梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

昭和万葉集・94・「夕日は落ちて」

94「夕日は落ちて」(詞・久保田宵二 曲・江口夜詩 歌・松平晃、豆千代)
《寸感》
 故郷を捨てて、愛馬とともに大陸にやって来た。七つの丘を越え、湖のほとりに辿りついたが、荒野を彷徨うばかりで、日が暮れる。花が開き、鳥がさえずる春となったが、寂しさは変わらない。恋しい人を思い浮かべながら、今日も旅を重ねる。幸せはやってくるのだろうか・・・。
(2024.1.21)