梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

昭和万葉集・90・「夕焼け雲」

90「夕焼け雲」(詞・横井弘 曲・一代のぼる 歌・千昌夫)
《寸感》
 二人が育った,懐かしいあの村に、「帰らない」と決めていた。でも、「帰りたい」という想いがつのる。「我慢、我慢・・・」と抑えているうちに、いつしか月日がたち、本当に帰れなくなってしまった。夕焼け雲だけが、故郷をしのばせる。
(2024.1.17)