梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

「ホルター心電図検査」

 昨日から「ホルター心電図検査」の器具を24時間装着している。注意事項として、①入浴ができない、②器具を物にぶつけたり、コードを引っ張らない、③睡眠中の電気毛布は使用しない、④「行動記録カード」に必要事項を記入する、ということが挙げられていた。まず《行動》のチェック項目としては、服薬、トイレ、バス・電車、歩行、運動、休憩、階段昇降、食事、飲酒、起床就寝、仕事、運転がある。その行動をした時刻を記入する。次に《症状》のチェック項目としては、胸痛、動悸、息切れ、めまい、倦怠感があり、それらが生じた場合は、器具のイベントボタンを数秒押すことになっている。
 その記録は以下の通りだ。
【23日】午前11時06分・記録開始、11時15分・歩行(買物)、12時12分・電車、階段昇降(帰路)、12時40分・服薬、食事、午後3時15分・階段昇降(外出)、6時20分・胸痛(パソコン操作)、6時30分・服薬、食事、飲酒(0.5合)、9時50分・めまい、10時30分・就寝、
【24日】午前2時30分・トイレ、胸痛(胸やけ)、5時30分・トイレ、胸痛、動悸、息切れ(吐き気)、7時00分・起床、トイレ、胸痛(血圧135/93)、8時00分・服薬、食事、9時40分・めまい(立ち眩み)、10時00分・めまい(パソコン操作)、10時45分・歩行、電車、階段昇降(往路)
 そして今日の午前11時10分、「ホルター器具」は外された。
 この検査結果がわかるのは2週間後(次回定期通院日)とのこと、それまでに「現状維持」が続けられるか、それとも脳神経外科を受診しなければならなくなるか、新型コロナウィルスの今後同様に「不透明」である。
(2020.3.24)