梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

トランプ大統領の《今後》

 「新型コロナウィルス」に感染し発症したトランプ大統領(夫妻)の《今後》はどうなるか。いうまでもなく《軽症のまま》治癒するだろう。なぜなら、そうでなければすべての辻褄が合わなくなるからである。「新型コロナウィルス感染症」は「ただの風邪」もしくは「季節性インフルエンザ並」であることが、すでに《証明済み》だからである。
 トランプ大統領は、短時間「車で外出」、その健在ぶりを支持者にアピールしたそうだが、そしてその行為に専門家から非難の声が上がっているそうだが、「コロナごときにビクビクする必要はない」ことを自らの行動で実証したことになる。
 まもなく全快、その後には前途洋々たる《未来》が待っている。コロナが「ただの風邪」に過ぎなかったことを、身をもって証明した大統領として、全米はおろか世界から賞賛を浴びるに違いない。「パンデミックは終息した」と高らかに宣言するだろう。もちろん、次期大統領の座も確保・・・。コロナ禍の不安におびえる世界中の人々に、勇気と希望を与えた大統領(夫妻)として、人類史上永遠にトランプという名を残すはずだ。
 その時が、明日来るか、明後日か、1週間後か・・・。私は首を長くして待っている。
(2020.10.5)