梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

新型コロナウィルス感染・《国内の動向・都道府県別の現状と推移》

 「東京新聞」朝刊に連日掲載されている《国内の新型コロナウィルス感染者》の表の数値をもとにすると、4月10日現在の確認例は以下のとおりである。
①人数の多い順に挙げると、東京(1705人)、大阪(696人)、神奈川(437人)、千葉(388人)、埼玉(337人)、兵庫(316人)、愛知(310人)、福岡(289人)、北海道(236人)が突出している。
②一方、少ない順に挙げると、岩手(0人)、鳥取(1人)、島根(2人)、徳島(3人)、香川(3人)、鹿児島(4人)が10人未満で際立っている。
③これを10日前(4月1日)と比べて「どれだけ増加したか」を見ると、石川(7.07倍)、福岡(5.35倍)、沖縄(5.33倍)、宮﨑(5.33倍)、滋賀(4.71倍)、茨城(3.79倍)、岐阜(3.59倍)、宮城(3.45倍)が目立つ。ちなみに、人数が最も多い東京は2.90倍、大阪は2.50倍、神奈川は2.73倍である。
④また前日(4月9日)と比べて「どれだけ増加したか」を見ると、島根(2倍)、長野(1,33倍)、埼玉(1.29倍)、石川(1,27倍)、富山(1.27倍)、広島(1.25倍)、青森(1.21倍)、秋田(1.20倍)、山形(1.18倍)、栃木(1.14倍)、神奈川(1.14倍)、沖縄(1.14倍)、岐阜(1.12倍)、静岡(1.12倍)、大阪(1.12倍)、東京(1.12倍)、山梨(1.11倍)、茨城(1.10倍)、兵庫(1.10倍)が、「増加し続けている」地域である。
⑤一方、岩手は0人を続けており、また新潟、三重、滋賀、岡山、山口、徳島、香川、佐賀、長崎、宮﨑、鹿児島は前日の数値から増加していない。
 以上が、国内・都道府県別の現状と推移である。
 今や「医療崩壊」で、医師、病院を頼れないとすれば、国民は自分の身を(「疫病禍」から)自分で守らなければならない。まず、居住地の現状、推移を冷静に見極めることが肝要である。状況は「刻一刻と」変化する。感染者が少なくても安心はできない。特に、「増加率」が1.1倍以上の地域はでは、「感染しないこと」「感染させないこと」を念頭に、1倍以下になるまで「耐乏生活」を送らなければならない、と私は思う。
(2020.4.11)