映画「大人の見る絵本 生れてはみたけれど」(監督・小津安二郎・1932年)
ユーチューブで映画「大人の見る絵本 生れてはみたけれど」(監督・小津安二郎・1932年)を観た。「大人の見る絵本」というタイトルだが、登場人物は子どもたちが中心である。またその中の中心になるのが吉川家の兄・良一(菅原秀雄)とその弟(突貫小僧)ということである。 吉川家はこれまで麻布に居たが、子... 続きをみる
小津安二郎のブログ記事
小津安二郎(ムラゴンブログ全体)映画「大人の見る絵本 生れてはみたけれど」(監督・小津安二郎・1932年)
ユーチューブで映画「大人の見る絵本 生れてはみたけれど」(監督・小津安二郎・1932年)を観た。「大人の見る絵本」というタイトルだが、登場人物は子どもたちが中心である。またその中の中心になるのが吉川家の兄・良一(菅原秀雄)とその弟(突貫小僧)ということである。 吉川家はこれまで麻布に居たが、子... 続きをみる
最近(12月26日)、「母を恋はずや」(小津安二郎・1934年)という映画をユーチューブで観た後、その感想文を以下のように綴った。 〈ユーチューブで映画「母を恋はずや」(小津安二郎・1934年・サイレント)を観た。フィルムは最初と最後の巻が欠落しているが、十分に見応えのある作品であった。登場す... 続きをみる
DVDでフランス映画「自由を我等に」(監督・ルネ・クレール・1931年)を観た。まだサイレント時代の面影が残る映像で、あのチャップリンのスラップ・ステックコメディともどこか共通する作品であった。冒頭場面は刑務所の中、囚人達が「流れ作業」で玩具の馬を作っている場面から始まる。その中で同房のルイとエ... 続きをみる
今日から8月、今年の梅雨は長引いたがまもなく明けるだろう。梅雨が明けたら《夏籠り》だ。去年は(梅雨明けが早かったので)6月末から9月まで《夏籠り》に入ったが、今年は《地球温暖化》が収まったせいか、太平洋高気圧の勢力が強まらなかったか? 《夏籠り》の条件は、気温が30℃を超えることである。その場... 続きをみる
戦前の「大衆演劇」を描いた邦画に「浮草物語」(監督小津安二郎・1934年)がある。ユーチューブで観賞できるが、サイレント版であり、全く沈黙の世界である。しかし、場面の随所にはセリフの字幕が挿入されており、不自由はしない。 登場するのは市川喜八(坂本武)一座、信州(?)の田舎町に九年ぶりにやって... 続きをみる