梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

コロナに関する《言論統制》

 先月末(11月27日)の「虎ノ門ニュース」で、中部大学教授・武田邦彦氏は、御自身のブログ(ユーチューブ)が、「凍結されてしまった」と述べていた。理由は定かではないが、「コロナの実態をインフルエンザと比較して表したことが影響しているようだ」とのことである。とにかく「コロナは大したことない」という見解は、ことごとく削除され、マスメディアに登場することはないそうだ。そういえば、最近のネット情報からも、「コロナはただの風邪」「インフルエンザよりも軽い」といった見解は消え去ったようである。これは、そうした見解を述べる人たちが「沈黙している」わけではなく、メディア側の都合によって「沈黙させられている」という事情がよくわかった。
 これはもう、武田氏が言うように戦前(軍国主義)の「言論統制」の状況と比べても、大差はあるまい。
 今、為政者、専門家、メディアが結託して「コロナの恐ろしさ」を煽り立てる。なぜか、それはすべて今後の「ワクチン投与」のお膳立てということになる。政府は国民に無料で投与するために、国費でワクチンを買い上げ、もし副作用が出た場合には、国が損害賠償するという。来年のオリンピック・パラリンピックを予定通り行うためには(関係者がぼろ儲けをするためには)、参加者、観客、彼らと接触するすべての人々、要するに世界中の人々が、われ先にとワクチンを求めるようになる。そのように仕組まれた《陰謀》が着々と進められているのではないか、という疑惑が真実味を帯びてきた。
 もはや、コロナに関しては「言論の自由」はない。
(2020.12.4)