梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

私家版・昭和万謡集・61・「熱海ブルース」

61「熱海ブルース」(詞・佐伯孝夫 曲・縞六郎 歌・由利あけみ) 
《寸感》
 小学校入学まで母方の祖母がいる静岡で過ごしたが、昭和26年に上京した。学校が休みになるたびに、静岡に遊びに行った。4年生からは一人で汽車に乗って行った。鈍行で4時間かかった。ちょうど中間に差し掛かると、車窓から熱海の町並みが見えた。当時は温泉街として絶頂期にあったが、今は廃れ気味で廃墟ホテルもあるようだ。
(2015.12.16)