梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

「急性心筋梗塞」病状記・4・《元気の種》

 昨日は、夕食時「吐き気」におそわれ、卵焼き2片のみで終了となった。ともかくも食後の服薬をして血圧等を測る。最高は153、最低は100、脈拍76、体温35.2度ということで、寝る前の降圧剤を飲んで17時に横になる。目が覚めたのは21時30分、その時の血圧等はは最高123、最低83、脈拍68まで下がっていた。さらにウトウトし、今日の未明3時30分に目が覚めた。血圧等は最高113、最低80、脈拍77。
再び横になり6時に起床、血圧等は最高125、最低92、脈拍82であった。
 まさに「水銀の上下で測る余命かな」といった心境だが、私のやるべきことはただ一つ、食欲を回復し(体重を元に戻し)、筋肉量を増やすことである。そのためには「運動量」を増やさなければならない。幸いなことに「脊柱管狭窄症」の症状(間欠跛行)は軽減している。以前は100歩しか持続歩行できなかったが、最近は600歩~1000歩程度まで、休まずに歩ける。そこで、涼しい時間を見計らって「散歩」を心がけることにした。 今日の朝は近くのコンビニまで(往復600歩)行き、サンドイッチ、ゼリー飲料、経口補水液、ビスケットなどを仕入れてきた。「病気」の反対は「元気」である。元気の種を見つけよう。「自転車ペダル漕ぎ」「シャワー・入浴」も続けることにした。
 ブログの更新も日課になっているが、最近、私の拙いブログに共感を寄せてくださった方がいることを知った。以下はそのコメントである。


《コメント》
初めまして。
貴方様のサイトを拝見し「改訂 自閉症治癒への道」を購入しました。
この本のまったくの正論ぶりに感動しました。
そして今現在の世の中では受け入れられないだろうとも思いました。
しかしながら、ウェルチ法はまったく正しいというか、子供を救うにはこれしかないのです。
これが最も子供に負荷を与えず、正常に戻す唯一の手段です。
プレコップ博士の中間報告とまったく同じことが私の子供にも起こりました。
今、子供は知恵や運動の面ではまだ遅れがあるものの、うつろな目がなくなり、活き活きと生活しています。


私の子供はこども発達支援ホームいわしろに通っています。
ここではウェルチ法を進化させ、呼吸援助抱っことして、密着抱っこしたままで深呼吸ができることが親子間の愛着を生むということを見つけ出しています。
更に療育としてABA的手法で認知の発達を促しています。


園長先生は言います。
三つ子の魂百までという三つ子は数え年だから今で言う2歳のこと。
2歳までに始めればなんとかなるが、年齢を重ねると正常域に戻すのは難しい。
もっと言えば生後6ヶ月までに気づいて抱っこを始めていれば、更に予後はよい。
3歳まで何もせずに見守ってしまうことは死罪に値する。


私の子供が抱っこを始めたのは3歳半からでしたが、後1年早く始めていたらと悔やまれます。(それでもかなり良くなっていますが。)


もちろん、やってみてわかるように抱っこは大変な拒絶に遭います。
失禁・叩き・罵声・抵抗ありとあらゆることをして拒絶してきます。
これはやってはいけないと感じるのは人間として当然の感情です。
いわしろでの周りの親御さんでも警察や市役所・児童相談所に虐待してるのではないかと通報された方もいます。それほど強い拒絶です。
しかし、それを乗り越えて深呼吸できるまで毎日1時間は続けていくと明確に子供に変化が見られます。
私の子供はあまり自閉が強くなかったようで2ヶ月ほどで赤ちゃん返りが始まり、3ヶ月で産まれて初めて「お父さん大好き」と言ってきてくれました。
中には毎日4時間抱っこを続けていた親御さんもいらっしゃいます。その子は今では行動もまったく問題なく他人を思いやることも出来、IQも非常に高く(推定120over)卒園後普通小学校に通っています。
重い子は4年通っても赤ちゃん返りが始まらず、正常域に到達しない子ももちろんいますが、やってダメだったという人はプレコップ博士の中間報告同様誰もいません。


妻は心理士として医大で数年研修を受け、終末期医療から閉鎖病棟、1歳6ヶ月検診まで携わってきた本職の心理士です。妻は心理士として生きてきたため、いわしろに向かう前は懐疑的な見方をしていましたが、実際に子供が劇的に変わる様を見て抱っこという手法を認めざるを得ない状況です。


いわしろの園長先生はクリスチャンですが変わった方なので、電話すると育て方が悪いと1時間は罵倒されます。
それでも子供を救いたいと強く願い自分も変わるという意志を持った方のみ受け入れています。
半年かかる方もいますし、遠方から引っ越してくる方もいます。


いわしろをおすすめするわけではありません。こういった場所もありますとお伝えしたかったのです。
「いわしろ 療育」で検索すると出てくるささたまパパのブログも参考になります。
http://shiga-takaboo-kosodatesien.blog.eonet.jp/skillup/stepup--------------------______________.html
のサイトも参考になります。実際にいわしろに行かれた方です。
よかったらご覧ください。


貴方様のお孫様は貴方様がご指摘の通り自閉ではなく養育環境が原因であると思われます。外野が幾ら言ってもご両親が変わられない限りはそのまま推移するのではないでしょうか。(もちろん他の好因子によって能力が高まることは考えられますが)


 私の考えに「共感・同意」してくれる方がいたとは、奇跡的であった。大きな元気をいただいて「もう少しがんばってみよう」と思う。(このブログを更新できなくなった時はいよいよ『その時』が来たのである)
(2018.8.10)