梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

警察のブログ記事

警察(ムラゴンブログ全体)
  • 警察の責任

     埼玉県飯能市で起きた殺害事件について報道されているが、容疑者が供述を拒否しているため、その全容がわからない。12月25日午前7時頃、飯能市の住宅街に住む米国籍の夫(69歳)とその妻(68歳)、さらに長女(32歳)の3人が、容疑者(40歳)に撲殺された。どうしてそんなことが起きたのか。県警によると... 続きをみる

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  • 小説・ひばり(3)

     私が思わず居間の方をふりかえると、父はそこに集まった客の間から間へと、何事も無かったようにニコニコと、酒を注いで回っていた。これは何かの間違いではあるまいか。私としては、そうとしか考えようがなかった。だが、もし間違いであればなおさらのこと、私は警察に出頭しなければならない。とはいえ、逮捕令状もな... 続きをみる

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  • 小説・ひばり(2)

     京の夢、大阪の夢。私は昨日、私の生活の大団円の夢をみた。そのとき、私はすでに私ではなく、行きずりの生活でめぐりあった人々のすべてと最後の酒宴を共にする中で、恍惚として感謝の涙を流していた。だが例によって、一抹の不安の兆しにあたりを見回すと、そうだ母親がわりの、今は老いさらばえた醜女が土間の隅で、... 続きをみる

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  • 「やましき沈黙」を強いる正体

     東京新聞8月29日付け朝刊(29面)に「本音のコラム やましき沈黙」(中谷巌)という記事が載っている。以下はその引用である。〈今年の夏にわたしが見た最高のテレビ番組のひとつは八月九日から三夜連続で放映されたNHKスペシャル『日本海軍400時間の証言』だった。(中略)ほとんどの当事者が「対米開戦な... 続きをみる

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