梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

《駄句七句》
◆せせらぎの闇を横切る蛍かな
◆蜥蜴走る真間川の縁昼下がり
◆尻尾切り蔵に逃げ込む蜥蜴かな
◆尾を捨てて闇に紛れる蜥蜴かな
◆じっとして平和を祈る蝦蟇
◆宅地でも「あれは蛙の銀の笛」
◆銀の笛蛙はすでに失せにけり
(2017.5.29)