梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

私家版・昭和万謡集・38・「演歌みたいな別れでも」

38「演歌みたいな別れでも」(詞・中山ラビ 曲・小椋佳 歌・梅沢富美男)
《寸感》
 昭和後期(昭和40年~)の大衆演劇は、「前狂言」「歌謡(楽団)ショー」「切り狂言」「舞踊ショー」といった構成で、役者全員が歌唱、楽器演奏を担当した。どの役者も巧みにこなしたが、中でも梅沢富美男の「歌唱力」は群を抜いており、ギター、ドラムの演奏もひときわ鮮やかであった。旅回りのかたわらテレビドラマにも出演し、「夢芝居」というヒット曲も生まれた。「演歌みたいな別れでも」はそのB面だったか・・・。
(2023.11.22)