梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

新型コロナウィルス感染・《検証・「4か月当たりの死因数」》

 マスメディアは未だに「新型コロナウィルス」の《感染者の拡大》(感染者数)を報じ、早くも(北九州市で)「第二波の襲来か?」と、国民の不安を煽り立てようとしているが、私たちはこれまでの経過を冷静に振り返り、客観的な事実にもとづいて物事を判断しなければならない。まず2月末から5月末の3ヶ月間で、誰がどれほどの「損をした」か、反対に、この騒ぎによって「莫大な利益を手にした」のは誰か。いうまでもなく、損をした人の方が圧倒的に多く、その窮状は枚挙にいとまがない。一方、得をした人は、心中ではシメシメと思っても、他人の不幸で稼いだ後ろめたさもあって、決して名乗り出ることはない。だから、私の独断と偏見で指摘しておこう。第一に「政治家」を筆頭とする公務員、さらに「年金生活者」、彼らの収入はしっかりと確保されているため、《自粛》の影響はほとんど受けない。第二に「報道関係者」、不安材料を並べ立てるだけで、国民は情報を得ようと、買い求める。第三に「通信関係者」、オンライン通信、テレワークが倍増した。第四に、「通販業者」、第五に「運送業者」、そして極め付きは、《一部の》「医療従事者」(とりわけ「ワクチン」「治療薬」開発関係者)というところか・・・。 
 そうした面々は、今の状態(コロナ禍)が、できるだけ長続きすることを望んでいるかもしれない。だから、私たちは騙されてはいけないのである。
 最近(5月下旬)になって、私は興味深いブログを2本見つけた。その一は「日々物語」(ムラゴン・ブログ)、その二は「みんなが知るべき情報/今日の物語」(gooブログ)である。特に、双方に掲載されている《4か月当たりの死因数》という記事(棒グラフ)には惹き付けられてしまった。これまで政府やマスメディアが決して公表しなかった情報が明示されていたからである。それによると、2020年1月から4月25日までに、コロナの死者は317人。それに比べてインフルエンザは3300人、自殺は33000人、肺炎は45000人、血管死は116000人、他の病死は125000人、ガン死は128000人であった、ということである。この数値は出典不明のため信憑性が問われるが、コロナの死者317人は厚生労働省のホームページ(4月24日)と一致しているので正しい。また、上の数値の合計は45万人余り、それを1日当たりに換算すると3750人となり、厚生労働省が公表した「日本の1日」(平成23年~27年)に載っている死者数3575人と比べても大差ないので、「当たらずとも遠からず」ではあるまいか。
 だとすれば、今回の《コロナ騒ぎ》の真相は、次の二つのうちの一つであろう。
1 「新型コロナウィルス感染症」という疫病の死亡率は、インフルエンザや他の疾病と比べても《非常に低く》、恐れるに値しなかった。それを、ことさら重大・深刻に不安を煽り立てたのは、「政府」「専門家」「メディア」であり、その背景には世界的な規模での陰謀(策略)が隠されている。
2 日本における「新型ウィルス感染症」の感染者、死者は他国に比べて「桁違い」に少ないが、その数値は《虚偽》であり、実際の《感染者数》は誰にも分らない。死者数は肺炎による死者と合わせて46000人程であろう。だとすれば、他国と比べて「桁違い」ではなくなり、現在の数値は、安倍政権「お得意」の情報隠蔽・捏造の結果(政権延命策)を表している過ぎないということである。 
 どちらの見解が真実か、それとも第三の真相が現れるか、それはまだ私にはわからない。
(2020.5.30)