大衆演劇の舞台で演じられる「舞踊」は、俗に「創作舞踊」「新舞踊」などと呼ばれ、本来の「日本舞踊」とは一線を画しているようだが、下世話な私の鑑賞眼からみれば、前者の方が、よほど取っつきやすく親しめる。そこで使われる音曲は、ほとんどが巷に流れている「流行歌」、しかも「愛別離苦」「義理人情」を眼目にし... 続きをみる
2022年5月のブログ記事
-
-
女優・喜多川志保は、大衆演劇界の「名人」である。と言っても、彼女を知るファンは多くないだろう。おそらく、彼女は高齢、風貌も「小柄」で、目立たない。芝居で演じる役柄も、大半は「脇役」「端役」、「その他大勢」に混じって、「斬られ役」に回ることもしばしばではなかったか。にもかかわらず、彼女の存在は「蛍... 続きをみる
-
大歌舞伎名門の御曹司が「酒の上の不始末」で醜態を晒している景色は、文字通り「無様」としか言いようのない「有様」だが、それをネタに「一儲け」を企むマスコミ・ジャーナリズムの面々も見苦しい限りである。もともと、この御曹司(父と同様)、大した実力もないのに、ミーハー連中の「人気」を盾にして、「自分の芸は... 続きをみる
-
昨晩、ハンドルネーム・Andorra氏(以下A氏という)から、私の拙いブログ記事「脱テレビ宣言・大衆演劇への誘い」にコメントがついた。その内容は以下の通りである。〈大衆演劇見るなら 高いお金出してでも歌舞伎や文楽、宝塚、商業演劇等が観たいなあ。 あんな人間のクズで形成された紙芝居以下に1円も払う... 続きをみる
-
ユーチューブを検索していたら「みずにゃんちゃんねる」というサイトを見つけた。これがたいそう面白い。「みずにゃん」と称する青年が、アダルト動画の架空請求業者らと電話で「やりとり」する場面を「自撮り」している映像である。 要するに、青年は、①ショートメールで法外な金額の請求が届いたが、登録した覚え... 続きをみる
-
御多分に洩れず、大衆演劇の「裏舞台」は、インターネット「2チャンネル」(掲示板)で展開する。その演目の多くは「あやしい」「できた」「振った」「振られた」「寝取った」「くっついた」「離れた」等々、要するに役者相互の「醜聞痴話」に他ならず、加えて、投稿者同士が「豚!」「塵!」「滓!」・・・、と罵り... 続きをみる
-
大衆演劇の音響は、つねに「大音響」であることが特徴である。役者の条件は「一声、二振り(顔)、三姿」といわれているが、その「一声」を描出すべき「音響効果」に、致命的な問題が生じている、と私は思う。芝居に登場する役者の面々は、一様に「ピンマイク」を装用している。観客数は多くて200人程度、通常は... 続きをみる
-
大衆演劇評論家・橋本正樹氏は、「大衆演劇『公式』情報サイト・0481.JP」・《演劇の楽しみ方》の中で、「ファン気質」について以下のように述べている。〈大衆演劇のファンは、女性が八割を占める。近年若い女性も増えてはいるが、それでも中年以上の女性が圧倒的に多い。そのファンたちだが、ヘルスセンターに... 続きをみる
-
昭和(戦後)の名曲に、「ダンディ気質」という作物がある。リリースは昭和23年、作詞・清水みのる、作曲・大久保徳二郎、歌手・田端義夫、ということで、歌詞は以下の通りである。〈花のキャバレーで 始めて逢(お)うて 今宵ゆるした 二人のこころ こんな男じゃ なかった俺が 胸も灼きつく この思い ダンデ... 続きをみる
-
インターネットに「0481.jpからのお知らせ」という記事が載っている。その内容は以下の通りであった。〈皆様こんにちは。いよいよ年末も差し迫って参りました。 皆様、いかがお過ごしでしょうか。年末商戦の真っ直中に選挙があり、北朝鮮はミサイルを発射すると云っているし、勘三郎さんは亡くなってしまった。な... 続きをみる
-
-
-
-
大阪市営地下鉄(御堂筋線)・動物園前駅の周辺には三つの芝居小屋がある。①番出口を出るとそこは交差点、渡らずに(新世界方面に向かい)「じゃんじゃん横町」を通り抜けた所に「朝日劇場」と「浪速クラブ」、渡って「動物園前商店街」のアーケードに入り5分ほど直進して左折すると「オーエス劇場」だ。劇場や... 続きをみる
-
平成21年8月公演は「一見劇団」(座長・一見好太郎)。30分前に劇場に赴いたが、すでに客席は「大入り満員」、文字通り「立錐の余地もない」状態だったので、やむなく観劇は断念、入浴・仮眠に切り替えた。ここの浴室には、①ドライサウナ、②ミストサウナ、③イベント湯(いつもはゲルマニウム湯だったが、今日は... 続きをみる
-
上越新幹線・上毛高原駅から猿ヶ京行きの路線バスに揺られてほぼ三十分、「見晴下」停留所の真上に、「まんてん星の湯・三国館」は建っていた。案内パンフレットによれば、〈湯ったり、のんびり、静かな湖面を渡る風の中で。まんてん星の湯 この名の由来は、施設敷地内に咲くつつじ、満天星(どうだんつつじ)と夜のと... 続きをみる