梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

私の《体調管理》・10

 「・・・アア、キモチワルイ」が口癖になってから4年が経過した。その口癖は今もなおらない。現在、私は三つの慢性疾患をかかえている。その一は「前立腺肥大」、その二は「陳旧性心筋梗塞」、その三は「逆流性食道炎・機能性ディスペプシア」である。そのため、泌尿器科、循環器内科、消化器内科に通院、合計14種類の内用薬を処方されている。その他、市販薬2種類、マヌカハニーを服用している。
 まず起床後、食前に消化器内科の六君子湯、アコファイドを飲む。吐き気は治まり朝食を食べる態勢が整う。バナナジュースに玄米フレークを混ぜた物、トマト、レタス、ニンニク1片に卵を落とし入れ電子レンジで温めた物、カスピ海ヨーグルトに粉ミルクと蜂蜜を混ぜた物を食べる。食後は、泌尿器科のハルナール、エビプロスタット、八味地黄丸、循環器内科のバイアスピリン、ロスバスタチン、エナブリルマレイン、カルベジロール、消化器内科のネキシウム、ガスモチン、酸化マグネシウムを飲む。食後2時間を過ぎると吐き気が生じてくるが我慢する。昼食前に消化器内科の六君子湯、アコファイドを飲む。吐き気はやや治まり、昼食を食べる態勢が整う。バタートースト、6Pチーズ1片、カスピ海ヨーグルトを食べ、メイバランスを飲む。食後は泌尿器科のエビプロスタット、八味地黄丸、消化器内科のガスモチンを飲む。食後2時間を過ぎると、また吐き気が生じてくるが我慢する。夕食前に、アロエの純粉を水に溶いた物、消化器内科の六君子湯、アコファイドを飲む。吐き気はほぼ治まり、夕食の態勢が整う。夕食は日替わりの通常食と日本酒0.5合である。食べる量は通常の半分程度だ。食後に、泌尿器科のエビプロスタット、八味地黄丸、循環器内科のカルベジロール、消化器内科のガスモチン、太田胃散整腸薬を飲む。食後の吐き気はあまり感じない。就寝前に循環器内科のアムロジビン、消化器内科のマーロックスを飲む。睡眠後2~3時間で目が覚めるので胸焼け止めのマヌカハニーを舐める。さらに2~3時間後、目が覚めるので吐き気止めの開気丸を飲む。    
 以上、判で押したような「薬漬けの毎日」である。「・・・アア、キモチワルイ」は、ほぼ一日中生じている吐き気のために出てくる口癖だが、その原因は《循環器内科の内用薬の副作用》だと思っている。しかし、これを飲まないわけにはいかない。「陳旧性心筋梗塞」は、油断すると「心不全」となり、死に至るからである。だから、吐き気は消化器内科の薬で抑えながら《我慢しなければならない》ということだろう。これが、最近の《体調管理》である。
(2023.1.7)