梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

2017年7月のブログ記事

  • 横綱・稀勢の里の《選択肢》

     大相撲名古屋場所三日目、横綱・稀勢の里は前頭二枚目・栃の心に敗れ1勝2敗となった。このまま土俵を続ければ、負け越すことは必定、たとえ勝ち越しても横綱の成績としては不本意な結果に終わるだけだろう。敗因は「左大胸筋損傷、左上腕二頭筋損傷」が全治していないことにある。そこで休場という選択もあるが、それ... 続きをみる

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  • 夏木立

    ◆老い老いてまたいつか見ん夏木立 ◆過ぎし日の悔いありありと走馬灯 ◆ガラス窓雨に打たれし蜘蛛の影 ◆夏帽子見え隠れする峠道 ◆炎天下ゆらゆら揺れる柳かな ◆渡し舟夏の思い出運びけり (2017.7.6)

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  • 現代の「楢山節考」

     今日は、私の69回目の誕生日である。「ずいぶん長く生きてしまったなあ」というのが率直な感想だが・・・。私の母は39歳、父は67歳、父方の祖母は72歳、母方の祖母は98歳で他界した。祖父は二人とも、私が物心ついた時にはすでに亡くなっていたので、知らない。母方の祖母が80歳を過ぎたとき「わしゃ、もう... 続きをみる

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