私家版・昭和万謡集・60・「僕は泣いちっち」
60「僕は泣いちっち」(詞・浜口庫之助 曲・浜口庫之助 歌・守屋浩)
《寸感》
浜口庫之助は「泣いちゃった」という日本語を「泣いちっち」、「行っちゃった」を「行行っちっち」とデフォルメした。その音韻が彼の美学にかなったからであろう。そして、守屋浩の、やや翳りのある歌声が曲想を際立たせる。この二人には「有難や節」という傑作もあるが、こちらの方が「詩的」である。
(2023.12.15)
60「僕は泣いちっち」(詞・浜口庫之助 曲・浜口庫之助 歌・守屋浩)
《寸感》
浜口庫之助は「泣いちゃった」という日本語を「泣いちっち」、「行っちゃった」を「行行っちっち」とデフォルメした。その音韻が彼の美学にかなったからであろう。そして、守屋浩の、やや翳りのある歌声が曲想を際立たせる。この二人には「有難や節」という傑作もあるが、こちらの方が「詩的」である。
(2023.12.15)
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