梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

「ありがとう」

 今年の目標は「他者のために奉仕する」だ。では、それが達成されたかどうかは、どうやって判断するか。自分の「したこと」に対して他者が「ありがとう」と言ってくれたとき、「奉仕できた」と考えてよいのではないか。他者が「家族」「友人」「知人」である場合はもちろんだが、「見ず知らずの他人」でなければ価値がない。だがしかし、いずれも私にとっては、非常にむずかしいことだ。これまで、他者から「ありがとう」などと言われたことは皆無だったように思う。
 さればこそ、この困難な目標を達成するために、まず、こちらから「ありがとう」と応えることから始めよう。・・・そう言えば、昔、「有りがたうさん」というタイトルの映画があった。もう一度、見直してみようか。https://nasino.muragon.com/entry/142.html 
(2023.1.4)