梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

昭和万葉集・85・「東京シューシャインボーイ」

85「東京シューシャインボーイ」(詞・井田誠一 曲・佐野鋤 歌・暁テル子)
《寸簡》
 戦後、東京のあちこちの繁華街では「靴磨き」という商売が繁盛、仕事にあぶれた人たちが手っ取り早い職業としたが、中には未成年の「ボーイ」たちも混じっていた。いつも来てくれる「お嬢さん」に憧れ、一緒にダンスをしたいなどと、どこまでも底抜けに明るい楽観主義が、人々の心を慰めたか・・・。
(2024.1.12)