梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

新型コロナワクチン(1)

 私は新型コロナワクチンを「当分の間」(安全性が確認されるまで)打たないつもりだったが、先日(9月14日)の定期診察で主治医が「あなたの場合、心筋梗塞を経験しているので、新型コロナに感染した場合、発症・重症化のリスクが高いと思われます。だからワクチンを打つことをお勧めします」と言った。「血液サラサラの薬を飲んでいますが大丈夫でしょうか」と尋ねると、「今は安定しているので大丈夫です」という答だったので、急遽、接種の予約をすることにした。半年~1年以上前にもワクチンの是非について主治医に尋ねたが、その時は「まだ何とも言えません。わからないことが多いので・・・」という答だった。主治医の考えはどのように変わったのだろうか。
 予約日は1回目が9月17日(2回目は3週間後)ということで、昨日、駅前病院で接種を受けた。接種会場に赴き受付を済ませると、5人が指定されたソファに腰掛けて待機している。私を除けば30~40代の男女だ。まもなく医師が会場に到着、座ったままの5人に近づいて、順々に注射を打っていく。「消毒します。少しチクンとします」と言い、私の左肩下に打った。一瞬で終わったが、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの時よりも痛かった。そのまま15分間安静にして、終了。念のため「解熱鎮痛剤」を処方してもらい、帰宅した。それからほぼ20時間経過したが、現在、体調に異変は見られない。ただ左腕の痛みは続いており、上に挙げることが苦痛である。左手は聞き手ではないが、右手と連動して、つねに何かをしていることが(動かすたびに痛むので)、よくわかった。幸いにもまだ「発熱」はないので、このまま治まればよいと期待している。
(2021.9.18)