東京新聞3月18日付け朝刊(2面)に、佐藤正明氏の漫画が載っている。タイトルは「モリジゴク」、国会議事堂をバックに大きな穴、その底には森友学園籠池元理事長が大きな口を開けて待っている。穴の斜面をずり落ちそうな二人の女性、一人は稲田防衛相、独りでもがいている。もう一人は安倍首相夫人、安倍首相の手に... 続きをみる
2020年8月のブログ記事
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「森友学園」の籠池理事長は、小学校の建設に当たって安倍首相から100万円の寄付を頂いた旨の発言をした。安倍首相は「寄付はしていない」と否定している。それは当然の話で、もし「寄付した」と言えば、直ちにこれまでの「森友学園とは一切関わっていない」という言辞が、すべて《嘘》になるからである。口が裂けて... 続きをみる
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東京新聞6月11日付け朝刊「本音のコラム」(27面)に、法政大学教授・山口二郎氏が「文明か野蛮か」という一文を寄せている。「この一週間の国会審議を見て、日本の議会政治の崩壊は最終段階に入ったと痛感した」という書き出しに始まり「われわれも文明人でありたいなら、黙っていてはならないのである」と結んで... 続きをみる
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東京新聞・2月16日付け朝刊(1面)トップに「『富の集中』日本も資産の2割 2%の富裕層に」というタイトルの記事が載っている。その冒頭では「2015年に1億円以上の金融資産を持っていた富裕層の世帯数は『アベノミクス』が始まる11年に比べ、40万世帯(50.2%)増えたことが野村総合研究所の調査で... 続きをみる
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2017年2月25日(土) 晴 東京新聞2月24日付け夕刊(1面)トップには「首相『妻は名誉校長辞任』『児童らに迷惑かける』 『森友学園』予算委で応酬」という見出しの記事が載っている。また、翌日25日付け朝刊(1面)トップ記事は「森友学園への国有地売却『交渉記録既に破棄』財務省 保存1年未満と規... 続きをみる
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中部大学教授・武田邦彦氏が昨日(8月29日)のブログで、安倍首相の辞任表明について、科学者の立場から所感を述べている。そこでは、まず安倍首相は「立派な首相であった」とし、歴代の伊藤博文、吉田茂、池田勇人にも匹敵するA級クラスの「実力者」だったと評価している。その理由として、外交手腕が出色だったこ... 続きをみる
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安倍首相は、「森友学園」への国有地売却に関して「私や妻、事務所を含めて一切関わっていない。関係していたなら、首相も国会議員も辞める」と明言した。《一切関わっていない》ということが、《土地売買の「取引」に》ということであれば、当然のことであろう。一国の首相がそのような「取引」に直接に関わるはずはな... 続きをみる
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「夜と霧」(ヴィクトール・フランクル・みすず書房・1956年)
久しぶりに、ということはおよそ40年ぶりに「夜と霧」(ヴィクトール・フランクル, 霜山徳爾訳・みすず書房・1956年)という本を読んだ。〈ドイツ強制収容所の体験記録〉という副題がついている。なぜ読んだのか・・・。たしか、この本の著者は心理学者ではなかったか。そして「人間の生活にとってニコチンと... 続きをみる
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映画「ドイツ零年」(監督・ロベルト・ロッセリーニ・1948年)
DVDで「ドイツ零年」(監督・ロベルト・ロッセリーニ・1948年)を観た。舞台は戦後まもなくのベルリン・・・。廃墟と化したビル群、至る所に瓦礫の山、その中をフォルクスワーゲンが行き交っている。まさに古代遺跡のような敗戦の都市で、健気にも12歳の少年が大人に混じって働いている。場所は共同墓地、仕事... 続きをみる
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映画「カサブランカ」(監督マイケル・カーチス、原作マーレイ・バーネット、出演ハンフリー・ボガード、イングリッド・バーグマン、ポール・ヘンリード、クロード・レインズ・1942年)《「世界名作映画BEST50」DVD・KEEP》を観た。「作品解説書」には以下の通り述べられている。〈この映画を見ずして... 続きをみる
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映画「肉弾鬼中隊」(監督・ジョン・フォード・1934年、世界名作映画DVD)を観た。解説には〈ジョン・フォード監督としては珍しい戦争映画。第一次大戦中、砂漠に迷って敵に囲まれてしまった英国中隊が反抗するかという壮絶なアクションをお楽しみいただきけます〉とあったが、内容は「壮絶なアクション」とは無... 続きをみる
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映画「紳士は金髪がお好き」(監督ハワード・ホークス・1953年・アメリカ)
映画「紳士は金髪がお好き」(監督ハワード・ホークス、出演、マリリン・モンロー、ジェーン・ラッセル、チャールズ・コバーン、1953・アメリカ)〈DVD「世界名作映画BEST50 KEEP〉を観た。「作品解説書」では以下の通り述べられている。〈「ナイアガラ」で悪女として登場したマリリン・モンローを、... 続きをみる
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映画「コロラド」(監督ヘンリー・レヴィン、原作ボーデン・チェイス、出演グレン・フォード、ウィリアム・ホールデン、エレン・ドリュー、レイ・コリンズ)《「世界名作映画BEST50」DVD・KEEP》を観た。「作品解説書」には以下の通り述べられている。〈グレン・フォードとウィリアム・ホールデンの二大俳... 続きをみる
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「ここを過ぎて哀しみの市(まち)」とは太宰治の言葉だが、その意味が、ようやく実感としてわかるようになってきた。「哀しみ」とは喜怒哀楽の一つ、私たちにとって、最も切ない、しかし大切な感情であろう。人は、思いが叶えられない時、自分が必要とされていないと感じた時、そしてまた、自分で自分を必要としなくな... 続きをみる
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DVDで映画「巴里の屋根の下」(監督・ルネ・クレール・1930年)を観た。この映画はルネ・クレール監督のトーキー第一作目の作品である。だから、まだサイレント時代の空気が色濃く残っている。登場人物の会話の詳細は語られず(表情、ジェスチャーだけでパントマイム風に描出され)、要点(結論)だけが手短に「... 続きをみる
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映画「ブローニュの森の貴婦人たち」(監督・ロベール・ブレッソン・1944年)
DVDで映画「ブローニュの森の貴婦人たち」(監督・ロベール・ブレッソン・1944年)を観た。舞台はパリ、登場人物は貴族の女性・エレーヌ(マリア・カザレス)、その恋人・ジャン(ポール・ベルナール)、エレーヌの故郷の隣人(リュシェンヌ・ホガエル?)の娘・アニエス(エリナ・ラブルテッド)。 タイトル... 続きをみる
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DVDでフランス映画「自由を我等に」(監督・ルネ・クレール・1931年)を観た。まだサイレント時代の面影が残る映像で、あのチャップリンのスラップ・ステックコメディともどこか共通する作品であった。冒頭場面は刑務所の中、囚人達が「流れ作業」で玩具の馬を作っている場面から始まる。その中で同房のルイとエ... 続きをみる
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「東京新聞」朝刊1面のトップ記事は「都知事『帰省・旅行控えて』お盆・夏休み 首相は自粛求めず」という見出しであった。そこでは、《お盆期間中の帰省を巡る発言》として、小池都知事は「この夏はコロナに打ち克つことが最優先となる夏。特別な夏として旅行・帰省を控えて」(6日の記者会見)といい、安倍首相は「... 続きをみる
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「東京新聞」朝刊1面のトップ記事は「お盆帰省 政府ちぐはぐ」「西村担当相『慎重に考えて』、菅官房長官一律自粛を求めず」という見出しで、要するに2日、3日の記者会見において「Go To トラベル」に関する政府の説明・見解が「矛盾している」ことを指摘する内容だった。 この記事は村上一樹、井上峻輔と... 続きをみる
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テレビで放映された映画「聲の形」(監督・山田尚子・2016年)をDVDに収録、鑑賞した。このアニメーションはウィキペディア百科事典では、以下のように紹介されている。 〈『映画 聲の形』は、京都アニメーション制作の長編アニメーション映画。2016年公開。監督は山田尚子。原作は大今良時による漫画『... 続きをみる
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私は2か月前(6月5日)に「コロナ禍の《実相》」という駄文を綴った。その冒頭で「《感染者数》でコロナ禍の現状を表そうとすることは誤りである。」と書いたが、為政者も、専門家も、テレビ、新聞、雑誌等のマスメディアも、一向にその《誤り》を訂正しようとしない。「感染者数」でコロナ禍の現状を表そうとするこ... 続きをみる
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今日から8月、今年の梅雨は長引いたがまもなく明けるだろう。梅雨が明けたら《夏籠り》だ。去年は(梅雨明けが早かったので)6月末から9月まで《夏籠り》に入ったが、今年は《地球温暖化》が収まったせいか、太平洋高気圧の勢力が強まらなかったか? 《夏籠り》の条件は、気温が30℃を超えることである。その場... 続きをみる