今日の東京新聞朝刊2面、3面に週刊誌の広告が載っている。そこには以下のような文言が見える。《「接種後死亡」1カ月で47件増加 コロナワクチン「不都合なデータ」から目を背ける「河野太郎」の妄言 河野大臣がファイザー初期治験結果で安全性を謳う愚 「データ不開示を取り消せ」ついに国を訴える福島名誉教授... 続きをみる
新型コロナウィルスのブログ記事
新型コロナウィルス(ムラゴンブログ全体)-
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政府は「新型コロナウィルス感染症」の位置づけを「2類相当」から「5類」に引き下げることを決定した。その根拠は何か。 私はこれまで厚生労働省ホームページで示される数値をエクセル入力して、「陽性者数」「入院治療を要する者の数」「重症者数」「一日当たりの新規死者数」の推移を見てきた。そのグラフは以下... 続きをみる
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1月13日夜のNHKニュース番組で「尾身会長に聞く」というインタビューが放映された。コロナ感染から1か月後、尾身会長は「突然」姿を現したことになる。私は昨年12月末に「おそらく「重症化」することなく「軽快」しただろうと想像はできるが、報道関係者も沈黙を続けているのはなぜか。」と書いたが、その想像... 続きをみる
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「東京新聞」1月13日付け朝刊1面のトップ記事の見出しは「コロナ死者過去最多 なぜ更新」「『未把握の感染者』増影響」「専門家『第7波超えている』「死者の高齢化強まる 都内、97%が60代以上」「ワクチン接種伸び悩みも一因」であった。 その内容は要するに、①(現在、第8波の渦中にあるが)死者数は第... 続きをみる
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政府の新型コロナウィルス感染症対策分科会の尾身茂会長がコロナに感染してから1か月が経過したが、いまだに感染後の様子について全く音沙汰がないのはどうしたことか。 私は昨年12月末(23日)にも以下の駄文を綴った。 〈政府の新型コロナウィルス感染症対策分科会の尾身茂会長がコロナに感染してから10... 続きをみる
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政府の新型コロナウィルス感染症対策分科会の尾身茂会長がコロナに感染してから10日余りが経過した。当初、7日間程度「自宅療養」するとされていたが、感染後の様子について全く音沙汰がないのはどうしたことか。おそらく「重症化」することなく「軽快」しただろうと想像はできるが、報道関係者も沈黙を続けているの... 続きをみる
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12月12日付けの産経新聞に以下の記事が載っている。 〈尾身茂会長がコロナ感染 喉に違和感 2022/12/12 20:11 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(73)が新型コロナに感染したことが12日、分かった。尾身氏が理事長を務める公益財団法人「結核予防会」が発表し... 続きをみる
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新型コロナウィルス感染症による死亡者は、12月4日現在50334人と公表されているが、これまでどのような推移をたどってきたのだろうか。 1日あたりの「新規死者数」は以下のグラフに示されたとおりである。 *(グラフ) これを見ると、「第1波」「第2波」のピークはは20人前後、「第3波」「第4波... 続きをみる
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デジタル庁の資料によれば、12月1日の時点で、新型コロナワクチンの接種状況は、1回目・全人口の77.73%、2回目・77.22%、3回目・67.01%、4回目38.98%、5回目7.89%ということである。 これまでに、全国民のほぼ70%が3回目のワクチン接種を終えているが、4回目以降は40%... 続きをみる
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ここのところ、新型コロナウィルス感染症による1日あたりの死亡者は、100人を超える日が目立ち、これまでの累計では49000人を突破し、5万人に達するのも時間の問題だろう。感染者数(陽性者数)は累計で2451万人余りだから、致死率は0.2%程度である。死亡者はほとんどが70歳以上だから、最も気をつ... 続きをみる
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厚生労働省のホームページで、新型コロナウィルス感染症の「国内の発生状況」を見ると、11月21日現在、「PCR検査人数」は約8043万人(累計)で、そのうち「陽性者数」は約2381万人(累計)、「入院治療等を要する者の数」は約55万人(現在数)、「重症者数」は259人(現在数)である。これまでに全... 続きをみる
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厚生労働省のホームページ、新型コロナウィルス感染症の「国内の発生状況」によれば、2022年9月9日現在、死亡者数(累計)は42101人である。2020年3月27日の死亡者数は62人だったから、この2.5年間でで、約680倍に増加したことになる。その間、感染拡大は7波に及んだが、それぞれの時期で死... 続きをみる
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「東京新聞」2月20日付け朝刊1面に「コロナ 5類に引き下げたら何が変わる?」という見出しの記事が載っている。新型コロナウィルスの感染症法上の位置づけを「2類相当」から「5類」に引き下げるべきだという意見が与野党から出ているが、岸田首相は17日の記者会見で「今、まだ感染拡大の心配が世の中にあり、... 続きをみる
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私は2020年3月26日から、厚生労働省のホームページに記されている新型コロナウィルス感染症の「国内の発生状況」の中から、①PCR検査実施人数、②陽性者数、③入院・治療を要する者の数、④重症者数、⑤退院者数、⑥死亡者数の《推移》をエクセルに入力して見てきた。ほぼ1年10か月後の現在、①31743... 続きをみる
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新型コロナワクチンの1回目から3週間たったので、昨日(10月8日)2回目の接種を受けるため、駅前病院に赴いた。前回と違って、今回は小児科外来の診察室で、(女医が)個別に注射をする。なぜ小児科なのかと思っていたが、なるほど小学生が数人、保護者同行でワクチン接種に来ていた。これからは「小児」に重点を... 続きをみる
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私は新型コロナワクチンを「当分の間」(安全性が確認されるまで)打たないつもりだったが、先日(9月14日)の定期診察で主治医が「あなたの場合、心筋梗塞を経験しているので、新型コロナに感染した場合、発症・重症化のリスクが高いと思われます。だからワクチンを打つことをお勧めします」と言った。「血液サラサ... 続きをみる
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第6は、言うまでもないことだが、「新型コロナウィルス感染症」という疾患に対して《どのような治療を施せばよいか》を明らかにし、《誰でも》《いつでも》《どこでも》的確な診断と治療が受けられるようにすることである。 それは(専門家がその気になれば)むずかしいことではない。厚生労働省のホームページ(国... 続きをみる
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第4は、「新型コロナワクチン」に関する情報を《透明化》することである。現在、6300万人余りが接種を終えた。ほぼ国民の2人に1人の割合である。このワクチンの効果は《発症や重症化を防ぐ》ことであり《感染を防ぐ》ことではない。だから、ワクチンは《自分の身を守る》ために打つのである。ところが、ワクチン... 続きをみる
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第3は、感染者イコールPCR検査陽性者という意味づけを変えて、感染者イコール発症者という意味にすべきである。この疾病が指定感染症(2類相当)に位置づけられているので《無症状の陽性者》も感染者に含まれるという考えなのだろうが、あまり有効とは思えない。PCR検査陽性者のうち、何人が発症者(患者)なの... 続きをみる
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第2は、明らかにした「新型コロナウィルス感染症」の《病態》によって、指定感染症の《位置づけ》を《再検討》(見直し)することである。現在「指定感染症」(2類相当)に位置づけられているが、そのままの状態でよいか。2類相当の疾病は「急性灰白髄炎」「ジフテリア」「SARS」「結核」「鳥インフルエンザ」だ... 続きをみる
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昨今の「コロナ禍」に関して、今、何をすべきか。 まず第1に、専門家は「新型コロナウィルス感染症」という疾病の特性・特徴を、客観的に(根拠を示して)明らかにすることである。特に、これまでの経過(臨床経験)から得た知見にもとづいて、感染率、発症率、感染経路、症状、治療方法、治癒率、致死率、予防法等を... 続きをみる
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《ワクチン接種は何のためにするか。いうまでもなく感染予防のためだ。》と、私は(前回)書いたが、それは《誤り》であることがわかった。ワクチンで感染は防げない。防ぐことができるのは《発症》だということだ。つまり、ワクチンを接種していれば、感染しても発症しない、もしくは軽症で治まるということらしい。な... 続きをみる
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新型コロナワクチンを接種するか、しないかは「自由」である。しかし最近、「接種していなければ○○できない」などと、接種を《条件》とする風潮がある。「接種は自分のためにするのではない。《公共の福祉》のためにするのだ」といった同調圧力が感じられる。「みんながコロナに罹らないようにするためには、みんなが... 続きをみる
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米ジョンズ・ホプキンズ大の集計(「東京新聞」朝刊連載・「世界の新型コロナウィルス感染者」)によれば、7月1日現在、世界の新型コロナウィルスの感染者は1億8221万4039人で、感染率(感染者数÷総人口)は約2.3%である。 国別では、最多が米国で3366万5034人(感染率約10.2%)で、以下... 続きをみる
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保健所から「新型コロナウィルスワクチン予防接種のお知らせ」という封書が届いた。中には、①新型コロナワクチン接種のお知らせ、②新型コロナワクチン予防接種についての説明書、③新型コロナワクチン接種の予診票、④接種票、⑤予防接種済証等の文書が入っている。②の「説明書」を読むと、以下の記述が気になった。... 続きをみる
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「何が何だかわからない」という文言は、昔から慣用句としてあったが、これほど今の世の中に当てはまる言葉はない。まさに《何が何だかわからない御時世》なのである。 コロナの関連死は1日あたり30人~60人を前後している。では、国内で1日あたり何人が死ぬか。少なく見積もっても3000人だから、コロナの... 続きをみる
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4月1日のYahooニュースに以下の記事が載っている。 〈政府は1日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、大阪、兵庫、宮城の3府県を対象に「まん延防止等重点措置」を適用すること決めた。基本的対処方針分科会の尾見茂会長は記者会見で、4月から開始が予定されている高齢者へのワクチン接種が終わる... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・31・《■「もうすぐ収束、東京五輪は必ずできる」》・【完】
■「もうすぐ収束、東京五輪は必ずできる」 【小川】渡航制限を今後どうすべきか。アメリカやヨーロッパ。 【上久保】我々のリスクスコアを見ればわかる。医療崩壊が起こるレベルで感染爆発するようなリスクを事前に示せるから、それを適用する。 【小川】テキサスのリスクスコアは高かった。 【上久保】カリフォルニ... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・30・《■新型コロナのワクチン接種は危ない》
■新型コロナのワクチン接種は危ない 【小川】ワクチンについて伺いたい。 【上久保】(既感染が殆どなので)ワクチンは必要ない。風邪なんだからワクチンは作れないはずだ。一般的にワクチンは、強い特徴を持つ感染症であれば作りやすいが、無症候が多数であるような、特徴の希薄な感染症では作りにくいものだ。 【小... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・29・《■危機を煽る専門家とは何者か》
■危機を煽る専門家とは何者か 【小川】専門家は、一人ひとりがたこつぼの自分の知識を持っているので、トータルな、ザクッとした理解が妨げられている。 【上久保】全体が分からないと、マクロの現象は見えてこない。遠近法が取れないから。【小川】当初、ウィルスが変異をして危険な症状が出ていた。これは武漢の情報... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・28・《■検査より大切な事とは》
■検査より大切な事とは 【上久保】本当に正しい診断法は「あなた、若いですよね。100%大丈夫です」「あなた外出して人と接触していますよね。大丈夫ですね」。これが一番正しい検査法だ。抗体検査は、いずれにせよ疑陽性、疑陰性が出るから。 【小川】「外出して人と接触しているなら大丈夫」という状況が一番の検... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・27・《■カットオフ値が決め手だ》
■カットオフ値が決め手だ 【上久保】カットオフ値をどう設定するかというのは非常に大切な事だ。カットオフ値というのは、分割点、または病態識別値と言う。検査結果の陽性と陰性を判別する数値だ。カットオフ値から上が陽性で、下が陰性という判定が出る。ウィルスの場合は、その判定を検査キットにさせる。その基準値... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・26・《■抗体検査とは何か》
■抗体検査とは何か 【小川】これだけ騒ぎが世界化して長引くと、抗体を持っているという実証は必要になるか。 【上久保】安心材料としては必要かもしれない。村上康文理科大学教授の検査キットであれば、生データをもとに正確にカットオフ値を決めることはできるだろう。 【小川】村上教授の検査では、5月から8月に... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・25・《■PCR検査を煽った狂気の洗脳》
■PCR検査を煽った狂気の洗脳 【小川】7月11日に、感染者が東京都中心に増えていることに対して、菅義偉官房長官は「東京問題』だと言った。つまり、新型コロナ問題は、小池都知事の政策判断、政治ショーであって、感染症問題ではないと菅さんははっきり言った。そしてGoTo運動を主導した。ところがマスコミの... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・24・《■免疫がなかったイタリアの医者の悲劇》
■免疫がなかったイタリアの医者の悲劇 【小川】今回、医療現場で若い医師が、イタリアなどでかなり犠牲になった。怖がる人はたくさんいるだろう。 【上久保】これは国を閉ざして、免疫が正しく形成されなかったからだ。医師自身がK型に感染できていなかった可能性がある。そこにコロナの感染者がいっぱい押し寄せてき... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・23・《■国を閉めたから劇症化した》
■国を閉めたから劇症化した 【上久保】コロナに関しては何もしたらダメだ。肺炎が起こったら、肺炎に対処したらいい。 【小川】従来のように共存しながら、重症者を防ぐだけが一番よいというわけか。 【上久保】コロナの場合は慌てない方が良い。コロナであることをまず見極める。 【小川】しかし、武漢では、医師も... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・22・《第五章 これからの人類と新型コロナ》
《第五章 これからの人類と新型コロナ》 ■新型コロナはもうすぐ消える 【小川】中国自身がパニックを起こさなければ、世界はどうなっていたか。 【上久保】世界中何も起こらなかったと思う。 【小川】新型が出るのは10年に1度と推定されている。 【上久保】2010年にインフルエンザの流行カーブは抑制されて... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・21・《■日本人に死者、重症者が少なくなった理由》
■日本人に死者、重症者が少なくなった理由 【小川】今回のS型とK型では抗体のでき方に差があるのか。 【上久保】そうだ。S型とK型は中和抗体ができにくい構造になっている。 【小川】中和抗体とはどういう意味か。 【上久保】抗体とは、病原体が体内に侵入したときに、その病原体と戦うために体がつくる「武器」... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・20・《■集団免疫のメカニズム》
■集団免疫のメカニズム 【小川】集団免疫のメカニズムはどうなっているのか。 【上久保】ウィルスのRO値が、一人から何人に感染するかを示す。例えば、2.5人ぐらいにしか感染する力がない場合、周りに50何%の人が既に免疫を獲得していると、もうそれ以上、ウィルスは感染していない人に当たれない。でもROが... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・19・《■免疫があれば発症しても重症化しない》
■免疫があれば発症しても重症化しない 【小川】例えば、エボラウィルスが体内に入ると、強烈なサイトカインストームを起こす。すごい出血をして、瞬間に死ぬ。これはウィルスそのものの毒性が強いから。 【上久保】毒性が強い。でも免疫を持っている人は、そのウィルスに当たっても、何にも起こらない。エボラでもそう... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・18・《■なぜ感染者が突然倒れたのか》
■なぜ感染者が突然倒れたのか 【小川】突然意識不明になって短時間で手遅れになるのは普通の肺炎より恐ろしい。こうした症状の激しさは通常の風邪では考え難く、それで新型コロナへの恐怖が一気に高まった。この症状の激しさについてどう考えるか。 【上久保】それはADEを起こした場合だろう。日本でもK型に感染し... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・17・《第四章 新型コロナウィルスの正体》
《第四章 新型コロナウィルスの正体》 ■新型コロナには免疫しか決め手はない 【小川】職場の女性が、2月半ばに38℃ぐらい発熱してすぐ治まるというこ とがあった。この半年、身近でもちょっとした風邪の症状は随分多い。 【上久保】それはK型だろう。女性の症状は1日で終わってしまうことが多 い。男性で喫煙... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・16・《■K型が一月十三日に入ってきた証拠》
■K型が一月十三日に入ってきた証拠 【上久保】武漢閉鎖は1月23日だ。武漢の人口は約1300万人、武漢閉鎖の噂が流れた途端に、500万人が武漢から中国、世界全土に出て行って、その日には、成田に9000人が移動したと武漢市長が言っている。また、2月3日の衆院予算委員会では、森雅子法相が1月20日から... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・15・《■危ない国はリスクマップでわかっていた》
■危ない国はリスクマップでわかっていた 【小川】インフルエンザから統計的にこうなるというのを割り出したのが疫学。一方でGISAIDからの遺伝子の変異は実証科学だと。 【上久保】何月何日に入ってきているということは実証だ。 【小川】理解にいくつかの段階がある。まず変異があるという理解。変異を遺伝子情... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・14・《■専門家会議の図々しさ》
■専門家会議の図々しさ 【小川】インフルエンザとのウィルス干渉からコロナの変異型を疫学的ー仮定的に見出だしたが、物証の裏付けはないのか。 【上久保】GISAIDがある。その遺伝子データを解析して変異が起こっていることも、我々は論文で証明している。 【小川】スパイクに変異が入るのか。 【上久保】そう... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・13・《■コロナに感染した人はインフルエンザに感染できない》
■コロナに感染した人はインフルエンザに感染できない 【小川】ウィルス干渉のメカニズムを詳しく説明してもらいたい。 【上久保】風邪をひくと熱が出る。なぜかというと、T細胞からサイトカインが出るからだ。サイトカインは、細胞から分泌される低分子のタンパク質で、生理活性物資、生理活性タンパク質とも呼ばれる... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・12・《■コロナのウィルス干渉でインフルエンザが激減》
■コロナのウィルス干渉でインフルエンザが激減 【上久保】結論から言うと、日本は大半が感染し終わって、免疫を持っているという状況になってから久しいと考えている。なぜそう言えるのか。我々はGISAIDを解析して、変異が世界でどういう風に展開してゆくかを明らかにした。当初、中国の研究者が、祖先型のSと発... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・11・《第三章 上久保ー高橋「集団免疫説」とは》
《第三章 上久保ー高橋「集団免疫説」とは》 ■ピークを過ぎると死者数がつるべ落としに 【小川】結論から言うと、集団免疫が達成されて、初めてコロナウィルスの感染拡大、重症者・死者が殆どいなくなるという考えか。 【上久保】そうだ。7月14日の時点での、ヨーロッパの人口百万人あたりの新型コロナウィルス死... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・10・《■ウィルスと人類の間にはシステムが存在する》
■ウィルスと人類の間にはシステムが存在する 【小川】同じウィルスで2月から5月まで世界中でたくさんの人が亡くなった。しかしピークアウトした国はほとんど死亡者が出なくなる。アメリカは3月から5月中旬までに12万人亡くなった。通常、アメリカではインフルエンザで、ひと冬、2万から多くても8万人くらいだか... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・9・《■六十五歳以上のコロナ死亡率は1万人に0.3人》
■六十五歳以上のコロナ死亡率は1万人に0.3人 【小川】歴史の資料を見ていくと、疫病の流行が数年おきにある。高熱が出て、皆死ぬというような。 【上久保】インフルエンザの可能性はある。コロナでスパイクに変異が入ったときに起こる場合もあったかもわからない。今、日本での新型コロナでの死亡者の数が約130... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・8・《■コロナはもともと無症候の風邪》
■コロナはもともと無症候の風邪 【小川】インフルエンザもコロナも風邪だ。風邪は人類の歴史上、ずっと続いてきた。その中で悪性の流行病の記録が何年かに一度どの国の歴史書にも出てくる。 【上久保】そうした記録が変異の時だろう。記録がはっきりしているのがスペイン風邪だ。 【小川】スペイン風邪の死者は大変だ... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・7・《■十年に一度くらいスパイクが変異する》
■十年に一度くらいスパイクが変異する 【小川】ウィルスにも大別して二種類ある? 【上久保】はい。生物の遺伝子、ゲノム核酸にはDNAとRNAがあり、DNAを持つDNAウィルスと、RNAを持つRNAウィルスに分けられる。DNAは人を含むあらゆる生物の遺伝情報を保持して伝える分子だが、このDNAに突然変... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・6・《第二章 コロナウィルスとは何か》
《第二章 コロナウィルスとは何か》 ■ウィルスとは?細菌とは? 【小川】そもそもウィルスとは何かという一番基本から伺いたい。 【上久保】ウィルスは、感染力のある微生物の一つだ。微生物というのは、肉眼では見えない非常に小さな生き物のことだ。菌類や原虫も微生物だ。ウィルスは微生物の中でも最も小さい。自... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・5・《■「集団免疫」を否定したがる人たち》
■「集団免疫」を否定したがる人たち 【小川】上久保先生の集団免疫モデルに疑問をぶつけてくる人が多数いる。不思議なのは抽象的に「仮説じゃないの」というだけで具体的、理論的、方法論的な批判があまり見受けられない。8月13日に村上康文東京理科大学教授による抗体の定量検査システムが発表され、日本人は免疫を... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・4・《■BCGも人種も根拠があやふや》
■BCGも人種も根拠があやふや 【小川】有力な専門家が主張するファクターXとして、人種による差があるという説とBCGの接種が自然免疫を高めたという説があるがの、どうか。 【上久保】免疫の基本的なシステムを理解する必要がある。細菌やウィルスなどの病原微生物がからだの中に入ってくると、まず自然免疫、次... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・2・《第一章 専門家、マスコミの迷妄を正す》
《第一章 専門家、マスコミの迷妄を正す》 ■マスク、三密、清潔もウィルスには全く関係ない 【上久保】三密と、顕微鏡で見ることもできない微少なウィルス(コロナウィルスは0.1マイクロメートル)の飛散や感染とは全然関係がない。三密でも、三密でなくても、うつるときはうつる。マスクも関係ない。不織布マスク... 続きをみる
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厚生労働省のホームページに、新型コロナウィルス感染症の「発生状況」が表示されている。①PCR検査実施人数、②陽性者数、③入院治療等を要する者の数(④うち重症者数)、⑤退院又は療養解除となった者の数、⑥死亡者数。⑦確認中という欄があり、連日、その数値が示されている。 ちなみに1月20日現在の数値... 続きをみる
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「ここまでわかった新型コロナ」(上久保靖彦、小川榮太郎・WAC・2020年)要約・1・《はじめに》
《はじめに》(小川榮太郎) ・2020年9月1日現在、日本での新型コロナウィルスによる死者は累計1249人で、死者全体(推計70万人)の0.1%強に過ぎない。死亡者の平均年齢は79.3歳、院内感染による死亡が4割を超えるとされている。 ・一方、日本経済は(マスコミによる凄まじい煽りを受けて)壊滅的... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・27《おわりに》
《おわりに》(要約) ・「ステイ・クローズド」で日本を元気に! ・通常、ウィルスは変異を繰り返しながら弱毒化して人類との共存を模索する。しかし、遺伝子変異が著しい場合は凶悪なウィルスも誕生することがある。(2002年のSARS、2012年のMERS)“次の波”も今回と同様の幸運に恵まれる保証はない... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・26《Q 新型コロナでは世界中で休校措置がとられていますが、日本でも必要なのでしょうか?》
《Q&A》 Q 新型コロナでは世界中で休校措置がとられていますが、日本でも必要なのでしょうか? A・生徒や学生たちにとって、「対面授業で学ぶこと」は無機質な画面のオンライン授業では得られない貴重な財産となり、重要な権利でもある。コロナ騒動で深刻化するインフィデミックに翻弄されず、冷静に対応すること... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・25《第7章 「失敗の本質」と日本人の死生観》
《第7章 「失敗の本質」と日本人の死生観》(要約) ■グローバル社会の新しい感染症 ・従来のロックダウンが効かないグローバルな現代社会において、感染症との戦いは新しい局面に入った。 ■「失敗の本質」を見つめ、俯瞰的に対応する。 ・これまでの半年間の政府の対応、多くの専門家の発言、メディアの報道など... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・24《Q 喫煙は新型コロナのリスクを高めるのでしょうか?》
Q 喫煙は新型コロナのリスクを高めるのでしょうか? A・賛否両論がある。国際医学誌「NEJM」によれば、ニコチンがウィルス受容体に結合して感染を抑制している可能性が報告されている。WHOや日本呼吸器学会は、喫煙は新型コロナの肺炎や重症化のリスク因子であると主張している。 ・社会的同調圧に影響されず... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・23《Q コロナウィルスは紫外線に当たると死滅しますか?》
Q コロナウィルスは紫外線に当たると死滅しますか? A・紫外線は遺伝子を害する力が強く、細菌やウィルスにも有効に作用する。特にRNA遺伝子のコロナウィルスは短時間の紫外線照射で死滅する。 ・また適量の紫外線が皮膚に当たるとビタミンDが活性化されて免疫力を強化する。 Q コロナウィルスに負けないため... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・22《Q 都道府県をまたぐ往来は、控えたほうが良いでしょうか?》
Q 都道府県をまたぐ往来は、控えたほうが良いでしょうか? A・感染状況や発症状況を総合的に見る限り、往来を控える必要はない。PCR検査数を大幅に増やして“夜の街”を狙い撃ちにして調べた結果「多くの感染者が出た」と騒いでいる。陽性者の大半は若者であり、重症者や死者はほとんど認められない。メディアに煽... 続きをみる
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〈いいか、国民を徹底的に怖がらせるのだ。恐怖に慄けば、国民は思考力がマヒして、正しい判断力を失う。そこが我々のつけめなのだから・・・。 ①コロナで死ぬときには「ゆっくりおぼれ死ぬような」苦しみを味わう。しかも、これまで元気だったのに、突然、体調が急変して、呼吸困難になることがある。 ②... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・21《Q PCR検査は受けたほうが良いのでしょうか?》
《Q&A》 Q PCR検査は受けたほうが良いのでしょうか? A・風邪のような症状があり、感染が疑われる場合は受けたほうがいい。 ・ただし、陽性と判明しても特効薬はないので基本的治療法は(風邪と)同じだ。 ・PCR検査を過大評価する思い込みがコロナ禍を拡大する元凶になっている。 Q 感染した時はどう... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・20《ワクチン幻想を疑え!》
■ワクチン幻想を疑え! ・現代のワクチン開発は、ウィルスや細菌などを弱毒化して用いる古典的方法ではない。ウィルスの特定部位を決めて、そこに結合する特異的抗体をつくらせる遺伝子工学的手法が主流だ。8月20日現在で約169種類以上のワクチンが世界で開発中であり、約30種が臨床試験に入っている。 ・ワク... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・19《過大評価されて混迷を深めるPCR検査》
■過大評価されて混迷を深めるPCR検査 ・PCR検査はRNAウィルスの感染力などとは無関係に、遺伝子の断片を大幅に増幅して超高感度で検出する方法だ。遺伝子の断片を検出できる画期的な検査だが、実施には操作に習熟したスタッフが必要であり、感度と特異度で大きな問題がある。感度が低ければ感染者を見逃すこと... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・18《第6章 「次の波」に向けての処方箋》
《第6章 「次の波」に向けての処方箋》(要約) ■高齢者で高い重症化率と死亡率 ・新型コロナウィルスに対してリスクの高いのは、がんの化学療法を受けている人、糖尿病や生活習慣病のある高齢の「免疫弱者」であり、これらの人々を集中的にケアする必要がある。 ・反対に、若年層や働き盛りの世代は極めてリスクが... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・17《Q 抗体検査で陽性率が大きく異なるのはなぜですか?》
《Q&A》 Q 抗体検査で陽性率が大きく異なるのはなぜですか? A・ウィルスに感染すると1週間ほどでIgMがつくられ、その後に比較的長寿命のIgGがつくられる。コロナウィルスではIgMの血中濃度が1か月ほどで低下し、IgGの血中半減期も約36日と短いことがわかった。このために血中の抗体濃度も感染数... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・16《コロナウィルスの免疫反応と抗体の多様性》
■コロナウィルスの免疫反応と抗体の多様性 ・コロナウィルスのスパイクタンパク質はウィルスの表面に突き出ており、抗体は主にウィルスのスパイクタンパク質と反応する。スパイクタンパク質は大きな分子量(180KD)なので複数の抗原部位があり、複数種類の抗体が産生される。このような抗体を「ポリクロナール抗体... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・15《第5章 コロナウィルスと免疫》
《第5章》コロナウィルスと免疫(要約) ■新型コロナウィルスの標的は免疫弱者 ・今回死亡した人の多くは、高齢者、癌・糖尿病などの基礎疾患を持った「免疫弱者」だった。 ・免疫力が低下するとウィルスが肺の奥まで侵入し、血管の細胞に感染して血液を凝固させる。これで生じた血栓によって肺では呼吸困難を引き起... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・14《Q 新型コロナに対して厳しい国境封鎖やロックダウンは有効だったのでしょうか?》
《Q&A》 Q 新型コロナに対して厳しい国境封鎖やロックダウンは有効だったのでしょうか? A・大阪府の6月の「新型コロナウィルス対策専門家会議」で、大阪大学の中野貴志教授が「データを見る限り営業自粛や外出制限と感染拡大との間に相関性はない」と明言し、その後の分析でもその正しさが確認されている。 ・... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・13《効果が見えない「3密回避」と「接触8割減」》
■効果が見えない「3密回避」と「接触8割減」 ・新型コロナウィルスは「ヒト→ヒト感染」よりも「ヒト→モノ→ヒト」の感染ルートが重要であり、同時期にヒトが密集しなくても、感染者によって汚染されたモノを後から触っても感染することが明らかになっている。「3密回避」「接触8割減」「営業自粛」などを厳しくし... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・12《第4章 死者数から見た日本と東アジアの特異性》
《第4章》死者数から見た日本と東アジアの特異性(要約) ■死者数が少なかった日本 ・日本の死者数は3月上旬から増え始め、3月末で81名だった。6月頃に1千人に達する可能性が予測されたが、実際には6月29日の時点で972人だった。その後の重症者や死者の増加は緩やかになり、実質的な被害はほとんどなくな... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・11《Q 新型コロナウィルスの弱毒型と強毒型は何が異なるのですか?》
1《Q&A》 Q 新型コロナウィルスの弱毒型と強毒型は何が異なるのですか? A ・新型コロナはS型やK型の弱毒型、G型やL型の強毒型などに大別され、伝染力や病原性が異なる。 ・S型(セリン型)はコウモリ由来の古い弱毒型で以前から存在していた風邪のコロナに近く、全体の30%を占めている。S型から進化... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・10《「PCR陽性=感染者」ではない!》
■「PCR陽性=感染者」ではない! ・現在発表されている“感染者数”は必ずしも感染の実態を示しているものではない。感染者数はだれでも正確に把握できていない数字だ。ウィルスが体内に入っただけでは感染とは言わない。ウィルスが細胞内に侵入したときに感染者になる。また、感染しても必ず発症するとは限らない。... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・9《「コロナの波」は日本に2回来ていた!》
■「コロナの波」は日本に2回来ていた! ・新型コロナウィルスの変異株の種類は6000種類以上にのぼるが、大別すると弱毒株(S型やK型)と強毒株(L型やG型)に分類できる。当初のウィルスはS型弱毒株だったが、途中で弱毒のK株や、L型、G型と呼ばれる強毒変異株が現れた。この4種類の株がどのように入って... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・8《第3章 世界と日本の新型コロナの感染状況》
《第3章》世界と日本の新型コロナの感染状況(要約) ■新型コロナはいつ日本に来たのか? ・2019年の早い時期から武漢で新型コロナウィルスの感染が知られており、日本にもその年の暮れ頃からS型と呼ばれる弱毒の新型ウィルスが入ってきていた。しかし、感染しても大半の人々に症状がないために、当初は誰も気づ... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・7《Q 土着の風邪コロナウィルスと新型コロナウィルスとは何が違うのですか?》
《Q&A》 Q 土着の風邪コロナウィルスと新型コロナウィルスとは何が違うのですか? A ・今回の新型コロナウィルスとコウモリのコロナウィルスの遺伝子の類似性は96%,SARSの遺伝子とは80%、MERSとは55%、土着のコロナウィルスとは50%。コロナウィルスの仲間の遺伝子やスパイクタンパク質の基... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・6《コロナウィルスはどのように感染するのか?》
■コロナウィルスはどのように感染するのか? ・コロナウィルスの表面から突き出ているスパイクタンパク質が、ヒトの細胞の受容体に結合することによって感染が始まる。 ・・・コロナウィルスがヒトの肺組織に侵入した場合・・・ ・肺や血管の細胞表面にはACE2という受容体があり、コロナウィルスはスパイクを介し... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・5《第2章 コロナウィルスとは》
《第2章》コロナウィルスとは(要約) ■変わり身が速い「RNAウィルス」 ・コロナウィルスは、太陽のコロナのように、表面からスパイクと呼ばれるタンパク質を突き出している。 ・コロナウィルスは「RNAウィルス」の仲間で、1本鎖のRNAという遺伝子を持っている。ヒトの細胞は2本鎖のDNA遺伝子を持って... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・4《ウィルスに対抗する免疫の力》
■ウィルスに対抗する免疫の力 ・“風邪”もウィルス感染症の一種だ。“風邪”の原因ウィルスには、アデノウィルス、ライノウィルス、コロナウィルスなど多くの種類があるが、このうち10~15%(流行時は35%)はコロナウィルスのしわざである。 ・風邪には特効薬はない。“風邪薬”は、風邪の症状を緩和するもの... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・3《第1章 人類最大の敵は感染症》
《第1章》(要約) ■人類最大の敵は感染症 ・人類の歴史は、感染症との戦いの歴史でもあった。近代になり人々の交流が活発・広範囲になり、都市化によって密集生活が多くなったため、感染症の流行が頻発するようになった。 ・結核、コレラ、ペスト、天然痘、マラリア、エイズ、デング熱、エボラ出血熱、サーズ、マー... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・2《序章》
《序章》(要点) ■未知ウィルスとの出会い ・今回のコロナウィルスは、人類が初めて出会う新型の変異ウィルスだったので、いつどんな事態になるのか、誰も正確に予測することはできなかった。そのため、最初は慎重に対応する必要があったが、今では新型ウィルスの特色や患者の症状も明らかになってきた。・未体験の新... 続きをみる
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「本当はこわくない新型コロナウィルス」(井上正康・方丈社・2020年)通読・1《はじめに》
《はじめに》 ・新型コロナの犠牲者の大半は糖尿病、高血圧、腎臓病、癌など、基礎疾患のある高齢者であり、子供や健康な成人はほとんどみられません。大変重要なことに、日本での死亡率は欧米の数百分の1であり、日本では海外と異なる対策が必要であることが明らかになりました。新型コロナは健康な日本人には“少し感... 続きをみる
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「東京新聞」12月27日付け朝刊のトップ記事は「外国人入国 全て中止 あすから1月末まで 政府発表」という大見出しで、「変異種 都内の2人感染」という見出しの記事も添えられていた。新型コロナウィルスの変異種の感染者が外国で増えているので、その流入を防ぐための水際対策らしい。この変異種は最近、英国... 続きをみる
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「東京新聞」12月5日付け朝刊(31面)に「10代女性死亡 集計で誤公表 厚労省、新型コロナ」という見出しのベタ記事が(目立たないように)載っている。「厚生労働省は4日、新型コロナウィルスに感染した十代女性が死亡したことを国内発生動向集計で発表した。しかしその後、誤って集計したことが判明し、謝罪... 続きをみる
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先月末(11月27日)の「虎ノ門ニュース」で、中部大学教授・武田邦彦氏は、御自身のブログ(ユーチューブ)が、「凍結されてしまった」と述べていた。理由は定かではないが、「コロナの実態をインフルエンザと比較して表したことが影響しているようだ」とのことである。とにかく「コロナは大したことない」という見... 続きをみる