梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

私の《体調管理》・5

 5月4日から11日まで約1週間、36℃台の「微熱」が続いていた。特に9日からは「だるさ」も感じるようになったので、①解熱剤を止め、②葛根湯を飲み、③「横」になる時間を増やして、様子を見た。10日、11日と変化はなかったが、12日になってようやく「だるさ」がとれ、「微熱」も下降気味となった。
 もし「新型コロナウィルス感染症」だとしたら、軽症のまま治癒したことになる。3月以来「巣ごもり状態」で外出は自粛しているので、感染経路は「通院」か「近所への買い物」以外には考えられない。駅前病院に通院したのが4月21日だから、潜伏期間を2週間として、5月4日に発症したとも考えられる。さればこそ、1週間の「自宅療養」を試みたわけだが、PCR検査を受けていないので真相はわからない。
 今や、「一億総コロナ状態」で、感染者数は公表値の10倍以上だと、誰もが思っている。だから、感染していても「無症のまま終わる」か、「軽い風邪程度で終わる」ケース、さらに「肺炎で死亡しても」死者数にカウントされないケースが、相当程度「埋もれている」ことは間違いないだろう。
 私の体調は「元に戻りつつある」ようだが、もし医師が診断したとすれば、多分「自律神経失調症」となるに違いない。様々な検査で異状が見つからないのに、不調を訴えるのは、心身のバランスが崩れているからだ。「心」が「身体」をスムーズにコントロールできない状態である。成人以上であれば誰もが経験する「体調不良」だが、そこに昨今のような「疫病」騒ぎが加わると、何でもかんでも「コロナウィルス」に結びつけられてしまう。武田邦彦氏によれば、為政者の無策に対する不信、メディアの意図的な「テレビウィルス」に対する恐怖の方が《こわい》ということだ。
 いずれにしても、あと数日で《私の「コロナウィルス感染」》は終息するだろう。
(2020.5.13)