梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

私の《病状管理》・2

 明日は大学病院皮膚科の診察日だ。「多形紅斑」の症状は、ほぼ治まりつつある。私はほぼ半月前(11月28日)、以下のように綴った。
〈「吐き気」「胸やけ」「腹部膨張感」「食欲不振」そして「薬疹」・・・、本来の疾病は「高血圧症」「動脈硬化」「心筋梗塞」であったが、その治療薬が様々な副作用をもたらしている。だから、たとえ皮膚病の「痒み」が治まったとしても、次々と別の症状が現れるに違いない。(略)次にどんな症状が現れるか、予想を立てて楽しむことにする。①虚血性大腸炎、②大腸憩室症、③排尿障害(以下略)〉
 その予想はピタリと的中した。今月12日から①あるいは②による下血、今日の早朝には③?の「血尿」まで加わった。オミゴト!という他はない。それらの原因は何か。ほぼ1か月前、皮膚科担当医の指示により、それまでの内服薬・バイアスピリンをクロピドグレル錠75mgに変更した。その説明文書には以下のように記されている。
〈血栓(血の固まり)ができるのを抑える薬です。出血しやすくなることがありますので、異常な出血が認められた場合には、主治医または薬剤師に連絡してください〉
 そこで今日は泌尿器科の担当医に連絡、診察を受けた。
 私から病状の経緯を聞いた後、担当医いわく「薬の副作用だけで出血することはありません。何らかの原因があるはずです。その原因を突き止めましょう。本日はまず腹部CT検査と尿検査、エコー検査は予約になります」。ということで、エコー検査は19日に予約、検査結果の説明はその1週間後になった。
 たしか1か月余り前(11月2日)にも腹部CT検査を受けている。それと血液検査の結果「虚血性大腸炎の疑い」と診断された。だから12日からの下血は、虚血性大腸炎か大腸憩室症が原因であろう。さらに、その原因は要するに「食生活」、具体的には「暴飲暴食」ではないだろうか。若いときのように「いい気になって」油断すると、すぐに発症する。皮膚科内服薬・プレドニン(ステロイド系)が食欲を高めることを忘れて、食べ過ぎ、胃腸が悲鳴を上げているのだろう。前回は1日の絶食、2日間の流動食で治まった。今回も大腸を休めることで回復するのではないか。一方、今日の「血尿」はそうはいかない。まず「膀胱癌」を疑うのが常識である。しかし前回の腹部CT検査では見つからなかったので、エコー検査で確かめる。さらにまた、「下血」と「血尿」の関係が判るかもしれない。
 だが「生兵法は大けがのもと」、いずれも私の素人判断に過ぎない。諸検査結果を楽しみに待つことにする。(2019.12.16)