梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

梨野礫・著作集の新着ブログ記事

  • 「言語発達の臨床第1集」(田口恒夫編・言語臨床研究会著・光生館・昭和49年)通読・3

    【要約】 B.原始的な活動が人との関係で強化され、条件づけられてきて、おとなを動かす力をもち始めてきたもの。 3. 気にいらないときむずかっておこる。 4. オムツが汚れると泣いて教える。(0:1) 5. おこると手足をバタバタさせて大声で泣く。(0:1) 6. 泣いた時涙を流す。(0:3) 7.... 続きをみる

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  • 「言語発達の臨床第1集」(田口恒夫編・言語臨床研究会著・光生館・昭和49年)通読・2

    【要約】 【2.人関係を重視した言語臨床】 1)正常発達像 ・ここにあげた90項目は順調に成長している、出生から満2歳ごろまでの、いわゆる“正常な”子どもの観察やその関係資料から得られた行動の特徴である。 ・母子関係の成立・発展という観点から見て、これをおおまかにA~Hの8... 続きをみる

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  • 「言語発達の臨床第1集」(田口恒夫編・言語臨床研究会著・光生館・昭和49年)通読・1

     「言語発達の臨床第1集」(田口恒夫編・言語臨床研究会著・光生館・昭和49年)という本を通読する。これは、昭和40年代末期、お茶の水女子大学家政学部児童学科言語障害研究室・言語臨床研究会が、(最近数年間の)「臨床経験」をまとめたものである。私自身も昭和47年から52年まで「言語治療教育」にかかわっ... 続きをみる

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  • 「広汎性発達障害児への応用行動分析(フリーオペラント法)」(佐久間徹・二瓶社・2013年)通読(7)

    《第五章 発達障害児をめぐる諸問題》 【医師の診断について】 ・現在のところ、病気なのか単なる行動上の偏奇なのか明らかではない。いくつかの薬剤があるものの、いずれも、教育指導との併用を条件にしていて、主役は教育指導の内容である。 【発達検査について】 ・検査という名前で呼んでいることに疑問を感じる... 続きをみる

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  • 「広汎性発達障害児への応用行動分析(フリーオペラント法)」(佐久間徹・二瓶社・2013年)通読(6)

    【固執、こだわり行動】 ・水や砂の感触に没入、道順や換気扇へのこだわり、などの症状行動は、直接の禁止や抑制は労多くして益少なしで、賢いやり方ではない。実生活上に大きな支障がなければ、「後回し」にすべきである。 ・子どもの情緒状態の判断の指標にする方がいい。情緒的に良好な時には固執やこだわりの強度が... 続きをみる

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  • 「広汎性発達障害児への応用行動分析(フリーオペラント法)」(佐久間徹・二瓶社・2013年)通読(5)

    【自傷行動】 ・自傷行動への対処は大ざっぱに二つに分けられる。一つは自傷を人のいないところで隠れてやっているかどうかである。もうひとつは、自傷を必ず人がいるところでやっているかどうかである。前者は人の存在が邪魔な場合、後者は人の存在が必須条件である。 1.人の存在が無関係な自傷行動 ・この自傷は、... 続きをみる

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  • 「広汎性発達障害児への応用行動分析(フリーオペラント法)」(佐久間徹・二瓶社・2013年)通読(4)

    《第四章 不適応行動への対応》 ・一般的に言って、障害児の攻撃行動であれ破壊行動であれ、そこには強烈な敵意や憎悪、力の誇示、ステータスの上昇意図などのような大人の感情は含まれていない。繰り返される行動には必ずその背後にオペラント条件づけのメカニズムが働いていて、それが解決のカギになる。まず、生じて... 続きをみる

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  • 「広汎性発達障害児への応用行動分析(フリーオペラント法)」(佐久間徹・二瓶社・2013年)通読(3)

    《第三章 フリーオペラント法実施への補足》 【徹底的な甘やかし】 ・フリーオペラント法の実施でまずしなければならないのが、徹底的な甘やかしである。・「母子関係の理論」(J.ボウルビィ著、黒田実郞訳、岩崎学術出版社) 【わがままが酷い例】 ・母親の笑顔が一番の強化機能を持つものになっていれば、物品は... 続きをみる

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  • 「広汎性発達障害児への応用行動分析(フリーオペラント法)」(佐久間徹・二瓶社・2013年)通読(2)

    《第一章 広汎性発達障害について》 ・(広汎性発達障害=自閉症スペクトラムの原因は脳障害であるという)脳障害説に付和雷同せずに、「現在まだ原因が解明されていない。必ずしも親の育て方が原因というわけではない」と、実態を正確に伝えるべきであろう。原因不明なのである。 ・人は学習によって人になる。脳障害... 続きをみる

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  • 「広汎性発達障害児への応用行動分析(フリーオペラント法)」(佐久間徹・二瓶社・2013年)通読(1)

    「広汎性発達障害児への応用行動分析(フリーオペラント法)」(佐久間徹・二瓶社・2013年)という本を通読する。著者のいう「フリーオペラント法」とはどういうものか。「フリー」とは「自由」という意味だが、私流に解釈すれば「拘束されない」ということであり、要するに「従来のオペラント法(応用行動分析=AB... 続きをみる

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  • ユーチューバー「みずにゃん」の闘い

     ユーチューブを検索していたら「みずにゃんちゃんねる」というサイトを見つけた。これがたいそう面白い。「みずにゃん」と称する青年が、アダルト動画の架空請求業者らと電話で「やりとり」する場面を「自撮り」している映像である。  要するに、青年は、①ショートメールで法外な金額の請求が届いたが、登録した覚え... 続きをみる

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  • 混沌とする「受動喫煙対策」の解決方法

     インターネットの「TBSニュース」に以下の記事が載っている。 ◆自民、受動喫煙対策で党内議論が二分  受動喫煙を巡って自民党内が揺れています。山東氏が会長を務める議員連盟は対策を強化する厚生労働省案の早期成立を求めています。一方、野田氏をトップに据える議員連盟は「たばこを楽しむことも国民の権利」... 続きをみる

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  • 三島由紀夫・「愛の乾き」「真夏の死」

     三島由紀夫の作物、「愛の乾き」(昭和26年)、「真夏の死」(昭和27年)読了。この二作物を読んで、文学とは何ぞや?、とりわけ、「小説とは何か」という問題に対する回答が容易にできるような感じがする。要するに、文学とは、小説とは、「所詮、言葉を弄ぶ児戯に等しい」ということである。およそ、人間の生活に... 続きをみる

  • 教訓Ⅶ・《革命をめざす人々へ》

     夢と現実を見間違えてはならない。どこまで行っても、夢は夢、現実は現実である。革命とは、現実を変えることではない。現実を変えるのは経済であり、政治である。革命とは、夢を語ることである。だから、革命はむなしい。革命は泡のように消失する。革命は永久に続くが、永久に実現しない。そのことを踏まえて、革命を... 続きをみる

  • 教訓Ⅵ・《まもなく終焉を迎える人々へ》

     「生きとし生きるもの」は《必ず》死ぬ。そのとき、何が大切か。これまで身につけた自分の所有物をすべて捨て去る覚悟である。綺麗さっぱりと、自分の足跡を消し去ることである。人間は、動物として、何も持たずに生まれてきた。裸のまま生まれてきた。だから、死ぬときも裸に帰るのである。自分が生まれる前の軌跡がな... 続きをみる

  • 教訓Ⅴ・《男と女》

     人間は動物である。したがって、「所詮、男はオス、女はメスに過ぎない」という認識が肝要である。繁殖のためオスはメスを求め、メスはオスを受け入れる。人間の大脳は重く、そのため活発な「精神活動」を可能にした。「思慕」「恋愛」「愛別離苦」「怨憎会苦」等々、オスとメスの「発情・求愛」活動を表す言葉は、その... 続きをみる

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  • 教訓Ⅳ・《古稀を過ぎた人々へ》

     昔の人にとって70歳まで生き残ることは、古来、稀なことであった。だから「古稀」と言う。運良く生き延びられたとしても、「お山参り」をしなければならない時代もあった。(小説「楢山節考」・深沢七郎・1957年)  現代の平均寿命は80歳台、70歳は「まだ若い」という風潮である。医学、栄養学など様々な文... 続きをみる

  • 教訓Ⅲ・《還暦を過ぎた人々へ》

     還暦とは「第一の人生」の終わりを意味する。いつまでも過去を引きずってはならない。いわんや、財産や栄誉を求めたり、守ろうとしたり、これまでの業績を誇ったり、「悠々自適」を決め込んだりすることは、もっての外である。先人いわく、「第一の人生」は研修期間、試行錯誤して《失敗から学ぶ》ことが肝要、しかし「... 続きをみる

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  • 教訓Ⅱ・《殺されても殺すな!》

     「チャンスは前髪でつかめ!」「後ろを振り向くな!」「一歩後退、二歩前進!」などなど、若者への檄はとにかく未来に向かうことを是としているようです。そのことに異論はありませんが、前に進むためには「今、自分はどこに立っているか」というスタート・ラインを明確にすることが大切です。まず、今、自分がここに居... 続きをみる

  • 教訓Ⅰ・《未来の子どもたちへ》

     今から一万年ほど前、地球という星がありました。そこにはたくさんの生き物が住んでいましたが、中でもHという動物はたいそう力が強くいばっていました。銃という武器を使って他の動物たちを追い払い、容赦なく殺し、食べ、毛皮を剥いで寒さをしのいだりしていました。Hは小賢しい「知恵」を身につけていたので、火を... 続きをみる

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  • 「頭が痛くなる」話

     8月末から「国語学原論」(時枝誠記著・岩波書店・1941年・550ページ)を精読開始して1カ月余り経ったが、体調に異変が生じた。いわゆる「頭皮神経痛」という症状らしい。頭皮がピリピリ、時にはズキズキして、文字を追うことが苦痛になった。  現職時代(54歳頃)、私は「無症候性脳梗塞」を発症している... 続きをみる

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  • 「病気」「平気」「元気」

     私の生活様態は、「病気」「平気」「元気」に三分される。72歳までは「元気モード」が続いていたが、73歳以降は徐々に「病気モード」が始まり、まもなく(1カ月後には)74歳になろうとする今、そのほとんどが「病気モード」で占められている。たまに「平気(平静)モード」が訪れたとしても、長続きすることはな... 続きをみる

  • 「数え日」

     「数え日」とは「もういくつ寝るとお正月」と数える日々のことだが、私の場合は「もういくつ寝るとお葬式」ということである。人生のカウントダウンに入ったようだ。いくつ寝ても明日は来ない。わずかに夢の中で現実を超える体験をしたとしても、すべては過去の繰り返しであり、明日への展望は皆無である。興味・関心は... 続きをみる

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  • 「英語でしゃべらナイト」

     NHKに「英語でしゃべらナイト」という番組がある。私が知りたいことは、その次にどのような文末を想定しているのだろうか、ということである。「一人前ではない」「国際社会では通用しない」「これからは生きていけない」などの文末が想定されるが、いずれにせよ、「英語をしゃべれること」は有為であり、社会生活の... 続きをみる

  • 「カウントダウンの人生」

     「もういくつ寝るとお葬式・・・」、私の「カウントダウンの人生」が始まった。もはや「世のため人のため」にできることは何も無い。誰もが「せめて他人様に迷惑をかけないよう、世の中の邪魔にならぬように」と考えるに違いない。しかし、それは無理な話である。他人にとって自分は邪魔な存在であり、そのこと自体がす... 続きをみる

  • NHK「紅白歌合戦」のオソマツ!

     NHK紅白歌合戦の視聴率は、北島三郎が初出場した昭和38年(第14回)・81.4%であったが、平成11年(第50回)・50.8%を境に下降の一途を辿り、スマップが解散した平成28年(第67回)は40.2%まで落ち込んだ。往時に比べ「半減」していることは明らかであり、もはや「国民的番組」と称するこ... 続きをみる

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  • 「健康寿命」

     日本人男性の「健康寿命」(生まれてから何年間健康でいられるかという年齢)は、72歳だといわれている。まったくその通りで、私は72歳まで日常生活に大きな支障を感じていなかったが、誕生月の10月を過ぎると、立て続けに「頭痛」(頭皮神経痛)、「高血圧症」、「持続歩行困難」(腰部脊椎管狭窄症)、「急性心... 続きをみる

  • 「病む」ということ・3

     これまで「闘病」という言葉は使いたくなかったので「体験記」とか「病状記」とか言ってきた。年老いて「病」と闘ったところで勝てるわけがない、と思ってきたからである。特に、東洋医学では、あるいは仏道では「病」と闘うことではなく、「病と共存する」(一病息災)あるいは「自分と向き合う」ことが推奨されている... 続きをみる

  • 子どもを「自閉症」にするかもしれない《30の方法》

     「自閉症スペクトラム」の原因が「脳の機能的障害」であるか否かという問題にかかわりなく、生育上の環境、とりわけ育児法のあり方が、「自閉症状」(行動特徴)に多大な影響を及ぼしていることは明らかである。  20世紀初頭、アメリカの行動主義心理学の創始者・ジョン・ワトソンは、以下のような育児法を提唱した... 続きをみる

  • 血圧の《跳ね上がり》

     昨日の朝(8時30分)の血圧は最高121~127・最低79~83、脈拍73~77であった。午前中に1時間程度外出(買い物)し、午後(14時30分)は「自転車のペダル漕ぎ」を17分(ゆっくり800回)。直後の血圧は最高119~139・最低81~89、脈拍59~66であった。しかし、夕方(17時すぎ... 続きをみる

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  • 「私の仕事」

     他人の人生に、私はつゆほどの関心もわかない。同様に、他人は私の人生に全く関心を寄せないだろう。したがって、私の人生は私だけのものに過ぎない。その人生も「終焉」を迎えているようだ。私の(母方の)祖母は98歳まで生きたが、米寿を過ぎたころ「わしゃあ、もう、飽いたよ」(私はもうこれ以上生きていくことに... 続きをみる

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  • 続・「頭が痛くなる」話

     〈医師は薄笑いを浮かべ「要するに、MRI検査を受けて異状がないと確認し、安心したいわけですね」と言う。「その通りです」「では、予約しましょう。いつがいいですか」とコンピューター画面のカレンダーを提示する。「一番早ければ、いつになりますか」「10月12日です」「では、それでお願いします」〉というこ... 続きをみる

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  • 「腰が痛くなる」話

     頼まれた仕事を、年甲斐もなく引き受けて、あちこちと歩き回っていたら、とうとう歩行困難な状態に陥ってしまった。腰痛は七年前に発症し、整骨院に通って悪化を防いできたが、痛みが右臀部、右大腿部へと広がって「もういけません」、50メートルほど歩くと前に進めなくなる。横断歩道も、青信号が点いている間に渡り... 続きをみる

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  • 《感情》の育て方

     「感情」の源は「快・不快」という生理的感覚である。胎児は母胎に護られて「快」の感覚を味わっている。(母胎が十分に護れない場合は「不快」を感じるかもしれないが・・・。)その快感は、出生時に妨げられる。産道内での圧迫に堪え、大気中に生まれ出る時には、肺呼吸を始めなければならない。気圧、気温、湿度など... 続きをみる

  • 《だから》自閉症は治らない

     なるほどこれでは「自閉症」は治らない。現状では「治りようがない」からである。「自閉症」と呼ばれる人、子どもたちの周囲に居る人、例えば両親、例えば兄弟、例えば親族、そして療育・教育に携わる人々の大半、もしくはほとんどが「自閉症は治らない」と思っているからである。彼らは、自閉症の要因は「脳の機能的障... 続きをみる

  • 神宮球場

     昨日は朝から「久しぶりに」(ほぼ半年ぶりに)気分爽快だったので、神宮球場まで東京六大学野球の観戦に赴いた。地下鉄千代田線で表参道まで約1時間、表参道から銀座線で一駅先の外苑前へ、徒歩10分で球場に着いた。第一試合はM大対W大、第二試合はK大対R大。(65歳以上は)無料の外野席で第二試合の途中まで... 続きをみる

  • 「考えない練習」(小池龍之介)を読んで考える・《2》

     「考えない練習」とは、「目、耳、鼻、舌、身の五感に集中しながら暮らす練習を経て、さらには思考を自由に操る練習」に他ならない。著者は第一章の冒頭で「考えることで、人は無知になる」と述べている。その意味について「考えて」みたい。人間は四六時中、考えごとをしている。そのことが、人の集中力を低下させたり... 続きをみる

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  • 「考えない練習」(小池龍之介)を読んで考える・《1》

     「考えない練習」(小池龍之介・小学館・2010年)という本を読んで「考えた」。「我思う、故に我あり」(ルネ・デカルト)とか、「人間は考える葦である」(ブレーズ・パスカル)とかいう言葉があるように、人間の特長は「考える」ことにあるということは常識である。昭和40年代、ある小学校の校長が子どもたちに... 続きをみる

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  • 三人のお母さん

     ある土曜日、電車の中の風景。ベビーカーから弾けるように抜けだして、辺りを歩き回ろうとする一歳の女児、「危ないからダメ」と抱き止めようとするお母さんの手を振りほどいて、逃げ回る。とうとう捕まってベビーカーに収容されたが、今度は大声をあげて泣き叫ぶ。もう一人のお母さんがその様子を見て、女児をあやし始... 続きをみる

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  • 「自閉症」・《負のスパイラル》

     平成15年、文部科学省は「自閉症とは、3歳位までに現れ、1他人との社会的関係の形成の困難さ、2言葉の発達の遅れ、3興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害であり、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される」と定義した。厚生労働省もホームページで、「自閉症の原因... 続きをみる

  • 「病む」ということ・2

    〈最近は、腰痛が拡大して、「歩行困難」になった。なぜか。まだ若いつもりで「歩き回った」からである。自業自得、私の身体が「しっぺ返し」をしたのである。「いい気になるな、おまえは見境もなく生き続け、十分に老いたのだ。もう昔のように自由にはさせないぞ。身の程をわきまえろ!」という声が聞こえる。でも、止ま... 続きをみる

  • バスの中で

    ある土曜日の午後、松戸駅から市川駅行きのバスに乗ると、五人の小学生が乗り込んで来て、私の前の座席にすわりました。〈騒がしくなりそうだな・・・。〉乗客の誰もがそう思ったに違いありません。小学生たちと隣り合わせになってしまった老紳士は、そっと他の座席に移りました。バスが走り出すと、小学生たちはてんでに... 続きをみる

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  • 「病む」ということ

     今日は亡母(没年・1945年)の73回忌である。読経を聞きながら、自分自身の「死」について考えた。  「生老病死」とは、仏教語で「生まれること、老いること、病むこと、死ぬことの四つの苦。人生における免れない四つの苦悩のこと」である。四苦八苦の「四苦」に相当する。この苦とは、「自分ではどうすること... 続きをみる

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  • 童話「焼かれた魚」(小熊秀雄)の思い出

     詩人・小熊秀雄の作物に、「焼かれた魚」という童話があることを御存知だろうか。その内容は、およそ子ども向けの話としては「ふさわしくない」といおうか、何とも「悲しく」「寂しく」「絶望的な」雰囲気を漂わせている。主人公は、ある家庭の台所で、今、焼かれたばかりのサンマ一尾、いかにも美味しそうな様子で、皿... 続きをみる

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  • 「枕草子」・《翁丸の物語》

    「枕草子」といえば「春はあけぼの」(第一段)が頭に浮かぶが、私にとっては「上にさぶらふ御猫は」(第九段)の方がおもしろい。その要旨は以下の通りである。〈天皇に飼われている猫は五位という位をいただいて、たいそうかわいらしかった。名前を「命婦のおとど」という。あるとき、その猫が縁側に寝ていたので、世話... 続きをみる

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  • 「一笑一若、一怒一老」

    精神科医・斎藤茂太氏が、「一笑一若、一怒一老」という人生術を提唱している。笑えば笑うほど若くなり、怒れば怒るほど老いが進む、という意味である。それかあらぬか、昨今の日本社会には「笑い」が蔓延している。テレビ、ラジオ、CM画像に登場する人、人、人のほとんどが「一様に」笑っている。フランスの劇作家、マ... 続きをみる

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  • あるカップルの若者へ

     駅の改札口を出ると、テーマパークに向かう道は若いカップルでごった返していた。手をつなぎ、笑顔を交わしながら歩を進めている。しかし、その流れに遅れて最後尾を歩くカップルがいた。小柄な女性が跛行している。男性は寄り添いながらゆっくり、ゆっくり歩いている。近道の歩道橋は避け、遠方の横断歩道へ向かった。... 続きをみる

  • 車中、「三分間のドラマ」

     いつもの駅から、いつもの電車に乗った。私の後から、80歳代とおぼしき男性が続き、出入り口付近に立つ。その時、座席(優先席ではない)にすわっていた20歳代とおぼしき若者(男)が、つっと立って、その男性に席を譲った。男性は、ちょっと会釈して、着席、電車は走り出した。どちらも「無表情」、そして「無言」... 続きをみる

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  • 現代の「楢山節考」

     今日は、私の69回目の誕生日である。「ずいぶん長く生きてしまったなあ」というのが率直な感想だが・・・。私の母は39歳、父は67歳、父方の祖母は72歳、母方の祖母は98歳で他界した。祖父は二人とも、私が物心ついた時にはすでに亡くなっていたので、知らない。母方の祖母が80歳を過ぎたとき「わしゃ、もう... 続きをみる

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  • ある自殺者の話

     闇の向こうから、一人の男がふらふらとやって来る。足が地についていないようだ。といっても、それはあたりまえ、ここは冥界なのだから。どうやら、私同様に、「魂魄この世に留まりて」といったケースに見受けられる。私と対面するなり、涙を流しながら「ごめんなさい」と謝った。「どうしましたか」と尋ねると、男は堰... 続きをみる

  • 「子殺し」・《問題の要因》

     昨日、今日と、「子殺し」に関する記事が新聞報道されている。《その1》東京新聞5月23日付け朝刊(23面)「本音のコラム・子殺しに思う」(宮子あずさ・看護師):〈5月14日、生後4カ月の長男を殺した母親が逮捕された。殺された子どもはダウン症。母親は「育児に疲れた。一緒に死のうと思った」と話している... 続きをみる

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  • 「岩波写真文庫 汽車の窓からー東海道ー」(1954年・岩波書店)

    東海道本線で金谷に向かう。JR東日本「大人の休日倶楽部」の割引乗車券利用のため、東海道新幹線ではなく、「特急踊り子号」で熱海まで、以後は在来線・浜松行きで金谷まで、という行程である。  私が初めて鉄道旅行(単独)をしたのは、小学校4年(昭和29年)の夏休みであった。東京駅15・16番線ホーム発の鈍... 続きをみる

  • 駅前広場にて

     首都圏・常磐線の駅前広場に私が降り立つと、ひとり言を呟きながら、若い男がすり抜けていった。よく見ると乳児を抱えている。そうか、子どもに話しかけていたのかと思い、後姿を見送ると、ベンチに腰を下ろしていた老人男性が突然、大声を出した。「オイ!何だこの野郎、もういっぺん言って見ろ。馬鹿野郎」。乳児を抱... 続きをみる

  • 「家族一同」のコメント

     行方不明になっていた松戸市の小学1年女児の死亡が確認された後、女児の「家族一同」は、報道各社にコメントを発表した。その内容は、女児の捜索に尽力した人々に対する「感謝」だが、《どうか、これから私共家族がさやを無事に見送り、時に振り返りながら日々を少しずつ前に進めてゆけるように、皆様にはそっと見守っ... 続きをみる

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  • 「小1女児行方不明」の《謎》

     9月23日から行方不明になっていた小学校1年の女児は、10月4日、遺体で発見された。事故か、事件か、まだ真相は明らかにされていないが、女児の家族は、以下のようなコメントを発表した。 〈さやは小さい頃から食べられる物が少ない子でした。給食を食べることも大好きでしたが、家では好物の白ごはんと少しのお... 続きをみる

  • 「小1女児行方不明」ニュースの《欠陥部分》

    9月25日、テレビでは以下のニュースが流れた。 〈千葉県松戸市の小学1年生の女の子が23日昼前に自宅を出たまま行方不明になっていて、警察は捜索を行うとともに情報提供を呼びかけています。行方が分からなくなっているのは、千葉県松戸市の小学1年生・南朝芽さん(7)です。  警察によりますと、朝芽さんは2... 続きをみる

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  • 「今、赤ちゃんが危ない 母子密着育児の崩壊」(田口恒夫・近代文芸社・2002年)

     今、私の手元に一冊の本がある。タイトルは「今、赤ちゃんが危ない 母子密着育児の崩壊」(田口恒夫・近代文芸社・2002年)。新書版180ページの小冊子で、定価は953円だが、現在、この本は絶版、書店では入手できない。インターネットの通販(アマゾン)では、中古品12000円という値がついている。12... 続きをみる

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  • ある問答

     AがBに言った。 「気がつくと、私は四角い部屋の床に横たわっていました。部屋の中には何もなく、真っ白い天井と壁があるだけです。出口はなく壁には窓もありません。よくよく天井を見ると、次第に『死』という字が浮かび上がってくるのです。壁も床も同様で、私は『死』という字に囲まれて、辛うじて生きているとい... 続きをみる

  • トランプ大統領の《弔意》

     東京新聞11月6日付け夕刊(1面)に、「米教会で銃乱射26人死亡」という見出しの記事が載った。内容を要約すると以下の通りである。  〈5日午前、米南部テキサス州の教会で日曜礼拝中に入ってきた男が銃を乱射し26人が死亡、20人が負傷した。男は車で逃走したが、車内で死亡しているのが見つかった。死因は... 続きをみる

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  • 五歳女児の「叫び」

     《ママ、もうパパとママにいわれなくてもしっかりと じぶんからきょうよりか もっともっとあしたはできるようにするから もうおねがいゆるしてゆるしてください おねがいします ほんとうにもうおなじことしません ゆるして》  上の文は、両親に虐待死させられた(殺された)5歳女児の「反省文」である。ママは... 続きをみる

  • 続・「トカゲのしっぽ切り」

     「森友問題」とは、国有地が「ただ同然」で、民族主義(教育勅語)を理念とする私立小学校に払い下げられたことである。売り渡した行政責任者はA首相であり、甘い汁を吸ったのは森友学園元理事長K氏である。その問題は地域の一市議による(売却価格の)「開示請求」によって明るみに出され、世間に知れわたった。その... 続きをみる

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  • 「トカゲのしっぽ切り」

     「証人喚問」に応じた東大出の元官僚は、公文書改竄の責任の一切を、自らが負おうとしている。それが官僚の美学だと永田町の面々から称賛されるかもしれない。彼が責任を負ってくれたおかげで、自分の地位が守られるからである。いわゆる「トカゲのしっぽ切り」の典型的な結末である。しかし、そんなことで幕が下りるわ... 続きをみる

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  • 子育ての「基本」

     子育ての「基本」は、子どもを両手でしっかりと「抱きしめる」ことである。そのとき、大切なことは、抱きしめられる子どもと抱きしめる人(主として親)の双方が、ともに「心地よい」という感覚、感情を共有できるかどうかということである。    最近では、「抱っこ紐」を利用する親をよく見かける。親は両手で子ど... 続きをみる

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  • 猛暑と「学校教育」

     猛暑が続いている。今までに経験したことのない、生命の危険にさらされる暑さである。熱中症による死者が続出している。なぜ、こんなことになっているのか。それは人類が地球の環境を破壊しているからである。地球が人類に報復を加えているのである。自然災害のすべてが、地球の報復なのである。昭和20~30年代、真... 続きをみる

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  • 道徳「教科化」(学習指導要領改訂案)の《誤り》

     文部科学省は、「道徳」の学習内容に、「節度、節制」「親切、思いやり」「国や郷土を愛する態度」「生命の尊さ」といった徳目(キーワード)を加え、《教科化》するという「学習指導要領改定案」を公表した。しかし、それは、「教科別の指導」と「領域の指導」を混同しているという点で、《完全な誤り》である。「教科... 続きをみる

  • 徳育の「根幹」

    「徳育」(道徳教育)を教科に位置づけても、すべての子供たちに高い規範意識を身につけさせることはできない。なぜなら、そのためには、すべての大人たちが高い規範意識を身につけていることが前提であり、まず大人の社会が子供の「手本」にならなければならないからである。しかし、規範意識に欠ける大人の行動が社会の... 続きをみる

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  • 2歳男児の《述懐》(つくり話)

     ほんとうのことをいうと、ボクは「うみ」よりも「やま」のほうが、すきなんだ。じいじは「うみへいこう」と、にいちゃんとボクをつれて「うみ」にむかった。でも、とちゅうで、ボクはどうしても「やま」にいきたくなって、じいじに「おうちかえる」といったんだ。でも、にいちゃんはうみへいきたいので、じいじはこまっ... 続きをみる

  • 頭が高い、控えおろう!

     12月3日配信「朝日新聞デジタル」に《尾畠さん「当たり前のことをしただけ」流行語受賞辞退》という見出しの記事が載っている。その内容は以下の通りである。  〈大分県日出町の尾畠春夫さん(79)が、自身の代名詞となった「スーパーボランティア」の流行語大賞受賞を辞退した。ノミネートが発表された先月7日... 続きをみる

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  • 《「超人」の偉業》

     〈ニーチェはその著『ツァラトゥストラはかく語りき』において、人間関係の軋轢におびえ、生活の保証、平安、快適、安楽という幸福を求める現代の一般大衆を「畜群」と罵った。その上で、永劫回帰の無意味な人生の中で自らの確立した意思でもって行動する「超人」であるべきと説いた。〉(「ウィキペディア百科事典」よ... 続きをみる

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  • 気象庁の《説明不十分》

    〈気象庁は1日、7月の天候まとめを発表した。東日本の月間平均気温は平年を2.8度上回り、1946年の統計開始以来、最も高かった。7月23日には埼玉県熊谷市で国内観測史上最高の41.1度を記録。同庁の竹川元章予報官は、この猛暑は7月上旬の西日本や東海を中心とする豪雨とともに、「30年に一度以下の頻度... 続きをみる

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  • 子どもたちの《未来》

     今から15年前、私は以下の駄文を綴った。 ■兄弟の死  愛くるしい二人の兄弟は、遂に逝ってしまった。児童相談所の所長は「助けてあげられなくてごめんなさい」と謝ったが、同時代に生きる大人たちのすべてが謝らなければならない、と私は思う。 それにしても、二人の兄弟はどうしてあのように「かわいらしい表情... 続きをみる

  • 続・「同じ穴の狢」

     前文で私は〈「 A、T、Y・・・を筆頭に、「われら某国民」はすべてが「同じ穴の狢」ということか。(・・・溜息)〉と綴った。Aとは某国首相、Tとは某大学理事長、Yとは某連盟理事長のことだが、今日の新聞を見ると、Yは「辞任」を表明したとのことである。前日までは「悪いことは何もしていないのになぜ辞める... 続きをみる

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  • 「死ぬ」ということ・2

     「死んで花実が咲くものか」と言うとおり、生きていることが《すべて》である。「輪廻転生」といって「死んであの世に還った霊魂(魂)が、この世に何度も生まれ変わってくる」、つまり、《生まれ変わり、死に変わり》という営みが《すべて》だという考えもあるが、私は信じない。死ねばすべてが終わり、無に帰する。生... 続きをみる

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  • 「死ぬ」ということ・1

     「老い」て「病む」と「死」が待っている。50歳台の中半に「大腸ポリープ切除」、後半に「無症候性脳梗塞」、60歳台前半に「前立腺肥大」(前立腺炎)、中半に「乾皮症」になり、通院治療を続けてきた。そこまではまだ「死」の実感はわかなかったが、70歳台に入ってから、畳みかけるように「高血圧症」「脊柱管狭... 続きをみる

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  • 人を守るのは人

     車椅子で電車に乗り降りする際には、駅員が付き添う。しかし、白杖を持った視覚障害者に駅員が付き添う姿はあまり見かけない。なぜだろうか。ホームからの転落を防ぐために、ホームドアの設置が叫ばれているが、膨大な費用がかかる。その費用よりも事故処理の費用の方が安く済むといった意見もあるようだ。豊かで便利な... 続きをみる

  • カラスなぜ鳴く

     昔のカラスは、「山に可愛い七つの子がある」(野口雨情・1921年)から鳴いたり、その子らが育って「コケコッコのおばさんに赤いお帽子ほしいよ」(海沼実・1939年)といって鳴いたが、今のカラスはなぜ鳴くか。  カラスは太古の昔から人間と「共に」生きてきた。それゆえに、人間の来し方・行く末を知り尽く... 続きをみる

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  • 「同じ穴の狢」

     昨年からの某国首相A、今年に入って某大学理事長T、最近の某連盟理事長Y・・・。いずれも「首」「長」と名のつく立場だが、「公私混同」「自省の念欠如」「強権主義」「恥知らず」という共通点があり、要するに「同じ穴の狢」である。  彼らは「弱肉強食社会」の勝者であると自認し、順風時には得意満々、多弁だが... 続きをみる

  • 「証人喚問」という《茶番劇》

     東大出の元官僚と政治家が繰り広げる「証人喚問」という茶番劇は、子どもたちが「嘘のつきかた」を学ぶには格好の教材になる。政治家曰く「○○からの“指示”はあったか」それに対して元官僚の証言は「ございません」。この喚問は、元官僚に真実を語らせないようにするため、いわば政治家の「... 続きをみる

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  • 「夏休み子ども科学電話相談」・《トビハゼのアクビ問答》

     私はほぼ10年前、以下のような雑文を綴った。〈「わくわくラジオこども電話科学相談担当者」様  毎日午前中に放送されている「わくわくラジオこども科学電話相談」(NHK第一)を聞いていて,気になることは「先生」と呼ばれている大人達の言葉遣いである。はじめは丁寧語を遣っていたかと思うと,急になれなれし... 続きをみる

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  • 「嘱託殺人」・司法(横浜地裁)の判断は間違っていないか?

     東京新聞朝刊(31面)に「嘱託殺人 夫に猶予判決 横浜地裁『苦悩の深さ、同情』」という見出しの記事が載っている。〈難病の長男の命を絶った苦しみから「死なせて」と懇願した妻=当時(65)=を殺害したとして、嘱託殺人罪に問われた神奈川県相模原市、運転手S被告(66)の判決公判が5日、横浜地裁であり、... 続きをみる

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  • 「超絶・凄(すご)ワザ! 夢かなえますSPよみがえれ思い出の写真編」(NHK)のオソマツ!

     「超絶 凄(すご)ワザ! 夢かなえますSP よみがえれ思い出の写真編」(NHK)という番組を観た。NHKのホームページではその内容を以下のように紹介している。  〈今回は、視聴者からの「色あせた思い出のカラー写真をよみがえらせてほしい!」という依頼に挑む。37年前に撮影し、日焼けで色が落ち、表情... 続きをみる

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  • テレビコマーシャルは「文化的な無差別テロ」だ!

     たまに民放テレビを視ていると、ドラマでもバラエティーでも、ちょうど「次を観たい」と思ったときにコマーシャルが入る。視聴者を惹きつける常套手段とはいえ、番組制作者の魂胆は下劣という他はない。「人の心を操作する(もてあそぶ)」、「見せてやっている」という優越意識が「まるみえ」だからである。彼らは、日... 続きをみる

  • 乳幼児虐待死の「責任」

     東京新聞13日夕刊(7面)に「狭山・3歳児死亡 同居の男『湯かけた』 全身にあざ 日常的に虐待か」という見出しの記事が載っている。別の報道では、その女児がベッドの上で「正座」している映像もあった。「そうすれば、パパが怒らない」からだという。その幼気な姿は愛おしく、私の脳裏から離れない。滲み出てく... 続きをみる

  • 「社会の木鐸」とは無縁・《「民放連」の惨状》

     東京新聞朝刊芸能欄(14面)に、「民放連会長 総務相発言に疑問」という見出しで以下の記事が載っている。〈民放連の広瀬道貞会長(テレビ朝日相談役)は21日の定例会見で、小沢一郎民主党幹事長の元秘書らが逮捕された事件をめぐり、情報源を「関係者」とする報道を「不適だ」とした原口一博総務相の発言について... 続きをみる

  • 自転車は「車道」を走れ・《日本社会に露呈する「いじめの構造」》

     自転車は「車道」を走れ、などということは「言わずもがな」の話だが、現実は「さにあらず」、堂々と「歩道」を走っているのが現実である。嘆かわしい限りである。いうまでもなく、歩道は「歩くための道」、車道は「走るための道」である。そのような区別は4~5歳の幼児にだって分かる。人間だって走る場合には、車道... 続きをみる

  • NHKラジオ「すっぴん」の《言葉遣い》

     平日の午前中(8:00~12:00)、NHKラジオ「すっぴん!」に登場する面々の「言葉遣い」は、聞くに耐えない。この時間帯、以前は「ラジオビタミン」という番組であった。その時の「言葉遣い」も聞くに耐えなかったが、私の不快感は「堪忍袋の緒が切れる」までに高まった。「それなら聞かなきゃいいじゃないか... 続きをみる

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  • 新聞記事「皇室ウィークリー」の見出しに窺われるジャーナリストの《品性》

     インターネットの「msn産経ニュース」(皇室ウイークリー)に、「宮中晩餐会で陛下がお言葉を中断」という見出しの記事が載っている。これを見た読者は、おそらく半数以上が「何があったのか?もしや陛下(の体調など)に異変が・・・」と思ったに違いない。しかし、その内容は以下の通りであった。〈ところで、宮中... 続きをみる

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  • 「大阪維新の会・家庭教育条例案撤回」は《不毛な対立》

     東京新聞朝刊(24面)に「維新の会 家庭教育条例案を撤回」という見出しの記事が載っている。その冒頭文は以下の通りであった。〈橋下徹大阪市長が代表を務める「大阪維新の会」の市議団が、議会に提案予定だった「家庭教育支援条例案」の撤回を決めた。「発達障害は親の愛情不足が原因」などとした内容に批判が相次... 続きをみる

  • 「ビンラディン容疑者殺害」は《愚かな話》

     インターネット・YAHOOニュースに「93%がビンラディン容疑者殺害支持=大統領の評価いま一つ―米調査時事通信 5月4日(水)8時25分配信」という見出しの記事が載っている。その内容は以下の通りであった。〈【ワシントン時事】3日発表の米ギャラップ社とUSAトゥデー紙の合同世論調査結果によると、国... 続きをみる

  • おそるべきCM

     場所は、ある高層マンションの一室。幼い姉(5歳)と弟(4歳)がテレビを観ながら留守番をしていた。そこに映し出された映像は、たまらなく魅力的であった。なぜなら、アニメではなく実写の人間が、すいすいと、自由自在に(まるでハヤブサのように)都会の空を飛び回っていたからである。「アッ、飛び上がった!エッ... 続きをみる

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  • 続・小さな公園の三本の桜

     今年も「小さな公園の三本の桜が」が満開になり、そして散っていく。私は5年前に以下の駄文を綴った。 ◆小さな公園の三本の桜 家の近くに、猫の額ほどの小さな公園がある。そこには三本の桜が植わっているが、いずれもが満開、その花びらが吹雪のように舞い散りながら地面に積もる。その様は雪景色と見紛うばかりで... 続きをみる

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  • 小さな公園の三本の桜

     家の近くに、猫の額ほどの小さな公園がある。そこには三本の桜が植わっているが、いずれもが満開、その花びらが吹雪のように舞い散りながら地面に積もる。その様は雪景色と見紛うばかりで、筆舌に尽くしがたい。一方、少し離れたマンション群の傍らには大きな公園がある。そこにも倍以上の桜が植わっているが、そこの桜... 続きをみる

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  • 大阪の「自転車」

     大阪は「過ごしやすい」街である。「商人の町」と言われるほどに、大小様々な(個人経営の)店舗が「綺羅星のごとく」居並んでいる。たった100円の商品にも、売り手の心尽くしとぬくもりが感じられる。開業時間は早朝から深夜まで、何一つ不自由はない。つまり「便利な」街なのである。とは言うものの、それでは、は... 続きをみる

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  • 仏作って魂入れず・「殺人の時効廃止案」

     東京新聞朝刊(1面)に、「殺人の時効廃止案決定 法制審部会 法相に月内答申へ」という見出しの記事が載っている。その内容は、〈公訴時効制度を見直している法制審議会(法相の諮問機関〉の刑事法部会は8日、人を死亡させた罪のうち、殺人など最高刑が死刑の罪は時効を廃止し、懲役・禁固の罪は時効期間を二倍に延... 続きをみる

  • 「足利事件報告書」は《報告不十分》

     東京新聞朝刊(8面)に、「足利事件報告書の要旨」(「足利事件における警察捜査の問題点について」・警察庁)が載っている。その中で、「報告不十分」と思われる件について感想を述べる。この事件の要点は、なぜ菅谷さんを「犯人」と見誤ったか、という一点に他ならない。①DNA型が一致したから、②菅谷さんが自白... 続きをみる

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  • 「日本社会」の《崩壊》

     「日本社会」は確実に崩壊しつつある。戦前の「醇風美俗」といった生活意識はもとより、戦後の息吹に満ちた「民主主義」もほとんど消失したと思われる。それはそれでよいのかもしれない。いずれも「日本社会」が貧しかった時代の産物だからである。当時の人々が夢見た「豊かな社会」「便利な生活」は実現した。しかし、... 続きをみる

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  • 萩生田氏発言の《波紋》

     東京新聞5月31日付け朝刊(6面)に、《「赤ちゃんはパパよりもママ」「育児を知らない」「時代錯誤」・萩生田氏発言 波紋》という見出しの記事が載っている。  「赤ちゃんはパパよりママなのか-。自民党の萩生田光一幹事長代行(54)が講演で、母親による育児が前提の子育て論を展開し、波紋を広げている」と... 続きをみる

  • 「嘱託殺人罪」・《罪悪感の日々》

     東京新聞朝刊(29面)に〈難病長男殺害の妻を刺殺 「嘱託」で夫起訴 執行猶予5年 傷癒えず 罪悪感の日々「やっと楽に」〉という記事が載っている。その内容は、生きることの意味の重さ、深さをひしひしと感じざるを得ない人間模様で、どんな小説、ドラマよりもリアルに迫ってくる。〈殺害された妻のH子さん(6... 続きをみる

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  • 新「唯物論」

    「唯物論」とは何か。フリー百科事典『ウィキペディア』によれば、以下のように説明されている。〈唯物論は、事物の本質ないし原理は物質や物理現象であるとする考え方や概念。非物質的な存在や現象については、物質や物理現象に従属し規定される副次的なものと考える。物理主義、ともいう。対語は唯心論〉。  ただ、私... 続きをみる

  • 「生きていく(成仏できない)私」

     いったい私は何のために生きている(成仏できない)のだろうか。そんなことはわかるはずがない。強いて言えば、(自分の意思とはかかわりなく)「生まれてしまったから」生きているのである。つまり、私は、「自分から生まれよう」と思って生まれてきたのではない。では誰の意思か。直接的には「両親」の意思ということ... 続きをみる

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