梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

「旧約聖書」通読・《創世記》・第10章

■第10章
・ノアの子セム、ハム、ヤペテの系図は次のとおりである。
・ヤペテの子孫は、ゴメル、マゴグ、マダイ、ヤワン、トバル、メセク、テラスであった。ゴメルの子孫は、アシケナズ、リバテ、トガルマ。ヤワンの子孫はエリシャ、タルシン、キッテム、ドダニムであった。これらから海沿いの地の国民が分かれて、おのおのその土地におり、その言語にしたがい、その氏族にしたがって、その国々に住んだ。
・ハムの子孫はクシ、ミツライム、プテ、カナンであった。クシの子孫はセパ、ハピラ、サプタ、ラアマ、サプテカであり、ラアマの子孫はシバとデダンであった。クシの子はニムロデであって、このニムロデは世の権力者となった最初のひとである。彼は主の前に力ある狩猟者であった。これから「主の前に力ある狩猟者ニムロデのごとし」ということわざが起こった。彼の国は最初シナルの地にあるバベル、エレク、アカデ、カルネであった。彼はその地からアッスリアに出て、ニネベ、レホボテイリ、カラ、およびニネベとカラの間にある大いなる町レセンを建てた。ミツライムからルデ族、アナミ族、レハビ族、ナフト族、パテロス族、カスル族、カフトリ族が出た。カフトリ族からペリシテ族が出た。
・カナンからその長子シドンが出て、またヘテが出た。その他エプスびと、アモリびと、ギルガびと、ヒピびと、アルキびと、セニびと、アルワデびと、ゼマリびと、ハマテびとが出た。後になってカナンびとの氏族がひろがった。カナンびとの境はシドンからゲラルを経てガザに至り、ソドム、ゴモラ、アデマ、ゼポイムを経て。レシャに及んだ。これらはハムの子孫であって、その氏族と言語にしたがってその土地と国々にいた。
・セムにも子が生まれた。セムはエベルの子孫の先祖であって、ヤペテの兄であった。セムの子孫は、エラム、アシュル、アルパクサデ、ルデ、アラムであった。
・アラムの子孫は、ウヅ、ホル、ゲテル、マシであった。
・アルパクサデの子はシラ、シラの子はエベルである。エベルにふたりの子が生まれた。そのひとりの名をベレグといった。これは彼の代に地の民が分かれたからである。その弟の名をヨクタンといった。ヨクタンにアルモダデ、シャレフ、ハザルマウテ、エラ、ハドラム、ウザル、デクラ、オバル、アビマエル、シバ、オフル、ハビラ、ヨバブが生まれた。これらは皆ヨクタンの子であった。彼らが住んだ所はメシャから東の山地セバルに及んだ。
・これらはセムの子孫であって、その氏族と言語にしたがって、その土地と、その国々にいた。
・これらはノアの子らの氏族であって、血統にしたがって国々に住んでいたが、洪水の後、これらから地上の諸国民に分かれたのである。
(2021.9.10)