梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

私家版・昭和万謡集・46・「シベリアエレジー」

46「シベリアエレジー」(詞・野村俊夫 曲・古賀政男 歌・伊藤久男)
《寸感》
   間奏に挿入された「誰か故郷を思わざる」のメロディが、ひときわ郷愁をさそう。
ウィキペディア百科事典には、「シベリア抑留」について、以下の記述がある。
(2023.11.30)


《シベリア抑留は、第二次世界大戦の終戦後、武装解除され投降した日本軍捕虜や民間人らが、ソビエト連邦(ソ連)によってシベリア、カザフ、キルギス、ウズベクなどソ連各地、モンゴル人民共和国(モンゴル抑留)などソ連の衛星国へ労働力として連行され、長期にわたる抑留生活、厳寒・飢え・感染症の蔓延る過酷な強制労働により多数の人的被害を生じたことに対する総称である。男性の被害者が多いが女性も抑留されている。
 ソ連対日参戦によってソ連軍に占領された満洲、朝鮮半島北部、南樺太、千島列島などの地域で抑留された日本人は約57万5千人に上る。厳寒環境下で満足な食事も与えられず、苛烈な労働を強要させられたことにより、約5万8千人が死亡した。》