梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

新型コロナウィルス感染《世界の動向・5》

 3月31日から4月1日にかけて、世界の感染者数・死者数の「増加」、「致死率」の様相は以下のとおりである。(●は増加率の1.1倍未満、▲は1.1倍以上、■は不明・数値は「東京新聞朝刊」掲載の表《新型コロナウィルス感染者が多い国・地域》にもとづく)
《感染者数・増加人数・増加率・1日現在》(31日と比べて) 
●中国81554人(+36人*1.0004倍) ■韓国不明 ●イタリア105792人(+4053人*1.03倍) ●イラン47593人(+2987人*1.06倍)●日本3139人(+239人*1.08倍) ▲フランス52128人(+11586人*1.17倍) ▲ドイツ69335人(+6809人*1.10倍) ●スペイン102136人(+7719人人*1.08倍) ▲米国189510人(+24900人*1.15倍) ■スイス不明 ▲英国25150人(+3009人*1.13倍)
●ベルギー13964人(+1189人*1.09倍)
《死者数・増加人数・増加率・1日現在》(31日と比べて)
●中国3312人(+7人*1.002倍) ■韓国不明 ▲イタリア12428人(+837人*1.22倍) ●イラン3036人(+138人*1.04倍) ●日本78人(+1人*1.01倍) ▲フランス3523人(+499人*1.16倍) ▲ドイツ773人(+216人*1.38倍) ▲スペイン9053人(+864人*1.10倍) ▲米国4076人(+906人*1.28倍) ■スイス不明 ▲英国1789人(+381人*1.27倍) ●ベルギー828人(+123人*1.17倍)
《致死率・1日現在》(↑、↓、→は31日と比べて)
 中国4.0%→、韓国不明、イタリア11.7%↑、イラン6.3%↓、ドイツ1.1%↑、米国2.1%↑、フランス6.7%→、スイス不明 英国7.1%↑、ベルギー5.9%↑ 日本2.4%↓。
 以上は、《たった1日の推移》だが、感染者の増加率を1.1倍未満に抑えているのが、イタリア、イラン、スペイン、日本、ベルギーである。(中国は「感染者の中に無症状者を含めていない」という批判があるので、現在、過去の数値は信頼できない。今後は除外する。)依然として増加を続けているのは、フランス、米国、英国、ドイツであろうか。 死者の増加率が最も高いのはドイツ(1.38倍)であり、以下米国(1.28倍)、英国(1.27倍)、イタリア(1.22倍)、ベルギー(1.17倍)、フランス(1.16倍)、スペイン(1.10倍)の順である。1.1倍未満はイランと日本である。 
 致死率もイタリア、ドイツ、米国、英国で上昇している。フランスは不変、日本は2.4%で上昇はしていない。
(2020.4.2)