梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

2019年1月のブログ記事

  • 「死ぬ」ということ・1・《「トツゼンノサヨナラ」》

     一昨日、H先生の訃報が舞い込んだ。まさに「トツゼンノサヨナラ」で、私は絶句した。と言うのも、つい1か月余り前(12月15日))、私はH先生と酒席をともにしていたからである。ただし、病身の私は日本酒を五勺ほど舐め、H先生は焼酎のお湯割りに梅干しを入れ、3合ほど飲み干し帰路についたほどのことに過ぎな... 続きをみる

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  • 乳幼児の育て方・Ⅱ・赤ちゃんは声を出していますか

    【3ヶ月頃から12ヶ月頃まで】  赤ちゃんは声を出していますか。それはどんな時ですか。どんな声ですか。  生後まもない頃の赤ちゃんは、泣くときに声を出しています。それは「声を出そう」と思って出しているのではありません。「反射的」に、泣くときに付随して「声が出てしまう」のです。  その「泣き声」もは... 続きをみる

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  • 乳幼児の育て方・Ⅱ・赤ちゃんと遊びましょう・Ⅰ

    【3ヶ月頃から12ヶ月頃まで】  さあ、おせんたくはすみましたか。これから赤ちゃんと遊ぶことにしましょう。まず、心の中をからっぽにして下さい。家の仕事のことは忘れて下さい。これから30分間は、赤ちゃんと遊ぶこと「だけ」を「考えて」下さい。そして、赤ちゃんと遊ぶこと「だけ」を「して」下さい。  赤ち... 続きをみる

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  • 乳幼児の育て方・Ⅱ・なによりも「人の声」が大切

    【3ヶ月頃から12ヶ月頃まで】  デパートのおもちゃ売り場へ行くと、数え切れないくらいいろいろなおもちゃが並んでいます。しかし、このころ(乳児期)の赤ちゃんのものとなると、おのずと限定されてきて、品物はたくさんあっても、いくつかの種類に分類されてしまいます。その一は、音の出るおもちゃで、赤ちゃんが... 続きをみる

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  • 乳幼児の育て方・Ⅱ・お母さんはどうやって赤ちゃんを泣きやませますか?

    【3ヶ月頃から12ヶ月頃まで】  赤ちゃんが泣いています。赤ちゃんは今、お母さんを呼んでいるのです。さあ、あなたはどうしますか。時と場合によるかもしれません。しかしそれがどんな時であっても、赤ちゃんが「来てほしい」と思っていることにかわりないのです。その気持ちにどうやって応えるかが問題です。一番ま... 続きをみる

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  • 乳幼児の育て方・Ⅰ・「抱っこ」がらくにできますか?

    【誕生から3ヶ月頃まで】  このころの赤ちゃんにとって、「抱っこ」をしてもらうことは、最大の喜びです。その喜びの中には、次の四つの喜びがふくまれているからです。  第一は、お母さんの体の感触(ぬくもり)をじかに味わえる喜びです。もしかしたら、お母さんのおなかの中で聞いた心臓のリズミカルな快い響きを... 続きをみる

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  • 乳幼児の育て方・Ⅰ・「笑う子」と「笑わない子」

    【誕生から3ヶ月頃まで】 お母さんにとって、赤ちゃんの「にっこりした笑顔」ほど素晴らしく感じるものはありません。思わず抱き上げて、ほおずりしたくなるでしょう。毎日の育児や家事の疲れがいっぺんにふきとんでしまい、この子のためならどんなことでもしてあげようという気持ちが湧き上がってくるでしょう。赤ちゃ... 続きをみる

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  • 乳幼児の育て方・Ⅰ・「抱きぐせ」と「添い寝」

    【誕生から3ヶ月頃まで】  おなかがすいているわけではない、おむつが汚れているわけでもない、それなのに赤ちゃんが泣いています。そばへ行ってお母さんが「抱っこ」するとケロリと泣き止んでしまう、やれやれと思ってベッドにおろそうとすると、また泣き出す。このようになってしまうことを、「抱きぐせ」がつくとい... 続きをみる

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  • 乳幼児の育て方・Ⅰ・「泣く子」と「おとなしい子」

    【誕生から3ヶ月頃まで】 今、目の前で赤ちゃんが火のついたように泣いていたら、お母さんはどうしますか。思わず、抱き上げるでしょう。「おお、よしよし」と声をかけてほおずりをしたり、おしりを軽くたたいてあげたりするでしょう。ミルクがほしいのかな、おむつが汚れたのかな、など、いろいろと考えてみるでしょう... 続きをみる

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  • 「リリカカプセル25mg」

     ちょうど1か月前(2018年12月25日)、私は以下のように綴った。 <要するに、主治医の診断は「異状なし」ということである。だとすれば、毎日生じている様々な不快感の原因は何だろうか。少なくとも「循環器系」の疾患ではないということになる。また「胃カメラ検査」の結果からは「逆流性食道炎」かもしれな... 続きをみる

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  • 「国技・大相撲」の終焉

     これまで連勝を重ねてきた横綱白鵬は、こともあろうに負傷再出場の御嶽海に対して「なすすべもなく」押し出された。付け人の肩を借りて花道を引き上げる御嶽海の姿を見ると、この勝負「はじめから決まっていた」と感じてしまう。明らかに横綱白鵬の「気力」は不十分、「わざとまけ」の典型であった。  昨年秋の「貴乃... 続きをみる

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  • 漢方薬「イスクラ開気丸」

     「逆流性食道炎」による不快感(吐き気、腹部膨張感、食欲不振、便秘)には「イスクラ開気丸」という漢方薬が効くという情報を得たので、市内の漢方薬局4店に電話で問い合わせた。1店目はデパート7階にある漢方プティック、若い店員(男性)が出て、「イスクラは扱っていません」、2店目は大正12年創業の老舗薬局... 続きをみる

  • 一難去ってまた一難

     まったく人間の身体とはよくできたもので、3日前(抜歯の抜糸により)「身体的故障」はなくなったと記したかと思えば、何と何と、ほぼ10か月前に発症した「脊柱管狭窄症」が再発しようとは・・・。昨日から右腰に疼痛が生じていたが、今日は持続歩行がかなり困難になってきた。昨年の「急性心筋梗塞」の発症より3か... 続きをみる

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  • 横綱・稀勢の里の《選択肢》

    2017年7月12日(水) 晴  大相撲名古屋場所三日目、横綱・稀勢の里は前頭二枚目・栃の心に敗れ1勝2敗となった。このまま土俵を続ければ、負け越すことは必定、たとえ勝ち越しても横綱の成績としては不本意な結果に終わるだけだろう。敗因は「左大胸筋損傷、左上腕二頭筋損傷」が全治していないことにある。そ... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・41

    【あとがき】 《要約》 ・私自身の遠い昔、小学校の低学年の頃だっただろうか。突然、ほかの子どもたちとの間に大きな距離を感じ始めた時期があった。ふと気がつくと、私は昼休みの校庭で一人きりで、級友たちのどの集団に、どのように近づいていったらよいのか、また数日前まで、私自身、集団の中にどのように収まって... 続きをみる

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  • 南無妙法蓮華経

     抜歯の抜糸も終了し、後は入れ歯を装着することになったので、当面の「身体的故障」はなくなった。でも吐き気、胸やけ、息切れ、動悸などによる不快感、長時間の起居や外出による疲労感・倦怠感は相変わらず持続している。そんな現状を知った旧友から電話が入った。「検査結果に異状はないか」「ない」「それでもシンド... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・40

    【統合者としての「私」】 《要約》 ・「今ここ」に支配された「私」を、もっと安定した「私」に引き継がせようとする背後には、統合者としての「私」が隠れているはずである。それは私たちの中にあって不断に活動する一つの「機能」であるに違いない。 ・現代の脳医学は、人格を統合するためのこのような機能の「場」... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・39

    【「私」から「私」への手紙】 《要約》 ・私たちがいつも使っている言語一般こそは、今の「私」から別の「私」に向けて差し出される手紙まもだ。私たちの視覚や聴覚や触覚は、感覚器官によって入力される外部情報にもとづいているから「今ここ」の世界に支配されやすい。だから、それらの感覚に依存する限り、環境が一... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・38

    【人間の脳がもつ制約】 《要約》 ・自閉症者が私たちと同じように生きていくことがこのように困難になったのは、彼らに特有な脳の障害が現れたからにほかならない。その制約をもって生きてきたことが、彼らを「自閉症」らしくしてきたのである。 ・障害のない「われわれ」も、脳や認知の仕組みによってもたらされるさ... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・37

    《第9章 自閉症とわれわれ》 【われわれ自身の謎】 《要約》 ・本章では、この本でとりあげてきた諸問題を整理しながら、「われわれ」の側の振る舞い方、コミュニケーションの仕方、内部世界の特徴について考えてみたい。それは、自閉症者の場合と同じように「一風変わった」働きをするものなのかもしれない。 【自... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・36

    【パソコン教材】 《要約》 ・パソコンによって制御される教材の基本的な働きは、IF・THENの構造に尽きる。学習者は、「IF右のボタンを押せば、THEN画面の中の車がエンジンの音と共に動き出す」といった仕組みを学びながら、この機械とのつきあい方を理解していくことになる。 ・このわかりやすいルールの... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・35

    【個別教育プログラム】 《要約》 ・それは、従来の一斉授業中心の指導形態を改め、一人一人の障害児の実態に合ったプログラムにもとづいて指導をおこなおうとするものである。 ・社会的な発達に重大な障害を持つ自閉症児の教育の目的は、それに適応できるようにすることである。 ・自閉症児に対する個別教育プログラ... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・34

    【生活の立て直し】 《要約》 ・自閉症者は、早い時期から社会のさまざまな状況に適応できるように、種々の学習に取り組んでおくことが望ましい。 ・自閉症者を受け入れるにあたって、私たちはどのような準備をしておいたらよいのだろう。また、自閉症者は、どのような順序を経て私たちの世界に入ってくるのだろう。 ... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・33

    《第8章 自閉症への教育的接近》 《要約》 【謎から係わりへ】 ・自閉症者は、自分にとってわかりやすい小さななわばりの中で生きている。このなわばりを拡げることが教育の仕事ということになる。 【なぜ教育が必要なのか】 ・彼らを彼らの安心できるなわばりの中に住まわせておくだけでもいいのではないか、とい... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・32

    【関係についての感情】 《要約》 ・ここまで述べてきたのは、一・二人称的な世界で起きる感情である。怒りも、恐れも、慈しみの感情も、「わたし」と「あなた」の間で起きるものである。しかし、感情が分化してくると、当事者の間で起きるもの以外にも多くの感情が発生してくる。 ・嫉妬の感情は、幼児が自分の弟や妹... 続きをみる

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  • 朗報

     私は出席できなかったが、昨年の10月に小学校のクラス会が行われた。その席で、K君の訃報が届けられたことを知り、私は〈・・・高校、大学まで一緒に過ごした親友も鬼籍に入ってしまった。たしか2年前までは顔を見せていたのに・・・。「今度は自分の番か」と覚悟を決めざるをえない・・・〉と綴ったが、何と!、そ... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・31

    【顔のない人々】 《要約》 ・ヒトという種は、他の動物にはないいくつかの表情を生み出した。その代表格が、笑顔によって表される感情である。「裸のサル」(角川文庫)の著者として有名なデズモンド・モリスは、笑顔の起源は泣き顔であり、微笑は、怒りや恐れの感情が発展して現れた可能性が大きいと述べている。つま... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・30

    《第7章 自閉症の感情世界》 【表情の謎】 《要約》 ・彼らの顔からは表情が消失していることが多い。また、彼らは他の人々の表情も捉えていないようである。 ・捉えどころのない自閉症者の表情の裏にはどのような感情が動いているのか、本章では、この問題を考えていきたいと思う。 【闘争か逃走か】 ・闘争か逃... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・29

    【M君のスケジュール帳】 《要約》 ・自閉症児が外部世界の動きを壁にかけられた時計やカレンダーと関連させるようになると、こころの中でのそれらの意味は健常者の場合よりもずっと重要なものになるようである。彼らは、それによって現在の時刻を知るばかりでなく、過去から未来へのかなり広い範囲のスケジュールを管... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・28

    《第6章 自閉症の時間世界》 《要約》 【時の遠近感覚の謎】 ・自閉症者は、私たちと同じような時の遠近感覚をもっているのだろうか。 ・自閉症者は、私たちとは異なる記憶世界を生きているようである。ということは、過去・現在・未来を対照しながらつくり上げていく時間認識の世界も私たちとは異なるものとなって... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・27

    【質問しない子ども】 《要約》 ・健常者と自閉症者には、記憶方法に違いが見られるが、その結果、脳に貯えられる知識の世界はかなり違ったものとなるに違いない。 ・健常者は、互いに似たような対象に注目し、似たような方法で記憶していくから、知的な財産も互いに照合しやすいものとなる。自閉症者の場合は、私たち... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・26

    【知能構造のアンバランス】 《要約》 ・自閉症児のWISCの結果から第一に言えることは、空間的な認知に係わる課題の成績が良いことである。動作性検査の中の「積木模様」「組み合わせ問題」「迷路問題」は、空間的な認知や構成力を要する課題だが、標準得点以上の結果を出している。このことは、自閉症児が空間的な... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・25

    【文字言語の世界】 《要約》 ・(音声言語を獲得するためには)音と状況の同時進行的な世界を見守り、関連づけないと理解されない。これは非常にむずかしいことであり、健常な子どもでも、初期の言語発達には時間がかかるのである。自閉症児の注意の状態は、言語獲得には特に不利な面があると思われる。視線が一点にと... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・24

    《第5章 自閉症の記憶世界》 《要約》 【視線の謎】 ・うつろな、あるいは遠くを見ているような自閉症者の視線は、いったい何を写し取っているいるのだろう。そして、何を記憶世界に送り込んでいるのだろうか。 ・本章では、自閉症者に観察される記憶の世界を訪ねてみることにする。 【時間的世界と空間的世界】 ... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・23

    《なぜオウム返しをするのか》 《要約》 ・自閉症児が「オウム返し」をするわけを知るには、言語の問題の中だけで考えず、行動の問題に戻って考えてみる必要がある。 ・自閉症児には行動プログラムを立てる力があまり育っていない。ゴールを自分で定め、道筋をつくっていない。彼らは、意思決定者としての自分に気づい... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・22

    【なぜ遊べないのか】 《要約》 ・自閉症児は、言葉をその意味と結びつけるうえでもトラブルを起こしやすい。このことは、自閉症児がうまく遊べないことと深く係わっている ・砂場遊びでは、砂をご飯に「見立てる」、ごっこ遊びでは、「お父さん」「お母さん」の意味。役割を「演じる」ことができなければ、遊びは成立... 続きをみる

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  • 抜歯

     自宅近くのデンタルクリニックで左下奥歯を抜いた。血液サラサラの薬を飲んでいるので、医師は極めて慎重である。「今日の気分はどうですか。血圧は高くありませんか?」「気分は普通です。血圧は120程度です」「では左下の奥の歯を抜きましょう」。抜かなければ、今後も虫歯が悪化してさらに症状が重くなるというこ... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・21

    【出来事の基本構造】 《要約》 ・出来事を表すのに必要な動詞や助詞の役割をうまく説明している文法理論がある。(フィルモアが提案した「格文法理論」)この理論にもとづいて、認知心理学者リンゼイとノーマンは出来事の構造を図式的に表現している。(ノーマン「情報処理心理学入門Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」サイエンス社) ◆「... 続きをみる

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  • 「・・・半分死んでいる」

     午後5時からNHKテレビ「篠田桃紅105歳を語る 衰えても日々新たなり」を観た。 ウィキペディア百科事典で「篠田桃紅」と検索すると、以下の記事が載っている。 〈篠田 桃紅(しのだ とうこう、本名:篠田 満洲子、1913年(大正2年)3月28日 - )は、日本の美術家・エッセイスト。映画監督の篠田... 続きをみる

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  • 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1939年)再読・20

    【言語の階層構造】 《要約》 ・絵カードを使っておこなった研究の結果から言えることは、知能障害児も健常幼児も、大ざっぱなレベルでは0、文の表す内容を正しくつかんでいるらしいことである。これに対して自閉症児は名詞、動詞、助詞など、多くの単語を使うことはできても、それらが組み合わされてつくられる文全体... 続きをみる

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  • たまには「良いとき」もあるかもしれない

     ようやく2019年に辿り着いた。それにしても、この「年の瀬」を渡り切るのはしんどかった。除夜の鐘が鳴り終わる頃、突然、吐き気が押し寄せる。続いて動悸と息切れ、さらに胸痛・・・。原因はわかっている。「逆流性食道炎」と「肋間神経痛」に違いない。ひたすら「内関」「げき門」「大陸」「老宮」といったツボを... 続きをみる

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  • 昭和の歌謡曲・3・《ちあきなおみの「歌唱力」》

     戦後まもなく「天才少女歌手」と謳われた美空ひばりは、生前、黒柳徹子から「今、一番じょうずな歌手は誰?」と問われて、即座に「ちあきなおみ」と答えた。成人後の美空ひばりは、少女時代を超える作品を多く残せなかったが、さすが鑑賞力だけは確かであった。彼女の言うように、ちあきなおみの歌唱力は半端ではない。... 続きをみる

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