梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

「Eosino%」

 5日ほど前、「後鼻漏」「幻臭」に加えて〈両手首から肘までの内側に「湿疹」も現れた。これは、「内関」「げき門」など、吐き気、息切れの予防ツボに、ゲルマニウム、エレキバンを貼り続けた結果に違いない。〉と、私は記したが、その「湿疹」(の範囲)は見る見る拡大し、腹部、背中、太もも等、ほぼ全身に及んだ。昨日、駅前の皮膚科医を受診したところ、1日分の内服薬(ビラノア錠20mg)と塗り薬(プロペタゾン軟膏+ビーソフテンクリーム)を処方され、さらに大学病院で「血液検査を受けるように」と紹介状を手渡された。そこで、今日は午前中から大学病院に赴き、皮膚科医の診察を受けた。血液検査、尿検査の結果を見ながら、担当医(女医)は言う。「原因として思い当たることはありませんか。」「はい。」「血液検査の結果を見ると、Eosino%の値が高くなっています。アレルギー反応であることはたしかなようです。原因は不明ですが、とりあえず、昨日より強い内服薬(プレドニン錠5mg)と塗り薬(アンテベート軟膏+ヒルドイドソフト軟膏)を4日分出しますので、次は10月1日に来て下さい。4日には大腸カメラ検査を受けるそうですが、それ以後も内服の必要がある場合には、こちらから検査担当医に連絡します。」ということであった。
 帰宅後、「Eosino%」についてネットで調べると「白血球の一種でアレルギーに関与し、喘息、寄生虫症、蕁麻疹等で増加します。」(静岡県立病院HP)とあった。なるほど今、「蕁麻疹」が現れているのだから、Eosino%が高いのは当然だ。というよりも、「この湿疹は蕁麻疹だったのか」という思いが強い。これまで75年間、同様の症状が出たのは、小学校3年時の「麻疹」だけだった。では、今回の蕁麻疹の原因は何だろうか。およそ70%が'「不明」だともいわれているようだが、別のサイトには以下のような、興味深い記事(患者と医師の対話)があった。(「しみじみブーログ」https://blog.goo.ne.jp/boo_log/e/e4dd196edf12d5e1cdc08c21d3e82ad6より抜粋引用)


《「「EOSINOが高いこと自体に問題はありますか? 低くする必要はありますか?」
 「アレルギーがあればEOSINOは高いものだ。」
 「EOSINOが高いからアレルギー体質なのでしょうか? それともアレルギー体質だからEOSINOが高いのでしょうか? つまり、EOSINOが先ではなくて‥」
 「アレルギーに対してEOSINOが高く出ている。」
 「‥結果として出ているということでしょうか。」
 「そういうこと。何か原因があって高くなっている。」
 と院長先生仰せのとおりアレルギー鼻炎が要因だっとすると、鼻炎は死ぬ病気でないし、症状を緩和する薬があり、その性能も現代ではかなりよくなってきているので(多少不満はあるが)大した問題ではない。
*追記
好酸球性副鼻腔炎というのがあります
成人発症で嗅覚障害を主訴とし、気管支喘息を伴い、鼻茸のための鼻閉と粘調な鼻汁を示す難治性副鼻腔炎であり、鼻粘膜に多数の好酸球を認める特徴を有する。
 抗菌薬は無効であり、ステロイドの内服にのみ反応する。
 耳漏を伴うこともあり、その耳漏にも著しい好酸球浸潤が認められ、難治性であり聴力障害は進行し、聾に至る。嗅覚障害も進行しにおいがわからなくなる。
(難病センター) http://www.nanbyou.or.jp/entry/2258》


 私の場合、この「湿疹」は、「後鼻漏」「幻臭」を伴っている。だとすれば、「好酸球性副鼻腔炎」かもしれない。でも、その症状に「湿疹を伴う」とは記されていない。ますます、何が何だか分からなくなってきたが、この謎解きは実におもしろい。
(2019.9.28)