斯界(大衆演劇界)の名優・蛇々丸は、今頃どうしているだろうか。私が彼の舞台姿を初めて観たのは、平成19年11月、みのりの湯柏健康センターであった。「鹿島順一劇団」公演で、芝居の演目は、「会津の小鉄」。前景は小鉄の女房が自刃、「私の首を手土産に、男を立てておくんなさい」という切ない愁嘆場の景色で終わ... 続きをみる
鹿島順一のブログ記事
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【鹿島順一劇団】(平成20年2月公演・川越三光ホテル・小江戸座) 夜の部の芝居は「噂の女」。主演・春日舞子、共演・鹿島順一。配役は、噂の女・お千代(春日舞子)、その父(蛇々丸)、弟(花道あきら)、弟の嫁(春大吉)、嫁の父(梅乃枝健)、お千代の幼友達・まんちゃん(座長・鹿島順一)、村人A(三代目... 続きをみる
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大衆演劇のファンは全国に2万人ほどいると思われるが、その中で「甲斐文太」という役者を知っている人が何人いるだろうか。100人に満たないことは間違いないだろう。2010年5月まで「鹿島順一劇団」の座長として劇団を率いていたが、50歳半ばで座長を長男の「虎順」(現・三代目鹿島順一)に譲り、現在は... 続きをみる
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私が初めて「鹿島順一劇団」の舞台を見聞したのは、今から5年前(平成19年11月)、みのりの湯柏健康センター(千葉県)であった。客席はまばらで、芝居の流れも単調で、盛り上がりに欠け、その外題すら憶えていないというような有様であったが、ただ一点、「眼を開いたまま」盲目の女房を演じる、たいそう達者な女優... 続きをみる
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【鹿島順一劇団】(座長・三代目鹿島順一)〈平成23年6月公演・大井川娯楽センター〉 芝居の外題は「浮世人情比べ」。この演目は、近年、まったく上演することがなかったので、いわば「初演」と変わらない由、座員一同はすこぶる緊張気味とのことであったが、その出来栄えは、まさに「極上品」、また一つ「鹿島順一劇... 続きをみる
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「鹿島順一劇団」の役者、花道あきらは、昭和40(1965)年6月25日生まれ(宮崎県出身。血液型A型)、まもなく46歳になろうとしている。文字通り(油ののりきった)「男盛り」、今や劇団の中で「なくてはならない」存在となった。かつては、蛇々丸、春大吉と並んで、劇団の「三羽鴉」と見受けられたが、他の二... 続きをみる
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幼紅葉が「鹿島順一劇団」に入団したのは、平成22(2010)年3月末、おそらく小学校を無事卒業したことで、周囲の許可・了解が得られたという結果かもしれない。私は、平成22年4月公演(香川県・城山温泉)で、彼女の初舞台を見聞している。その時の感想は、以下の通りであった。〈芝居の外題は「里恋峠」。金... 続きをみる
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赤胴誠が「鹿島順一劇団」に入団したのは、平成20年2月頃であったか・・・、だとすれば、それ以来3年4カ月が過ぎたことになる。「石の上にも三年」という言葉どおりに、彼はよく辛抱した、と私は思う。赤胴誠の特長はいくらもあるが、その一番は、何と言っても、斯界屈指の実力者・甲斐文太(当時は座長・二代目鹿... 続きをみる
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「鹿島順一劇団」の女優は、筆頭が春日舞子、つづいて弟子の春夏悠生、幼紅葉の三人である。春夏悠生は「シュンカ・ユウキ」と読む。千葉県市原市出身、誕生日は11月26日、血液型B型、初舞台は18歳とのことだが、それ以外の詳細を私は知らない。以前には、香春香、生田春美といった新人女優がいたが、いずれも長続... 続きをみる
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大歌舞伎名門の御曹司が「酒の上の不始末」で醜態を晒している景色は、文字通り「無様」としか言いようのない「有様」だが、それをネタに「一儲け」を企むマスコミ・ジャーナリズムの面々も見苦しい限りである。もともと、この御曹司(父と同様)、大した実力もないのに、ミーハー連中の「人気」を盾にして、「自分の芸は... 続きをみる
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インターネットに「0481.jpからのお知らせ」という記事が載っている。その内容は以下の通りであった。〈皆様こんにちは。いよいよ年末も差し迫って参りました。 皆様、いかがお過ごしでしょうか。年末商戦の真っ直中に選挙があり、北朝鮮はミサイルを発射すると云っているし、勘三郎さんは亡くなってしまった。な... 続きをみる
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大井川娯楽センターは、開業60年を超える「東海の娯楽施設」である。東海道本線金谷駅から徒歩5分、といっても所在地が「城山」とあるように、鬱蒼とした森の中、しかも急勾配の山道を数十メートル登らなければならない。小山の頂上から斜面にかけて敷設された「たたずまい」といおうか、劇場の入り口は「階段の途中... 続きをみる
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大衆演劇・劇場界隈・大江戸温泉物語「ながやま」(片山津温泉)
金沢と福井の中間、北陸本線・加賀温泉駅で下車、山側を辿れば山代温泉、山中温泉、海側に赴けば片山津温泉という道程である。東京お台場を本拠地とするスーパー銭湯の覇者「大江戸温泉物語」は、山代温泉には「加賀の本陣・山下家」、片山津温泉には「ながやま」という温泉旅館(系列店)を経営している。その「売り」は... 続きをみる
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JR予讃線鴨川駅下車、県道33号線を坂出方面に進み、まもなく左折すると踏切、それを渡って後は道なりに直進、ややきつい登り道になるが、一息頑張ってヘアピンカーブを曲がりきると、右手高台に「城山(きやま)温泉」は建っている。案内パンフレットには「五色台の峰が空に溶け込み遙か、塩飽の島々の姿を銀色の瀬... 続きをみる
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鳥取・はわい温泉千年亭に赴く。館内にある「三匹のこぶ座」で公演中の大衆演劇を観るためである。案内ではJR倉吉駅からタクシーで約10分とあるが、路線バスも通っている。館内の雰囲気は「千年島の一軒宿」と銘打たれているが、鄙びた風情は皆無、東郷湖の畔に「君臨」する豪華旅館といった趣きで、絨毯を敷き詰め... 続きをみる
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早朝に自宅を出発、新幹線で東海健康センターに向かう。「鹿島順一劇団」(座長・三代目鹿島順一)の舞台を見聞するためである。東海健康センターへは、名古屋駅から地下鉄東山線、鶴舞線と乗り継いで約30分、赤池駅で下車、時計台前から30分毎発の送迎バスに乗車、約5分で到達する。そこは文字通り、「東海... 続きをみる
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JR東海道本線浜松駅から豊橋、蒲郡と乗り継いで、午前9時30分、みかわ温泉海遊亭の送迎バスに乗車。蒲郡駅からの乗客は、もう一人、中年の女性のみ。曰く「お友達の話だと、今月の劇団は先月よりよくないそうですよ」。さもありなん、大衆演劇ファンの大半は、豪華で派手で賑々しければ満足するものなのだ。眉毛の... 続きをみる
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大衆演劇の第三部(または二部)は舞踊・歌謡ショー、そのラストを飾る「フィナーレ」は、それぞれの劇団が、おのがじし趣向を凝らし、文字通り「百花繚乱」といった景色・風情を醸し出している。かつて、「劇団ママ」を率いていた女座長・若水照代は、純白のドレスに身を包み、客席後方の暗がりから、静かに登場、バック... 続きをみる
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「鹿島順一劇団」が演じる「芝居」は、その主題、役者の演技力において他を凌駕している。大衆演劇の「芝居」の主題は、儒教・仏教・神道など、伝統文化に基づいた「礼節」「義理(仁義)」「忠孝」「因果応報」「滅私奉公」「報恩」といった価値観にかかわりながら、終局は「人情」(親子・兄弟の家族愛)の機微に帰結す... 続きをみる
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大衆演劇の役者は、テレビ(映画)俳優と違って、「やり直し」(NG)ができない。また、歌舞伎、新派、新劇などの役者と違って、(多くの場合)「台本」がない。さらに、芝居・舞踊ショーの「演目」は、「日替わり」が原則である。したがって、つねに最低30本以上の「演目」を準備することが不可欠であり、昼夜... 続きをみる
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さて、大衆演劇の「大衆」(観客)の中で見逃せない存在がある。 私が行きつけの「健康センター」、舞台は二部の「舞踊ショー」に移っていた。ふと気がつくと、私の右隣に老女が一人、座布団に座って、何やらつぶやいている。しかも、うつむいたままで、ほとんど舞台の方を観ていない。舞踊の音楽に合わせて、身体を動... 続きをみる
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【劇団絆&劇団時遊】(座長・錦蓮&遊也)〈平成24年5月公演・大阪梅南座〉 この劇団は昨年12月に、(二座合同で)旗揚げ、ほぼ半年が経過とのこと、私は初見聞の舞台である。芝居の外題は「天保水滸伝・笹川の花会」。配役は、洲崎政吉に澤村碧、笹川繁蔵に(座長・錦蓮)、国定忠治に(座長・遊也)、まではわか... 続きをみる
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【劇団 座・笑泰夢】(総座長・見海堂駿)〈平成20年10月公演・佐倉湯ぱらだいす〉 私は、若き日の「見海堂俊」(当時30歳)を知っている。「劇団ママ」(座長・若水照代)の林友廣(当時22歳)、「劇団見城」の見城たかし(当時28歳)、「劇団わかば」(座長・若葉しげる)の若葉愛(当時28歳)、「里... 続きをみる
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【南條光貴劇団】(平成20年4月公演・「岩瀬城総合娯楽センター」) プログラムは第一部「ハルキの女」、第二部「おみつかんざし」、第三部「舞踊ショー」。私の目的は、第一部「ハルキの女」を観ることが第一、女優・光城直貴の舞台を確認することである。「ハルキの女」は、大衆演劇屈指の傑作、私は「鹿島順一劇... 続きをみる
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大衆演劇・劇団素描「劇団扇也」(座長・三河家扇弥・仁蝶拓也)
【劇団扇也】(座長・三河家扇弥、仁蝶拓也)〈平成21年7月公演・千代田ラドンセンター〉 午後1時過ぎに劇場到着。芝居の外題は「新・弁天小僧菊之助」だったが、開演は... 続きをみる
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【鹿島順一劇団】(平成20年9月公演・石和温泉・スパランドホテル内藤) 芝居の外題は、昼の部「大江戸裏話・三人芝居」。私は、この劇団の全く同じ舞台をほぼ半年前(平成20年2月公演)、川越・小江戸座で見聞している。以下は、その時の感想である。 〈「大江戸裏話・三人芝居」は、もう店じまいをしようとし... 続きをみる
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【鹿島順一劇団】(座長・三代目鹿島順一)・〈平成23年10月公演・大阪オーエス劇場〉 今日は三代目座長20歳の誕生日とあって、南條隆、龍美麗、南條勇希、大導寺はじめ、豊島屋虎太朗といった面々がゲスト出演で「ダブルの大入り」という盛況ぶりであった。芝居の外題は「吉五郎懺悔」。名うて... 続きをみる
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【鹿島順一劇団】(座長・三代目鹿島順一)〈平成23年6月公演・大井川娯楽センター〉 芝居の外題は「新月桂川」。私はこの芝居を、ほぼ2年前(平成21年7月)、ここ大井川娯楽センターの舞台で見聞している。以下はその時の感想である。〈芝居の外題は「新月桂川」。敵役・まむしの権太、権次(二役)を好演してい... 続きをみる
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今日は「鹿島順一劇団」の特選狂言「マリア観音」の公演日、それを観るために、はるばる(昨日は大阪途中下車、二劇場で観劇)広島までやってきた。劇場は「ゆーぽっぽ」。バス停の名前は「上小田」。たしかJR広島駅前⑧乗り場からバスが出ているはずだと、そこへ行き、路線図を見たが「上小田」という停留所名が見当... 続きをみる
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【鹿島順一劇団】(座長・三代目鹿島順一)〈平成23年11月公演・苫田温泉乃利武〉 芝居の外題は「武士道くずれ」。幕が上がると、そこは硝煙立ちこめる戦場、今しも飛び出してきた一人の若武者・秋月一馬(幼紅葉)が、官軍の銃弾を浴びて倒れ込む。すかさず、戦友の直参旗本・真壁孝平(座長・三代目鹿島順一)が駆... 続きをみる
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【鹿島順一劇団】(座長・三代目鹿島順一)〈平成23年11月公演・苫田温泉乃利武〉 幕が上がると、そこは漁師町の貧しい家内、一人の娘・お房(幼紅葉)が針仕事の最中、どこからともなく大漁節の唄声が流れてく... 続きをみる
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【鹿島順一劇団】(座長・三代目鹿島順一)〈平成23年12月公演・高槻千鳥劇場〉 芝居の外題は「心模様」。時代は明治から昭和初期にかけて(?)、役人の給料が2~3円の頃、場所は、貧しい人々のために医療を続ける橋本医院の一室、「それでは、先生、お大事に・・・」などと的外れな言葉をかけて、異様な風体の患... 続きをみる
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【鹿島順一劇団】(座長・鹿島順一)〈平成21年5月公演・九十九里太陽の里〉 芝居の外題は、「仇討ち絵巻・女装男子」。開幕前のアナウンスは座長の声で「主演・三代目鹿島虎順、共演・《他》でおおくりいたします」だと・・・。何?「共演《他》」だって?通常なら、「共演・花道あきら、春日舞子・・・。」などと... 続きをみる
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【鹿島順一劇団】(座長・三代目鹿島順一)〈平成23年2月公演・みかわ温泉海遊亭〉 第一部・芝居の外題は「恋の辻占」。時代人情剣劇だが、そう単純な筋書ではない。主人公・宇太郎(三代目・鹿島順一)は、幼いときに母と死別、父とも生き別れになって股旅暮らしを続けていた。ある一家に草鞋を脱いだが、親分の娘・... 続きをみる
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【鹿島順一劇団】(座長・三代目鹿島順一)〈平成24年2月公演・大阪梅南座〉 芝居の外題は「悲恋流れ星」。生まれつき顔半分に疵のあるヤクザ・弁太郎(座長・三代目鹿島順一)の悲恋物語である。もともと「若い女に相手にされるはずもない」と諦めていた弁太郎が、ひょんなことから、盲目の娘・お花(春夏悠生)を助... 続きをみる
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【鹿島順一劇団】(座長・鹿島順一)〈平成21年5月公演・九十九里太陽の里〉 芝居の外題は「里恋峠」。その内容は「演劇グラフ」(2007年2月号)の〈巻頭特集〉で詳しく紹介されている。それによると「あらすじ」は以下の通りである... 続きをみる
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【鹿島順一劇団】(座長・鹿島順一)〈平成20年3月公演・小岩湯宴ランド〉 昼の部、芝居の外題は「紺屋高尾」、舞踊ショーは「女形大会」、夜の部、芝居の外題は「忠治御用旅」、舞踊ショーは「人生劇場」、いずれも特選狂言と銘打っていた。観客は「大入り」、以前「どこまでもつか?」とほざいていた客も顔を見せ... 続きをみる
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【鹿島順一劇団】(平成20年2月公演・川越・三光ホテル「小江戸座}) 芝居の外題は、昼の部「会津の小鉄」(主演・花道あきら)、夜の部「一羽の鴉」(主演・蛇々丸)。昨年11月、柏健康センターみのりの湯で、初めて「鹿島順一劇団」を観たとき、「目を空いたまま」盲目の役を... 続きをみる
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【鹿島順一劇団】(座長・鹿島順一)〈平成21年4月公演・東洋健康センターえびす座〉 東北新幹線郡山駅からバスで20分、磐越西線喜久田駅(無人駅)から徒歩15分... 続きをみる
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【鹿島順一劇団】(座長・鹿島順一)〈平成21年1月公演・つくば湯ーワールド〉 芝居の外題は「六十一・賀の祝」。還暦を迎える父(座長・鹿島順一)とその息子たち(兄・花道あきら、弟・春大吉)の物語である。兄は、父の羽振りのよかった時期に物心ついたので、好条件の教育を受けられたが、弟は父の凋落時に生ま... 続きをみる
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【鹿島順一劇団】(座長・鹿島順一)〈平成21年1月公演・つくば湯ーワールド〉 芝居の外題は「人生花舞台」。この劇団、この演目の見聞は3回目、今回の配役は大幅に様変わりした。元・歌舞伎役者(老爺)の主役が、座長・鹿島順一から蛇々丸へ、清水の次郎長が花道あきらから座長へ、一家子分の大政が蛇々丸から花... 続きをみる
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【鹿島順一劇団】(座長・鹿島順一)〈平成21年5月公演・九十九里太陽の里〉 今日は座長・鹿島順一、54歳の誕生日、といっても特別な趣向があるわけではなく、強いて挙げれば、芝居の主役を三代目・虎順と交代 したくらいであろう。外... 続きをみる
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「鹿島順一劇団」の《魅力》とは何だろうか。ひと言で言えば、「レンゲソウ」の魅力とでも言えようか。俗に「やはり野に置け蓮華草」と言われるように、「大衆演劇」の《本分》をわきまえている、その《奥ゆかしさ》がたまらない魅力なのである。ある劇場での一コマ、舞台がはねてからの客席での会話。客「素晴らしかっ... 続きをみる