い、目がかすんで見えなくなった時、長子エサウを呼んで言った。「わたしは年老いて、いつ死ぬかもしれない。あなたの武器、弓矢をもって野に出かけ、わたしのために、しかの肉をとってきて、わたしの好きなおいしい食べ物を作り、持ってきて食べさせよ。わたしは死ぬ前にあなたを祝福しよう」... 続きをみる
■第26章 ・アブラハムの時にあった初めてのききんのほか、またききんがあったので、イサクはゲラルにいるペリシテびとの王アビメレクの所へ行った。その時、主は彼に現れて言われた。「エジプトへ下ってはならない。わたしがあなたに示す地にとどまりなさい。あなたがとどまるなら、わたしはあなたを祝福して、これら... 続きをみる
■第25章 ・アブラハムは再び妻をめとった。名をケトラという。彼女はジムラン、ヨクシャン、メダン、ミデアン、イシバク、シュワを産んだ。ヨクシャンの子はシバとデダン。デダンの子孫はアシュリびと、レトシびと、レウミびとである。ミデアンの子孫はエバ、エベル、ヘノク、アビダ、エルダアであって、これらは皆ケ... 続きをみる
■第24章 ・アブラハムは年が進んで老人となった。主はすべてのことにアブラハムを恵まれた。アブラハムは所有のすべてを管理させていた年長のしもべに言った。「あなたの手をわたしのももの下に入れなさい。わたしはあなたに誓わせる。あなたはわたしが今一緒に住んでいるカナンびとのうちから、娘をわたしの子の妻に... 続きをみる
■第23章 ・サラの一生は127年であった。サラはカナンの地のキリアテ・アルバすなわちヘブロンで死んだ。アブラハムはサラのために悲しみ泣いた。アブラハムは死人のそばから立って、ヘテの人々に言った。「わたしは旅の者で寄留者ですが、わたしの所有として一つの墓地をください」。ヘテの人々は言った。「わが主... 続きをみる
■第22章 ・これらの事の後、神はアブラハムを試みて言われた。「あなたの子、イサクを連れてモリヤの地に行き、わたしが示す山で、彼を燔祭としてささげなさい」。アブラハムは朝早く起きて、ろばにくらを置き、ふたりの若者と、イサクを連れ、燔祭のたきぎを割り、神が示された所に出かけた。3日目に、アブラハムは... 続きをみる
■第21章 ・主は、さきに言われたようにサラを顧み、告げられたようにサラに行われた。サラはみごもり、男の子を産んだ。アブラハムはその子をイサクと名づけた。アブラハムは神が命じられたように、8日目にイサクに割礼を施した。その時、アブラハムは100歳であった。サラは言った。「神はわたしを笑わせてくださ... 続きをみる
■第20章 ・アブラハムはネゲブの地に移って、カデンとシュルの間に住んだ。彼がゲラルにとどまっていた時、アブラハムは妻サラのことを「これはわたしの妹です」と言ったので、ゲラルの王アビメレクは、サラを召し入れた。ところが神は夜の夢にアビメレクに臨んで言われた。「あなたは召し入れた女のゆえに死ななけれ... 続きをみる
■第19章 ・ふたりのみ使いは夕暮れにソドムに着いた。そのときロトはソドムの門にすわっていた。ロトは彼らを見て、立って迎え、地に伏して言った。「どうぞ家に立ち寄って足を洗い、お泊まりください。そして朝早く起きてお立ちください」。彼らは言った。「いや、われわれは広場で夜を過ごします」。しかし、ロトが... 続きをみる
■第18章 ・主はマムレのテレピンの木のかたわらでアブラハムに現れられた。昼の暑いころで、彼は天幕の入り口にすわっていたが、目を上げて見ると3人の人が彼に向かって立っていた。彼はこれを見て、天幕の入り口から走って行って彼らを迎え、地に身をかがめて言った。「わが主よ。もしわたしがあなたの前に恵みを得... 続きをみる
私は新型コロナワクチンを「当分の間」(安全性が確認されるまで)打たないつもりだったが、先日(9月14日)の定期診察で主治医が「あなたの場合、心筋梗塞を経験しているので、新型コロナに感染した場合、発症・重症化のリスクが高いと思われます。だからワクチンを打つことをお勧めします」と言った。「血液サラサ... 続きをみる
■第17章 ・アブラムの99歳の時、主はアブラムに現れて言われた。「わたしは全能の神である。あなたはわたしの前に歩み、全き者であれ。わたしはあなたと契約を結び、大いにあなたの子孫を増すであろう。あなたは多くの国民の父となるであろう。あなたの名は、もはやアブラムとは言われず、アブラハムと呼ばれるであ... 続きをみる
■第16章 ・アブラムの妻サライは子を産まなかった。彼女にひとりのつかえめがあった。エジプトの女で名をハガルといった。サライはアブラムに言った。「主はわたしに子をお授けになりません。どうぞ、わたしのつかえめの所におはいりください。彼女によってわたしは子をもつことになるでしょう」。アブラムはサライの... 続きをみる
■第15章 ・その後、主の言葉が幻のうちにアブラムに臨んだ。「アブラムよ恐れてはならない。わたしはあなたの盾である。あなたの受ける報いは、はなはだ大きいであろう」。アブラムは言った。「主なる神よ、わたしには子がなく、家を継ぐ者はダマスコのエリエゼルであるのに、何をくださろうとするのですか」。アブラ... 続きをみる
■第14章 ・シナルの王アムラベル、エラサルの王アリオク、エラムの王ケダラオメル、ゴイムの王テダルは、ソドムの王ベラ、ゴモラの王ビルシャ、アデマの王シナブ、ゼポイムの王セメペルおよびゾアルの王と戦った。これら五人の王はみな同盟してシデムの谷、塩の海に向かって行った。彼らは12年の間ケダラオメルに仕... 続きをみる
■第13章 ・アブラムは妻とすべての持ち物を携え、エジプトを出て、ネゲブに上った。ロトも共に上った。 ・アブラムは家畜と金銀をたくさん持っていた。ネゲブからベテルに向かい、ベテルとアイの間のさきに天幕を張ったところに行った。そして初めに築いた祭壇の所に行き、主の名を呼んだ。ロトも羊、牛、天幕を持っ... 続きをみる
■第12章 ・主はアブラムに言われた。「わたしが示す地に行きなさい。あなたを国民とし、祝福しあなたの名を大きくしよう。あなたを祝福する者を祝福し、のろう者をのろう。地のすべてのやからはあなたによって祝福される。 ・アブラムは主の言われるように立った。ロトも共に行った。アブラムはハランを出たとき75... 続きをみる
■第11章 ・全地は同じ発音、同じ言葉であった。時に人々は東に移り、シナルの地に平野を得て、そこに住んだ。彼らは互いに言った。「さあ、れんがを造って、よく焼こう。そしてわれわれは名をあげて、全地のおもてに散るのを免れよう」。こうして彼らは石の代わりにれんがを得、しっくいの代わりに、アスファルトを得... 続きをみる
■第10章 ・ノアの子セム、ハム、ヤペテの系図は次のとおりである。 ・ヤペテの子孫は、ゴメル、マゴグ、マダイ、ヤワン、トバル、メセク、テラスであった。ゴメルの子孫は、アシケナズ、リバテ、トガルマ。ヤワンの子孫はエリシャ、タルシン、キッテム、ドダニムであった。これらから海沿いの地の国民が分かれて、お... 続きをみる
第6は、言うまでもないことだが、「新型コロナウィルス感染症」という疾患に対して《どのような治療を施せばよいか》を明らかにし、《誰でも》《いつでも》《どこでも》的確な診断と治療が受けられるようにすることである。 それは(専門家がその気になれば)むずかしいことではない。厚生労働省のホームページ(国... 続きをみる
■第9章 ・神はノアとその子らとを祝福して彼らに言った。「生めよ、ふえよ、地に満ちよ。地のすべての獣、すべての鳥、地に這うすべてのもの、海のすべて魚は恐れおののいて、あなたがたの支配に服し、すべての生きて動くものはあなたがたの食物となるであろう。さきに青草をあたえたように、わたしはこれらのものを皆... 続きをみる
■第8章 ・神が風を吹かせたので。水は退いた。天から雨が降らなくなった。水はしだいに引いて、150日後には水が減り、箱舟は7月17日にアララテの山にとどまった。水はしだいに減って、10月になり、10月1日に山々の頂が現れた。 ・40日たって、ノアは箱舟の窓を開いて、からすを放ったところ、からすはあ... 続きをみる
■第7章 ・主はノアに言った。「あなたと家族とはみな箱舟にはいりなさい。あなたは正しい人であると私は認めたからである。あなたはすべての清い獣の中から雄と雌とを七つずつ取り、清くない獣の中から雄と雌とを二つずつ取り、また鳥の中から雄と雌とを七つずつ取って生き残るようにしなさい。七日の後、わたしは40... 続きをみる
■第6章 ・人がふえ始めて、神の子たちは人の娘たちの美しいのを見て、自分の好む者を妻にめとった。主は言った。「わたしの霊はながく人の中にとどまらない。彼は肉に過ぎないのだ。しかし、彼の年は120年であろう。 ・そのころ、また後にも、地にネビリムがいた。これは神の子たちが人の娘たちのところにはいって... 続きをみる
■第5章 アダムの系図:神が人を創造した時、神にかたどって造り、彼らを男と女とに創造した。神は彼らを祝福して、その名をアダムと名づけた。 ・アダムは130歳になって、自分のかたちのような男の子を生み、セツと名づけた。その後、800年生きて、ほかに男子と女子を生んだ。930歳でアダムは死んだ。 ・セ... 続きをみる
■第4章 ・エバはみごもり、カインを産んだ。彼女はまたその弟アベルを産んだ。アベルは羊を飼う者となり、カインは土を耕す者となった。日がたって、カインは地の産物を持ってきて主に供え物とした。アベルもまた羊の肥えたものを持ってきた。主はアベルとその供え物を顧みたが、カインとその供え物は顧みなかったので... 続きをみる
■第3章 ・主なる神が造った野の生き物の中で、へびが最も狡猾であった。へびは女に言った。「園にあるどの木からも取って食べるなと、本当に神が言われたのですか」女はへびに言った。「園の木を食べることは許されていますが、中央にある木の実を取って食べるな、これに触れるな、死んではけないからと神は言われまし... 続きをみる
■第2章 ・こうして、天と地と万象が完成した。神はそのすべての作業を終えて、第七日に休んだ。神はその第七日を祝福して、これを聖別した。これが天地創造の由来である。 ・主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹き入れた。そこで人は生きたものとなった。 ・主なる神は東のかた、エデンに一つの園を設... 続きをみる
《旧約聖書》(1955年改訳・日本聖書協会) ■創世記 第1章 ・はじめに神は天と地を創造した。地は形なく、闇が淵のおもてにあり、神の 霊が水の面を覆っていた。神は「光あれ」と言った。すると光があった。神は 光と闇を分けた。神は光を昼と名づけ、闇を夜と名づけた。夕となり朝となっ た、第一日である。... 続きをみる
インターネットの「ヤフーニュース」に「工藤会の野村被告ら再び接見禁止 控訴審の影響考慮か 福岡地裁」(8/27(金) 22:23配信 毎日新聞)という見出しで、以下の記事が載っている。 〈市民襲撃4事件で殺人や組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などの罪に問われ、福岡地裁で死刑判決を受けた特定危... 続きをみる
第5は、マスクの効果(是非)について「研究」するべきである。今や乳児を除く国民の《すべて》が、《1年中》マスクを着用している。何のために・・・?。①感染を防ぐため、②他人に感染させないため、③皆が着用しているから(同調圧力を感じているから)。 ウィルスの大きさはマスクを自由に通り抜けるほど小さ... 続きをみる
第4は、「新型コロナワクチン」に関する情報を《透明化》することである。現在、6300万人余りが接種を終えた。ほぼ国民の2人に1人の割合である。このワクチンの効果は《発症や重症化を防ぐ》ことであり《感染を防ぐ》ことではない。だから、ワクチンは《自分の身を守る》ために打つのである。ところが、ワクチン... 続きをみる
第3は、感染者イコールPCR検査陽性者という意味づけを変えて、感染者イコール発症者という意味にすべきである。この疾病が指定感染症(2類相当)に位置づけられているので《無症状の陽性者》も感染者に含まれるという考えなのだろうが、あまり有効とは思えない。PCR検査陽性者のうち、何人が発症者(患者)なの... 続きをみる
第2は、明らかにした「新型コロナウィルス感染症」の《病態》によって、指定感染症の《位置づけ》を《再検討》(見直し)することである。現在「指定感染症」(2類相当)に位置づけられているが、そのままの状態でよいか。2類相当の疾病は「急性灰白髄炎」「ジフテリア」「SARS」「結核」「鳥インフルエンザ」だ... 続きをみる
昨今の「コロナ禍」に関して、今、何をすべきか。 まず第1に、専門家は「新型コロナウィルス感染症」という疾病の特性・特徴を、客観的に(根拠を示して)明らかにすることである。特に、これまでの経過(臨床経験)から得た知見にもとづいて、感染率、発症率、感染経路、症状、治療方法、治癒率、致死率、予防法等を... 続きをみる
《第十四章 浴衣》 微かな光の中で、あの歌声が聞こえた。 夕空晴れて 黄昏の街 (以下割愛) 二人だけの 黄昏の街 (以下割愛) 目を開けると、マリ子の顔が見えた。私の頬に手のひらを当てて「キス」をした後で、 「おはよう」 と、言った。 「おはよ... 続きをみる
《第十三章 乾杯》 応接間の時計が、午後八時を知らせた。(そうか、もうこんな時間だったのか) 私は、マリ子の体からそっと離れ、両手を握りながら言った。 「マリ、おなか空いていないか?」 マリ子は、にっこりとうなずいた。 「そうか、じゃあ、二人で乾杯しよう」 しかし、... 続きをみる
《第十二章 邂逅》 ○○警察署に着いたのは五時を少し回った頃だった。受付で免許証を見せ、用件を告げると、若い婦警が「生活安全課」に案内してくれた。マリ子は、その廊下の長椅子の上に全身をすっぽりと毛布にくるまれ、寝かされていた。二人の警官がそばで監護している。 「どうも、先ほどお電話いただいた、... 続きをみる
(日本の社会では)障害児をもつ母親の表情は、一様に暗い。その表情を見るたびに、私の気持ちも暗くなる。なぜなら、それは、日本の社会全体がが「病んでいる」証しに他ならないからである。障害児は社会の役に立たない、「厄介者」である、障害など「無い」方がいいに決まっている、障害者が居ることでその集団は迷惑す... 続きをみる
シロは力強く歩き出した。ぐいぐいと私を引っ張りながら、「どこに行くかは、任せてくれ」と言うように、脇目もふれずに歩いて行く。私は、犬橇に引かれるような気持ちで、全身をシロに任せていた。まだ、足元がふらつくようで、そうする他に方法はなかった。心の中では、ちあき・なおみの歌声を口ずさみながら・・・・... 続きをみる
気がつくと、夜が明けていた。私は、あのまま応接間のソファに横になり、眠ってしっまったらしい。喉がからからに乾き、頭が重い。ズーン、ズーンと痛みが波のように押し寄せている。台所に行こうと立ち上がると、目の前が真っ暗になり、思わずその場に座り込んでしまった。(やばい。ジョー、だいじょうぶか?)自分の... 続きをみる
その日から、一月が経った。案の定、花形親子からは何の連絡もなかった。マリ子がユキを「アンナ オンナ」という限り、滅多に電話することはできない。毎日のように、シロと駅前広場に行って見たが、いっこうに二人は現れない。いつもなら「去る者は追わず」で「終わり」になるところだが、今回は違っていた。時が経て... 続きをみる
シロを犬小屋に置き、私たちは家の中に入った。 私は、散歩の途中、マリ子に会い、今、自宅で保護していることをユキに知らせておかなければならないと思った。 「そうだ。お母さんに電話しておこう」 しかし、マリ子はキッとした表情で私をにらみつけ、 「ヤメテ!」 と、大声で叫んだ。 「どうして? 心配... 続きをみる
(ユキから電話が入るかも知れない)と思いながら、一週間が過ぎた。しかし、何の連絡もない。私は、思い切って電話をかけてみた。「リーン、リーン」という呼び出し音は鳴るのだが、相手が出る気配はない。私は、不安になってきた。(どうしたのだろうか? 何かあったのだろうか?) しだいに、いたたまれなくなって... 続きをみる
「キジョ、キジョ、キジョー」と呟いていたマリ子の声が耳を離れない。初めて聞くマリ子の声は、無表情で、この世のものとは思えなかった。あの時、私たちは無言のまま別れたが、そうするより他に方法はなかった。それ以来、私の胸騒ぎは消えることがないのだ。(どうしよう。マリ子の話し相手になる他はないだろう) ... 続きをみる
この前は、私よりシロの足取りの方が力強かったが、今回は違う。いつもの散歩コースをあっという間に通り抜け、三時ピタリ、シロと私は駅前の広場に到着した。(いつもの所、いつもの所・・・)はやる気持ちをおさえて噴水のベンチを見ると、花形親子がにこやかな笑みを浮かべてたたずんでいた。 「ごぶさたしました... 続きをみる
厚生労働省のホームページ、新型コロナ「国内発生状況」によれば、①PCR検査実施人数は、7月31日:18382964人、8月14日:19708418人で、この半月で1.07倍の増加だった。同様に計算すると、②陽性者数は(1108269人÷913755人で)1.21倍の増加、③要入院・... 続きをみる
「去る者は追わず、来る者は拒まず」が、私の処世術である。私は、花形ユキから自宅の電話番号を聞いていたので、すぐにでも連絡することはできたが、相手からの連絡を待つことにし、相変わらずシロとの散歩を続けていた。しかし、一週間たっても、二人は駅前の広場に現れない。自宅にかかる電話も、マンション経営、大... 続きをみる
生きているときは誰かが欲しいのか。「一緒に生きる」とは、同居することではない。その人のことを「想う」ことであり、面影を抱くことである。心の中にぽっかりと穴があくのは、その面影が消え去ったと言うことであろう。 今、私の心の中に誰の面影も浮かんでこない。それを「さびしい」と感じるか、「きれいさっぱり... 続きをみる
やはり、私は二人のことが気にかかってしまうのだ。老婆と中年の女は親子だろうか。嫁と姑だろうか。どことなく「気品」がただよい、旧家の母と娘のようにも感じる。「わけあり」と直感したのも、およそ車椅子の操作を誤るような二人には見えなかったからである。とっさのことで、二人を詳細に観察する余裕はなかったが... 続きをみる
妻は二人の娘を連れて家を出た。「身から出た錆」と言おうか、私は、それを当然の結果として、受け止めざるを得なかった。思えば、「仕事」と称して、私自身が「家出」を繰り返し、家族をかえりみることなど、ほとんどなかったのだから。 家には、飼い犬シロと私だけが残された。「家出」をしているときでも、なぜか... 続きをみる
「家」に帰った。さあ、楽にしてあげますからね。ボクはいるだろうか。豊かでありはしない生活は、どこでつくられるのだろう。ダンスをおぼえよう。いたはずの恋人の、オトナの希望自体に、ボクの責任はない。コドモだったのではありません。既にコドモだ。楽にしてください。あのたまらなく青い空を早く早く真っ赤に染... 続きをみる
抱く、抱かない、抱かない、抱かない、抱く、不遜にもボクはそんなことをつぶやきながら、プラット・ホームの女の子を眺めていた筈だ。そんなとき、その中の一人が度の強いメガネをはずして涙をふいていて、それがたしかボクのいたはずの恋人だったんだ。抱かない。悲しいんじゃないんです。太陽がまぶしいのです。オン... 続きをみる
喫茶店をでると、カナリヤ色の電車が走り出した。あれはボクだ。ボクにちがいない。センセー。生活について教えてください。知ってしまったことに耐えることではない。愛について教えてください。違うんだよ。愛してなんかいねえよ。愛しています。おかしいなあ。吐き気がするのはコーヒーの... 続きをみる
コッカイギジドウマエの次はアカサカミツケである。そこにボクのコドモが後向きで立っていた。ボクはあしたの二時までに「家」に帰らねばならない筈だ。ボクは帰ることができるだろうか。くだらないと思います。坊や元気を出そうね。ボクのコドモはふりかえらずつぶやいた。気をつけ、礼。歌... 続きをみる
「東京新聞」朝刊(23面)に「首切られ女性死亡 茨城のコンビニ駐車場」という見出しの記事が載っている。その全文は以下の通りだ。 〈11日午後7時20分ごろ、茨城県常陸太田市河合町のコンビニ駐車場付近で、女性が何者かに刃物のようなもので首を切りつけられた。女性は病院で死亡が確認された。県警は、身元... 続きをみる
ボクはどこへ行ってしまったと思っていたら、結局友達の部屋で男の子と寝ていた。絶望をかきわけかきわけ生きることのたのしさよ、とかなんとか寝言をつぶやきながら。みじめったらない。女の子は生活の臭いがしていようといまいと嫌いだ。おかあさん。今日も暮れゆく故国の町に、友よさむかろさみしかろ。嘘つけ。男の... 続きをみる
ボクはどこにいるのだろう。探さなければならない。フワフワヒラヒラ。雨やむな。トウキョウの上。アヴァヴ・ザ・トウキョウ。電車の屋根が濡れて光った。お嬢さんがコビトになって先生を抱いたまま森の方に歩いて行った。先生、どこに行くのですか。ボクを知りませんか。森へ行こう。森の上... 続きをみる
お嬢さんの話をすると、太陽が黄色くなってボクの胸はやけただれ、心臓が止まったはずだ。死んだら、生きなければならない。どこにいるのかボク、だれかボクを知らないか、という歌は賛歌だ。アカサカミツケにいたのはボクではないのですか。そこはボクの消えた場所で、いた場所ではない。お... 続きをみる
空は青いだろうな。洗面器はどこにあるのでしょうか。吐かせて下さい。春や春。コタツに入りながら寝てみようか。地下鉄、動け。青い空のない、闇の世界へつれていって下さい。まぶしいなあ、もう。どうやら頭の中のキカイがこわれてしまったらしい。そういえばあのとき、それがいつかもう忘れてしまったけれど、ともか... 続きをみる
空がただもうやたらに青くてたまらないから死にたい。もうずっと昔から思っていたように死んでしまえばよかったんだ。空が青いんだよ。太陽が悪いのでしょうか。この町で唯一つの動く電車、地下鉄に乗ってみたくて乗った。動きゃあしないじゃないか。ものすごい吐き気がして、そこにボクがい... 続きをみる
「オカシイなあ」 ボクはもうヤケクソになって、というより情けなくなってそうつぶやいた。そしてズボンのお尻に手をやるのも、メンドウだった。「何がオカシイのですか」ボクはなんだかそのヒトがボクのコドモのような気がしてきた。ボクはフンワリとベンチから立ち上がって、駅の方へ歩き出... 続きをみる
「何しているんだ。そんなところで」 突然の大きな声に、ボクは飛び上がるほど驚いてしまった。そしてあわててズボンのお尻に手をやった。やぶけている。たしかにやぶけているのだ。「あれ、オカシイな」ボクはキツネにばかされたようにキョトンとして、そうつぶやいた。「オカシイじゃねえかよ。どうなっちゃってん... 続きをみる
そのヒトとすわっている公園のベンチのまわりにも、水銀灯がチラホラとつき、あたりは暗くなりはじめた。ボクがモジモジしていていっこう煮えきらないのに、そのヒトはまるで平気だった。偉いな、とボクは思った。なんだかそのヒトが、ボクのお父さんのように思えてきて、甘えてもいいかしらなんて勝手に決めてしまいそ... 続きをみる
「政治」なんてひらきなおられて、ボクは恥部をのぞかれたように真っ赤になってしまった。しかもそのヒトは「政治をやりませんか」というのだ。それはどういう意味なのか、ボクにはサッパリわからなかったので、黙ってモジモジしながら、それでも心の中では、わからないなんて答えるのは恥ずかしいな、と一生... 続きをみる
気がつくと朝でした。そしてボクの両足はいつのまにか真っ白な波に洗われているのです。ボクは夢を見ていたのでしょうか。でもだとしたK子さんがいないのは何故でしょう。ボクは何気なく東の方を見やりました。するとどうしたことでしょう。あの岩の海岸がすぐそこにみえるではありませんか。ボクはかけ出しました。ハ... 続きをみる
「なあんだ、そこにいたの。帰っちゃったのかと思ったわ」 ボクはまたドキリとしました。K子さんの声です。ボクは思わず起き上がると、K子さんはボクの横にすわって自分のタバコにライターで火をつけました。そのうえ、ボクの知らないうちに駅の売店ででも買ったのかもしれません、ウイスキーのビンをあけてそれ... 続きをみる
「何してるのよ。そんなところにねころがって、いやらしい」 K子さんの声です。でも意外なことにその声は、ボクがそうした甘ったれたボクを思わず見つめなおさざるを得ないほど、強烈でそれゆえにあたたかい響きを持っているような気がしました。... 続きをみる
一時間ばかりたったころでしょうか。窓の景色をながめているはずのK子さんが唄うようにつぶやいたのです。 「春の海ひねもすのたりのたりかな」 そのとたんに汽車がガタンととまって浜辺の駅につきました。ボクが待ちに待っていたそのときに、またもやK子さんのつぶやきによって驚かさ... 続きをみる
どうやら、あの浜辺に何か忘れものをして来てしまったらしいのです。そしてそれがいったい何であるのかたまらなく確かめたくなって、ボクはその浜辺に引き返すことにしました。その上、その忘れものとそれを確かめにあの浜辺に引き返そうとするボクの「事実」を証明するために、K子さんとい... 続きをみる
た・た・か・わ・な・か・っ・た。おかしいじゃないか。絶望してボクはタバコを一本すった。モシモシ禁煙デス。三千円以下ノ罰金ニナリマス。ボクは三千円、恋人に用意してもらおうと考えながら、その一本を最後まですった。絶望は二倍になってかえってきた。三千円の絶望。ボクはしあわせだ。ボク達はなぜたたかわなか... 続きをみる
カナリア色の電車は、止まった。おかしいじゃないか。ヘルメットと木刀と乱闘服のおまわりが、この電車を止めたのだろうか。スピーカーから、恋人の声が聞こえてきた。たたかいははじまっているのよ。たたかわなければいけないのよ。たたかいをなくすために、平和を守るために、しあわせを勝... 続きをみる
生活はみじめだろう。ボクと恋人とのコミュニケーションにおける媒体は何か。それは肉体でも精神でも、その総体としての思想でも、ありはしない。あるいは、それらと現実との接点、すなわちたたかいの場、つまり生活であるか。馬鹿らしい。媒体のないコミュニケーションの自己運動は、ボク達... 続きをみる
コドモは、あなたのではなかったのよ。愛していないわ。苦しくないわ。苦しいのよ。しあわせなの。たたかうのよ。ボクは、自分のでないコドモを、美智子とかいう女の子に、安産させてしまったことを、恥じなければならない。恥ずかしかったわ。恋人は死んだ方がいい。ボク達の、これからはじ... 続きをみる
朝、スープに浮いていた髪の毛の感傷にサヨナラをいって、ボクと恋人は公園へ行った。恋人は死んだ方がいい。たたかいは、はじまっているかもしれない。そして、ボクと恋人の生活は、その無言のたたかいによって、保証されるのだろうか。恋人を愛していない。それは大切なことだ。ボク達は、... 続きをみる
公園の向こうの、森の中のベッドに、美智子とかいう女の子が、生まれたばかりのコドモと一緒に横たわっているのを、ボク達は知っているだろうか。知らない。ボク達は見なかった。だが、ボク達は見た。おまわりが倒れていた。何のために。守るために。守られただろうか。国会議事堂には、ピス... 続きをみる
ボクは夢をみることがある。恋人を、何よりもまず愛しています。ボクには仕事があります。ボク達は生活しています。おまわりはいません。恋人は安産しました。交通巡査たちは木刀を抜いた。何のために。仕事のためにだろうか。生活のためにだろうか。交通の整理に木刀はいらない。国会議事堂... 続きをみる
あまり上手でない恋人同士が、ころげ回っている公園の、生垣のあたりを一人の兵士がかけぬけて行った。おかしいじゃないか。おかしいのです。戦争はまだ始まっていないか、あるいはもう終わったかのどちらかなのに。そうだ、彼はやはり兵士ではなかった。彼は、頭にヘルメットをつけ、腰に木... 続きをみる
サイダーを二人で乾杯したととき、ボクの恋人は流産した。妊娠していることを知らなかった。ボクは、それによってできた恋人の裂け目に手を入れて、引き裂いたのかもしれない。コドモが出てきただろうか。苦しい。愛しているんです。すべてを忘れた方がいいと思います。退屈な生活があるはず... 続きをみる
美智子とかいう女の子が、安産をしたちょうどその日、ボクの恋人は流産した。恋人が死んだほうがいい。ボクは恋人を愛していないし、恋人もボクを愛していない。美智子とかいう女の子の、腹のふくらみがしだいにへこんで、その代わりに胸のふくらみが大きくなるにつれて、「しあ... 続きをみる
東京新聞朝刊(30面)に、作家・大西巨人氏の訃報が載った。「骨太な批評精神と大作『神聖喜劇』で知られる作家の大西巨人(本名のりと)氏が12日、肺炎のため、さいたま市内の自宅で死去した。97歳。福岡県出身。葬儀・告別式は故人の遺志で行わない。作家の大西赤人氏は長男。(以下略)」 私にとっては、ま... 続きをみる
《駄句七句》 ◆せせらぎの闇を横切る蛍かな ◆蜥蜴走る真間川の縁昼下がり ◆尻尾切り蔵に逃げ込む蜥蜴かな ◆尾を捨てて闇に紛れる蜥蜴かな ◆じっとして平和を祈る蝦蟇 ◆宅地でも「あれは蛙の銀の笛」 ◆銀の笛蛙はすでに失せにけり (2017.5.29)
《ワクチン接種は何のためにするか。いうまでもなく感染予防のためだ。》と、私は(前回)書いたが、それは《誤り》であることがわかった。ワクチンで感染は防げない。防ぐことができるのは《発症》だということだ。つまり、ワクチンを接種していれば、感染しても発症しない、もしくは軽症で治まるということらしい。な... 続きをみる
新型コロナワクチンを接種するか、しないかは「自由」である。しかし最近、「接種していなければ○○できない」などと、接種を《条件》とする風潮がある。「接種は自分のためにするのではない。《公共の福祉》のためにするのだ」といった同調圧力が感じられる。「みんながコロナに罹らないようにするためには、みんなが... 続きをみる
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計(「東京新聞」朝刊連載・「世界の新型コロナウィルス感染者」)によれば、7月1日現在、世界の新型コロナウィルスの感染者は1億8221万4039人で、感染率(感染者数÷総人口)は約2.3%である。 国別では、最多が米国で3366万5034人(感染率約10.... 続きをみる
「世界の新型コロナウィルス感染者」の表(「東京新聞」朝刊に連載中)を見ると、6月29日現在(米ジョンズ・ホプキンズ大の集計)、最多は米国で感染者3364万0578人、死者数は60万4115人である。米国の人口は約3億3000万人だから、「感染率」は約10%、ほぼ10人に1人が感染したことになる。... 続きをみる
保健所から「新型コロナウィルスワクチン予防接種のお知らせ」という封書が届いた。中には、①新型コロナワクチン接種のお知らせ、②新型コロナワクチン予防接種についての説明書、③新型コロナワクチン接種の予診票、④接種票、⑤予防接種済証等の文書が入っている。②の「説明書」を読むと、以下の記述が気になった。... 続きをみる
愛知県知事リコールの会の事務局長が、署名書き写しの依頼を認めたことについて、5月6日の「虎ノ門ニュース」で、ジャーナリストの有本香氏と科学者の武田邦彦氏が言及している。いよいよ、リコール運動に関与した両氏が「責任をとる」段になったかと、期待して見聞したのだが・・・。武田氏は《相変わらず》選管やマ... 続きをみる
「東京新聞」5月3日付け朝刊・1面に「署名書き写し依頼 認める 愛知リコール 事務局長『焦っていた』」という見出しの記事が載った。半月前(4月16日)には、常滑市議の山田豪氏が、不正署名は「事務局長が指示」したことを認め、その時点では田中孝博事務局長は「証言正しいか答えられない」としていたが、と... 続きをみる