小説・「黄昏のビギン」・第9章・《黄昏のビギン》
その日から、一月が経った。案の定、花形親子からは何の連絡もなかった。マリ子がユキを「アンナ オンナ」という限り、滅多に電話することはできない。毎日のように、シロと駅前広場に行って見たが、いっこうに二人は現れない。いつもなら「去る者は追わず」で「終わり」になるところだが、今回は違っていた。時が経て... 続きをみる
古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。
その日から、一月が経った。案の定、花形親子からは何の連絡もなかった。マリ子がユキを「アンナ オンナ」という限り、滅多に電話することはできない。毎日のように、シロと駅前広場に行って見たが、いっこうに二人は現れない。いつもなら「去る者は追わず」で「終わり」になるところだが、今回は違っていた。時が経て... 続きをみる