梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

新型コロナウィルス感染・《武田邦彦氏の「異論」》

 「新型コロナウィルス感染症」は、冬期に流行する「普通の風邪」と特段の変わりがない、にもかかわらず、こんなに世界的規模で大騒ぎしていることが嘆かわしい、すべてが私利私欲を追求する為政者とメディアの策謀だ、とブロードバンドの「虎ノ門ニュース」で著名な武田邦彦氏は、御自身のブログで主張している。氏によれば、「新型コロナウィルス」と戦うためには、《最初の3日間》が勝負の分かれ目になるということだ。医師、病院などを頼りにしても当てにはならない。だから、すべて自分で治さなければならない。もし「罹ったかな」と身体が感じたら、直ちに《3日間》を治療のために費やすことを覚悟する。(無理をして仕事をするようなことがないように)そして以下のことに留意する。①体温が38℃程度になっても「解熱剤」を服用しない。発熱はウィルスと戦うために身体の免疫細胞が「武器を持つ」ことに等しいから。②身体を「横にして」(寝て)静養する。観ることよりも聴く活動を取り入れるとよい。③食事は控えめにする。エネルギーを消化のために使うのではなく、ウィルスと戦うために使うためには、食べ過ぎない方がよい。④脱水症状に陥らないよう、水分補給(粉末のポカリスウェット)を欠かさない。⑤漢方の葛根湯が効くかもしれない。この5点に留意して《3日間》自宅療養すれば、90%が軽快する。もしそれで軽快しなかったら、自分の体力が足りなかったのだと諦める。それが今回の「新型コロナウィルス」の特徴である。
 この間、テレビを観たりすると「テレビウィルス」に感染するので、注意が必要だ。テレビは《視聴率を稼ぐために》不安を煽り、国民の冷静な判断力・思考力を麻痺させる。コロナウィルスよりも恐ろしい。
 「新型コロナウィルス」に感染しても90%は《無症のまま》軽快する。だから、ここここに至っては、感染者が増えた方がよいのだが、テレビ、新聞は、連日、感染者数を数えて一喜一憂している。
 「新型コロナウィルス」の感染拡大は、現時点(5月上旬)で《すでに終息している》。だから今後は、国内に定着したウィルスが再度、感染を始める冬期に備えて、自分の体力・免疫力を高めておく必要がある。
 以上が、武田邦彦氏の「異論」の概要だ。
そういえば私もこのウィルスに関して、3月11日には「幽霊の正体見たり枯れ尾花」、3月27日には「風が吹けば桶屋が儲かる」といったタイトルで雑文を綴っていた。氏は1943年生まれの76歳、私も今年で76歳になる。同世代の人間だから「共感」できる点が多々あるかもしれない。
(2020.5.12)