梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

《コロナ禍》の正体・2

 厚生労働省のホームページで、新型コロナウィルス感染症の「国内の発生状況」を見ると、11月21日現在、「PCR検査人数」は約8043万人(累計)で、そのうち「陽性者数」は約2381万人(累計)、「入院治療等を要する者の数」は約55万人(現在数)、「重症者数」は259人(現在数)である。これまでに全国民の67%がPCR検査を受け、そのうち陽性者は約30%であった。また、死亡者は約4.8万人(累計)であり、陽性者の0.2%である。死亡者のほとんどは70歳以上の高齢者である。
 一方、「入院、治療を終え退院した者の数」は約2062万人であり、陽性者の87%に相当する。
 以上のことから、「新型コロナウィルス感染症」という疾患は、「ごく普通の感染症」であり、恐るるに値しないことについては、すでに述べた。
 では、なぜ政府はこの感染症を「2類相当」に位置づけ、必要以上の警戒心をあおっているのか。それは、その方が「都合がよい」からである。そのことによって一部の勢力が莫大な利益を得られるからである。
 私は、この感染症が拡大し始めた頃(2020年3月末)から、ホームページで示される数値をエクセルに入力して、感染状況の推移を見てきた。それを3年間にわたって続けた結果、今回の《コロナ禍》は、自然に発生した災害というよりは、人為的につくられたフィクションではないか、と思うようになった。しかし、厚生労働省のホームページには、「感染状況の推移」を示す情報が欠落している。
 たとえば、「重症者数の推移」のグラフは以下の通りである。

ちなみに、私が作成した「重症者のグラフ」は、以下のとおりである。

前者は「1年間」の推移、後者は「3年間」の推移を示しているが、どちらが「感染状況の推移」を的確に表しているかは「一目瞭然」だろう。 
 要するに、厚生労働省は「推移の状況」を1年間に絞って公表しているのである。なぜか、「国民に真相を知られたくない」からである。《よらしむべし知らしむべからず》といった役人根性が、《コロナ禍》で甘い汁を吸っている連中を結果として擁護している、といわれても仕方がない。
 前回〈これが《コロナ禍》の正体である。「第7波」まで経験してやっとわかった。あとは、その首謀者(複数)を明らかにすることである。〉と書いたが、その首謀者に加担している筆頭が、厚生労働省なのである。
(2022.11.21)