梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

2023年1月のブログ記事

  • 新型コロナ「2類相当から5類へ」の《根拠》

     政府は「新型コロナウィルス感染症」の位置づけを「2類相当」から「5類」に引き下げることを決定した。その根拠は何か。  私はこれまで厚生労働省ホームページで示される数値をエクセル入力して、「陽性者数」「入院治療を要する者の数」「重症者数」「一日当たりの新規死者数」の推移を見てきた。そのグラフは以下... 続きをみる

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  • 二葉あき子の《歌唱力》

     二葉あき子の歌を聴いたことがあるだろうか。私が初めて彼女の歌を聴いたのは「夜のプラットホーム」(奥野椰子夫作詩・服部良一作曲・昭和21年)であった。昭和26年2月,当時6歳だった私は,父と祖母に連れられ,住み慣れた静岡から東京に向かうことになった。静岡には母の実家があった。満州で生まれた私は,す... 続きをみる

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  • 尾身茂会長のインタビュー

     1月13日夜のNHKニュース番組で「尾身会長に聞く」というインタビューが放映された。コロナ感染から1か月後、尾身会長は「突然」姿を現したことになる。私は昨年12月末に「おそらく「重症化」することなく「軽快」しただろうと想像はできるが、報道関係者も沈黙を続けているのはなぜか。」と書いたが、その想像... 続きをみる

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  • 「コロナ死者過去最多」

    「東京新聞」1月13日付け朝刊1面のトップ記事の見出しは「コロナ死者過去最多 なぜ更新」「『未把握の感染者』増影響」「専門家『第7波超えている』「死者の高齢化強まる 都内、97%が60代以上」「ワクチン接種伸び悩みも一因」であった。  その内容は要するに、①(現在、第8波の渦中にあるが)死者数は第... 続きをみる

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  • 尾身茂会長の《異常事態》

     政府の新型コロナウィルス感染症対策分科会の尾身茂会長がコロナに感染してから1か月が経過したが、いまだに感染後の様子について全く音沙汰がないのはどうしたことか。 私は昨年12月末(23日)にも以下の駄文を綴った。   〈政府の新型コロナウィルス感染症対策分科会の尾身茂会長がコロナに感染してから10... 続きをみる

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  • 専門家の「見解」

     1月7日の「yahooニュース」に「軽症が多いはずのオミクロン株で、新型コロナ死亡者数が過去最多 理由は?」というタイトルで専門家(倉原優氏・国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科医)が見解を発信している。新型コロナ死亡者数は、ここにきて1日当たり300人~400人を推移しているが、すべて... 続きをみる

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  • 私の《体調管理》・10

     「・・・アア、キモチワルイ」が口癖になってから4年が経過した。その口癖は今もなおらない。現在、私は三つの慢性疾患をかかえている。その一は「前立腺肥大」、その二は「陳旧性心筋梗塞」、その三は「逆流性食道炎・機能性ディスペプシア」である。そのため、泌尿器科、循環器内科、消化器内科に通院、合計14種類... 続きをみる

  • 排他主義

     1月5日の新型コロナウィルス感染症による死者は498人で、1日当たりの死者数としては過去最多となった。しかし、政府も専門家もマスコミも、そのことに関しては、それ以上に触れようとしない。本来なら「世間のトップニュース」に値すると、私は思うが、なぜなのだろうか。「ニュースバリューがない」ということな... 続きをみる

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  • 「ありがとう」

     今年の目標は「他者のために奉仕する」だ。では、それが達成されたかどうかは、どうやって判断するか。自分の「したこと」に対して他者が「ありがとう」と言ってくれたとき、「奉仕できた」と考えてよいのではないか。他者が「家族」「友人」「知人」である場合はもちろんだが、「見ず知らずの他人」でなければ価値がな... 続きをみる

  • 2023年・「一年の計」

     79回目の元旦だ。健康寿命がつきる73歳までは、「もうやるべきことはやり尽くした。いつ死んでも悔いはない」と思っていたが、急性心筋梗塞を発症、一命を取り留めてからは「決して自分の力だけで生きているのではない。他者によって生かされているのだ」と思うようになった。にもかかわらず、去年の目標は「大晦日... 続きをみる

  • 除夜

     今日は大晦日である。今年の目標は「大晦日まで生き延びる」ということだったが、「やっとの思いで」達成できた。しかも「自分の力で」というよりは、「周囲に支えられて」という点が重要だ。感謝の気持ちを忘れてはいけない。  コロナ禍は3年間続いているが、いっこうに収まりそうもない。加えてインフルエンザも流... 続きをみる