梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

「逆流性食道炎改善プログラム」(福辻鋭記著・株式会社ダーザイン・2010年)の実践・1

 「逆流性食道炎改善プログラム」(福辻鋭記著・株式会社ダーザイン)の巻末には〈・本書は著作権上の保護を受けています。本書に(ママ)一部または全部について、許諾を得ずに無断複写、複製することはいかなる場合においても禁じられています。またインターネットなど、不特定多数の観覧が可能な場所において、公開することも同様とします。〉と記されているので、誠に残念だが、この本の「文言」をそのまま紹介することはできない。(もっとも、このブログの読者は不特定《少数》なので、気にすることはないのかも・・・?)
 ただし、その内容は実に具体的でわかりやすいので、このプログラムに沿って実践したことを述べていきたい。
 まず第一に、①吐き気、②腹部膨張感、③食欲不振に対して効能があるとされている漢方薬「イスクラ開気丸」を、1月中旬から服用し始めた。用法・用量は1日3回、食間または空腹時、用量は1回8丸だが、私は1日1回、起床後の空腹時に8丸服用している。服用後まもなく空腹時の吐き気は減少したが、腹部膨張感、食欲不振は続いていた。しかし2か月が過ぎた頃から徐々に食欲が戻り始め、4か月後の現在では「ほぼ通常」の食事量を摂れるようになってきた。退院後、体重は半年で10㎏減少、51㎏まで低下したが、現在は53㎏台まで回復しつつある。
 第二に、「ツボ療法」を実施した。①太白(足の親指内側)、②神門(手首、小指側のはじっこで凹んでいる所)、③手心(手のひらの真ん中)、④内関(手首の筋から肘方向へ指二本分の内側)に「押す」「揉む」「エレキバンを貼る」などの刺激を与える。特に、効果があるのは、「内関」で、ゆっくり、軽く、リズミカルに押していると、「吐き気」が、スウッと消えていくのがわかる。
 第三は、「就寝時の頭の高さ」を《高くする》ことである。ベッドの上方を傾斜させて寝る。そうすると、食道の位置が胃よりも高くなるので、胃液の逆流を防ぐことができる。私はプログラム購入直後からそれを始めたが、当時は「脊柱管狭窄症」による腰部の痛みのため、続けることができなかった。しかし、最近は足腰の痛みが減ってきたので、昨晩は、思い切ってベッドの上方を傾斜させて寝たところ、夜中の「吐き気「胸焼け」が半減することがわかった。福辻氏はまた「食後30分は横にならない。できれば2時間は起きている」ことを提唱している。足腰の様子を見ながら、経過を観察することにする。
(2019.5.12)