梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

「急性心筋梗塞」・《減塩の影響?》

 「急性心筋梗塞」による入院から帰宅して1週間が過ぎた。一昨日は主治医の診断(心電図・血液検査・レントゲン)、昨日は「心臓リハビリ」(運動、ストレッチ)のために通院、いずれも「経過はおおむね良好」ということであったが、家に戻り、大相撲のテレビを観ている時に「異変」が生じた。急に「冷や汗」が吹き出し、体温を測ると33度以上にあがらない。呼吸困難はないが、めまいを感じ意識が薄れそうになる。しばらく安静にしていると、体調は回復したが、まだまだ安定にはほど遠いことを実感した。
 入院前と比べると、私の生活は一変した。まずは「断煙」、禁煙パイポとガムで禁断症状を乗り越えようと試みている。しかし、「タバコを喫いたい」という気持ちは死ぬまでなくならないだろう。性懲りもなく、通販で「タール・ニコチン0%」の電子タバコを購入したが、主治医からは「まだ正体不明なので、現段階では禁止します」と宣言されてしまった。経験によれば、体調不良が激しい時は「タバコを喫いたい」という気持ちは生じない。だから「喫いたい」という気持ちになっただけで、体調は回復いつつあると考えている。次は「減塩」、帰宅後、1日6グラム以下(1食2グラム以下)の「減塩食」を続けている。しかし、ネット情報によれば「塩分のとりすぎはよくないが、不足もよくない」ということである。塩分が不足すると現れる症状として ①めまいやふらつきを起こす、②食欲減退・脱力感、③脱水症状や筋肉異常、④精神障害や昏睡状態を挙げている。なるほど、だとすれば昨日の「異変」は、減塩生活(塩分不足)による「脱水症状」であったのかもしれない。しかし、それは素人の考えに過ぎない。次回の診察時に確かめたい。
 最後は運動とストレッチ、入院前は「腰部脊柱管狭窄症」のため「間欠跛行」(100歩以上、歩き続けられない)の症状が出ていたが、1日15分~20分程度「自転車のペダル漕ぎ運動」を重ねた結果、ごくわずかだが改善がみられるような気がする。明日は別の病院の整形外科医に予約を入れてあるが、真夏日に通院する意欲はわかない。キャンセルすることになるだろう。
 それにしても、健康を回復するためには「元気」が不可欠、その「元気」をどのように取り戻すかが、今の私に問われているのだと思う。いっそのこと、焼き鳥を肴にビールでも飲んでみようか。(2018.7.12)