梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

出血性大腸憩室症の疑い

 12月12日からほぼ一日おきに下血(1日1~3回)が続いていたが、今日は排便を伴わない単独の下血だったので、駅前病院の内科を受診した。この症状は1か月余り前(11月2日)にもあったので、いわば経験済み。その時は担当医から入院治療を勧められたが、その準備をしてこなかったので、2時間ほどの「点滴」と内服薬をもらって帰宅した。しかし、再発したということは、その時の治療が不十分だったことを意味する。そこで今回は、はじめから入院するつもりで、その準備を整えた。問診、血液検査の結果、《案の定》入院治療となった。出血性大腸憩室症の疑いがあるので、「1週間程度の絶食」(点滴による栄養・水分補給、止血剤の投与)が必要とのことである。担当医は「心筋梗塞をやっているから、(その手術を行った)大学病院で入院治療を受ける方がよいのだが・・・」と迷ったが、(おそらく大腸カメラ検査のデータ、前回の当病院受診歴もあることから)「では、当病院で治療しましょう」ということになった。
 直ちに点滴開始、トイレ以外は「移動禁止」で経過を観察する。退院までの期間は未定だが、入院中に「腹部エコー検査」「心臓エコー検査」「血液検査」「内視鏡検査」を実施する。私は、単純に「大腸からの出血が止めればよい」と思っていたが、そうは問屋が卸さない。つまり、出血を止めるということは、血液を「固まりやすく」することであり、それは同時に、血管を「詰まりやすく」することだから、つねに心筋梗塞を再発するリスクが伴うということだ。だから、事は慎重に運ばなければならないのだろう。1週間程度、あるいはそれ以上の入院を覚悟しなければならない。 
 どのような入院生活を送るべきか、今後の展開が楽しみである。
(2019.12.18)