梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

昭和万葉集・96・「かえりの港」

96「かえりの港」(詞・豊田一雄 曲・豊田一雄 歌・藤島恒夫)
《寸感》
 島へ寄らずにこのまま行こうか、それとも島に帰って愛しい人に逢おうかか。船の上でしばし逡巡する。・・・逢ったところでどうなるものか。やはり、このまま行こう。帰る港はもうないのだ。
(2024.1.23)