宗教と政治
宗教は「心の安定」を目指し、政治は「生活(社会)の安定」を目指す。宗教は「心」の次元の営みであり、政治は「物」の次元の営みである。しかし、双方に共通しているのは、ともに「幸せを求めている」ということだ。しかも、それは「自分」の幸せだけではなく、「他人」の幸せをも求めているという点が重要なのである。宗教も政治も「功利」「利己」とは無縁でなければならない。したがって、自分だけの利益を求める宗教や政治は「偽物」である。
「旧統一教会」と政治家の結びつきが取り沙汰されているが、いずれも「宗教ではない」「政治家ではない」ということを露呈している。未だに「宗教団体」という看板を掲げ、無辜の人々の財産を詐取し続けている様は、誠に見苦しく、吐き気を催すほどである。加えて、自らの地位・身分にしがみつこうと、彼らと野合している「政治家」のなんと多いことか。世も末である。これでは、誰一人として「幸せ」にはなれないだろう。
(2022.12.12)
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