梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

「旧約聖書」通読・《創世記》・第1章

《旧約聖書》(1955年改訳・日本聖書協会)
■創世記
第1章
・はじめに神は天と地を創造した。地は形なく、闇が淵のおもてにあり、神の
霊が水の面を覆っていた。神は「光あれ」と言った。すると光があった。神は
光と闇を分けた。神は光を昼と名づけ、闇を夜と名づけた。夕となり朝となっ
た、第一日である。
・神は「水の間におおぞらがあって、水と水とを分けよ」と言った。そのよう
になった。神はおおぞらを造って、おおぞらの下の水とおおぞらの上の水とを
分けた。神はそのおおぞらを天と名づけた。第二日である。
・神は「天の下の水は一つところに集まり、かわいた地が現れよ」と言った。
そのようになった。神は、そのかわいた地を陸と名づけ、水の集まった所を海
と名づけた。地は青草と、種をもつ草と、種のある実を結ぶ木とを生えさせ
た。第三日である。
・神は星を造られた。これらを天において地を照らさせ、昼と夜とをつかさど
らせ、光と闇をわけさせた。第四日である。
・神は「水は生き物の群れで満ち、鳥は地の上、天のおおぞらを飛べ」と言っ
た。神は海の大いなる獣と、水に群がる動物、翼のある鳥を創造した。神はこ
れらを祝福して「生めよ、ふえよ」と言った、第五日である。
・神は「地は生き物を種類にしたがっていだせ。家畜と、這うものと、獣とを
いだせ」と言った。そのようになった。神は、獣、家畜、這うものを種類にし
たがって造った。
・神は「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、これに海の
魚、空の鳥、家畜と、地のすべての獣と這うものを治めさせよう」と言った。
神は自分のかたちに人を創造し、男と女とに創造した。神は彼らを祝福して言
った、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ、海の魚と、空の鳥と、
地に動く全ての生き物とを治めよ」
・神はまた言った。「私は全地のおもてにあるすべての草と木をあなたがたに
与える。これはあなたがたの食物となるであろう。またすべての獣、鳥、這う
もの、すなわち命あるものには、食物としてすべての青草を与える」そのよう
になった。第六日である。
(2021.8.30)