小説・「黄昏のビギン」・第4章・《羽二重団子》
「去る者は追わず、来る者は拒まず」が、私の処世術である。私は、花形ユキから自宅の電話番号を聞いていたので、すぐにでも連絡することはできたが、相手からの連絡を待つことにし、相変わらずシロとの散歩を続けていた。しかし、一週間たっても、二人は駅前の広場に現れない。自宅にかかる電話も、マンション経営、大... 続きをみる
古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。
「去る者は追わず、来る者は拒まず」が、私の処世術である。私は、花形ユキから自宅の電話番号を聞いていたので、すぐにでも連絡することはできたが、相手からの連絡を待つことにし、相変わらずシロとの散歩を続けていた。しかし、一週間たっても、二人は駅前の広場に現れない。自宅にかかる電話も、マンション経営、大... 続きをみる
ボクはどこへ行ってしまったと思っていたら、結局友達の部屋で男の子と寝ていた。絶望をかきわけかきわけ生きることのたのしさよ、とかなんとか寝言をつぶやきながら。みじめったらない。女の子は生活の臭いがしていようといまいと嫌いだ。おかあさん。今日も暮れゆく故国の町に、友よさむかろさみしかろ。嘘つけ。男の... 続きをみる