梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

新型コロナワクチンの《効能》

 今日の東京新聞朝刊2面、3面に週刊誌の広告が載っている。そこには以下のような文言が見える。《「接種後死亡」1カ月で47件増加 コロナワクチン「不都合なデータ」から目を背ける「河野太郎」の妄言 河野大臣がファイザー初期治験結果で安全性を謳う愚 「データ不開示を取り消せ」ついに国を訴える福島名誉教授の覚悟》(『週刊新潮』)《接種開始2年 ようやくわかった「ワクチン後遺症」「ワクチン死」の正体》(『女性セブン』)《検証第二弾 ワクチンの“闇” 高齢者の死者多いのはワクチン打ったから?打つとがんが変化する? 子どもはワクチンより自然免疫でいい? 感染したらワクチンは不要? 打てば打つほど免疫力が下がる?》(『週刊文春』)
 いずれも新型コロナワクチンに対する《疑問》を扱っているが、ワクチンは安全なのか?という人々の不安が反映されている。
 コロナ禍は3年余り続いているが、いまだに「感染者数」「死亡者数」は《増え続けている》。その現状に対してワクチンはどのような《効能》を発揮しているのか。感染を防ぐことができるのか? それとも、重症化を防ぎ死亡者を減らすことができるのか? 
 それを明らかにすることは簡単だ。感染者、死亡者がワクチンを接種していたかどうかを調べればよい。ワクチンを接種していなかった者と接種していた者はどれくらいの割合であったかを調べればよい。もし、ほとんどがワクチンを接種していなかったとすれば、ワクチンの効果があったということになる。反対に、ほとんどが接種していたとすれば、ワクチンンの効果がないばかりか、週刊誌で取りざたされるような《疑い》が生じることになるのである。
 政府(厚生労働省)は、感染者、死亡者が《ワクチンを接種していたかどうか》その割合(未接種者と接種者の内訳)をただちに公表するべきである、と私は思う。
(2023.2.2)