梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

〇〇区立〇〇小学校6年〇組《紙上》クラス会開催のお知らせ

                                                                                                                                    〇〇区立〇〇小学校6年〇組《紙上》クラス会開催のお知らせ


 今年に入り、世界中「コロナの嵐」が吹き荒れている昨今ですが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
 昨年は予定していたクラス会を中止しましたが、12月には「〇〇ちゃんに逢う会」を実現することができました。そして、今年こそ暖かい春になったらクラス会を、と考えていましたが、《三密》の自粛ムードで当分の間は無理のようです。
 でも、こういう時だからこそ、皆さんと手をつなぎ、肩を組み、励まし合って、困難を乗りこえるべきだと、考えます。
 そこで、下記のとおり《紙上》のクラス会を計画しました。皆さんが「一堂に会したつもり」になって、大いに語り合いませんか。一人でも多くの御参加をお待ちしております。
     2020年4月吉日
                              幹事・〇〇 〇〇
                    記


1 名称 〇小6年〇組《紙上》クラス会
2 場所 各自宅
3 期日 2020年4月某日
4 方法 同封のハガキに近況、メッセージ、情報、つぶやき等を、綴って投函する。
(一応の締め切り日・2020年4月25日)
5 結果 後日「クラス会通信」でお知らせします。


《追伸》
・昨年12月に行われた「〇〇ちゃんに逢う会」に関する「クラス会」通信を同封します。
・△△△△君から「檄」が寄せられましたので同封します。


*《檄》 △△△△
 6年〇組の皆さん、御無沙汰しております。 
 現在、この「コロナ禍」は「史上初」と言われ、「戦後最大の危機」が訪れたように喧伝されていますが、今から76年前に生まれた私たちにとっては、どうということはありません。まだ戦争の傷跡が残る「武蔵が原」で遊び、筍の皮に梅干しや塩を包んで菓子がわりとし、「トントン紙相撲」で勝負を競い合った頃を思い出せば、たかだかここ数ヶ月の耐乏生活など、どうということはありません。
 でも、油断は大敵、まだこの疫病は「正体不明」で治療法が確立していないからです。だから、皆さん、まず「感染しないように」細心の注意を払いましょう。また、まだ症状がないからといって、安心は禁物です。自分はもう感染しているかも知れない、だから、他人に「感染させないように」細心の注意を払いましょう。
 「うつらない」「うつさない」、そのために最も効果的な方法は「人と接触しない」ことだそうです。やむを得ない場合は、マスクの着用と手洗いの励行・・・。
 万一、発熱、のどの痛み、息苦しさ等の症状が出た場合には、まず(風邪だと思って)「自分で治そう」(医師・病院を頼らない)とすることが肝要だそうです。今はまだ、通院しても、入院しても「対症療法」で、本人の快復力(生命力)に頼るだけという医療現場だから・・・、らしい。
 とはいえ、それは素人の勝手な判断、「生兵法は大けがの元」です。専門家の見解から学びましょう。
 私のできることは、せいぜい「頑張ろう!」とエールを送ることぐらい、そして私たちのできることは、この困難を乗りこえて、後期高齢者となった戦後世代の「したたかさ」「たくましさ」を後世代に引き継ぐことぐらいでしょうか。
 ほとんど声量が尽きた声で歌います。 
「○○○〇〇〇〇の 立つべき時○今○来ぬ 若き熱血たぎりきて 奮え堂々 わが健児
○○〇〇 挙れイザ フレ フレ〇〇 フレ〇〇」(○○は失念!情けない)
                                      合掌