気がつくと、夜が明けていた。私は、あのまま応接間のソファに横になり、眠ってしっまったらしい。喉がからからに乾き、頭が重い。ズーン、ズーンと痛みが波のように押し寄せている。台所に行こうと立ち上がると、目の前が真っ暗になり、思わずその場に座り込んでしまった。(やばい。ジョー、だいじょうぶか?)自分の... 続きをみる
ちあきなおみのブログ記事
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その日から、一月が経った。案の定、花形親子からは何の連絡もなかった。マリ子がユキを「アンナ オンナ」という限り、滅多に電話することはできない。毎日のように、シロと駅前広場に行って見たが、いっこうに二人は現れない。いつもなら「去る者は追わず」で「終わり」になるところだが、今回は違っていた。時が経て... 続きをみる
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「急性心筋梗塞」を発症、カテーテル手術によりステントを挿入してから、1年9か月が経とうとしている。この間、体調が発症以前に戻ることはなく、つねに「不良」状態が続いている。その原因が「血圧を下げる薬」「血液をサラサラにする薬」の副作用によるものだろうということはわかる。なぜなら、それぞれの薬の説明... 続きをみる
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「古賀メロディー」は、昭和の流行歌を彩る数多くの作物を支えているが、なかでも「影を慕いて」(1931年・昭和6年)は古典的名品と言われている。当初の歌手は佐藤千夜子であったが、後に藤山一郎に歌い継がれたことによって爆発的にヒットした。「実力派」といわれる昭和の流行歌手は挙ってこの名品にチャレンジ... 続きをみる