梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

私家版・昭和万謡集・68・「ふるさと列車」

68「ふるさと列車」(詞・小山敬三 曲・船村徹 歌・青木光一)
《寸感》
 一度は捨てた故郷へ、都会暮らしの「恋も望みも憧れも」振り捨てて、帰らなければならない。ホームで名残を惜しんでくれた人の涙が忘れられない。でも、すでに父は亡く、兄も旅だった今、母を一人ぼっちにさせるわけにはいかないのだ。
(2023.12.23)