梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

血圧の《跳ね上がり》

 昨日の朝(8時30分)の血圧は最高121~127・最低79~83、脈拍73~77であった。午前中に1時間程度外出(買い物)し、午後(14時30分)は「自転車のペダル漕ぎ」を17分(ゆっくり800回)。直後の血圧は最高119~139・最低81~89、脈拍59~66であった。しかし、夕方(17時すぎ)脈拍は60~68だったが、血圧は最高135~149・最低94~101に上昇した。1時間後(18時)には最高173~175・最低113~118になったので、かつて処方されたことのあるアムロジピン5mg(血圧降下剤)を1錠服薬し、安静にしていたが血圧は下がらない。体温は35度台、自覚症状は「吐き気」と「だるさ」で、すぐに横になりたくなる。さらに1時間経過(19時)したが、血圧は最高172~187・最低115~125、脈拍75~86という状態であった。このまま様子をみようとも思ったが、念のため、大学病院の救急センターに相談すると、「すぐに来て下さい」という。駅前からタクシーで向かい17時30分に到着。ただちに、「心電図」「血圧」「超音波」「レントゲン(胸部・腹部)」「血液」の諸検査が行われた。血圧は当初、最高163・最低93だったが、しばらくすると最高139・最低87にまで降下した。「ああ、落ち着いてきましたね」と看護師がいう。担当医は「吐き気を抑える薬を(点滴で)入れましょう」といい、超音波の検査も始めた。10分ほどで終了したが、結果は「無言」のまま、「これからレントゲンを撮ります。車いすで・・・」と看護師に指示して出て行った。レントゲン検査も終了、ベッドに戻ると、「血液検査の結果が出るまで30分かかります。このまま休んでお待ち下さい」ということであった。救急センターで受診するのは、今回で2回目、担当医師は前回とは別人であった。やがて、30分後、医師が現れて「心不全の状態ではありません。薬を出しますので、今後、血圧が160以上になったら飲んで下さい。レントゲンの結果、便秘の症状も見られますので、下剤もだします。便秘がひどくなったら飲んで下さい」という。
 なるほど、諸検査の結果には特段の異状は認められないが、血圧が上昇した原因は不明なので、ともかくも「血圧降下剤」を出すということか。その薬の名はアムロジピン5mgであった。 
 退院後3カ月に亘って、血圧は最高110~120台・最低70~80台で推移してきたが、奇しくも3カ月目に、とんだ「跳ね上がり」を見せようとは・・・、その原因は誰にもわからない。私自身が究明するほかはないのである。ちなみに、本日未明(3時)の血圧は最高120~130・最低73~84,脈拍69~74、朝(7時)の血圧は最高122~145,最低87~99、脈拍73~76。そして、現在(8時30分)の血圧は最高121~143・最低75~89,脈拍78~83である。
(2018.9.25)