梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

私の《体調管理》・4

 私はほぼ半月前(4月19日)に、「終息へのシナリオ」を以下のように「夢想」した。〈まず「自分自身が感染した」と思うことが、終息へのスタートである。今、自分は感染しているのだから、むこう15日間で発症しなければ、もう感染しない。だから、これからの15日間は「不要不急の外出はしない」「密集・密室・密接を避ける」、つまり《自分で自分を隔離する》ことが不可欠になるのだ。もし、万が一、体温が37.5度以上に上がり、倦怠感、風邪の症状が現れ、それが4日以上続いた場合どうするか。しかるべき部署に連絡・相談して指示を仰げばよい。間違っても、ジタバタして「もうだめだ」などと絶望したりすることのないように。発症しても8割は軽快するのだから。できれば自宅療養、自力で治せれば理想的である。
 とにかく、我慢、我慢、我慢、我慢、我慢、普段の生活は、我慢する。
 かくて15日後、晴れて5月3日には「無症状のまま」あるいは「軽快して」終息の日を迎える、そんなシナリオは甘すぎるか・・・。(以下略〉
 予想通り、甘すぎた。世間の動向はともかく、私自身の体調に変化が生じたからである。私の平熱はつねに35℃台を推移しているが(5月3日まではそうだったが)、4日の朝は36.5℃、夜は36.4℃、5日の朝も36.4℃、昼は37.1℃になったので、解熱剤を服用、夕方は36.4℃に下がったが、夜の10時には36.8℃、6日の朝は36.2℃、午後2時は36.9℃、再度、解熱剤を服用、夜11時には35.6℃に下がった。しかし7日の昼にはまた37。0℃に上昇・・・といった具合で、要するに平熱をつねに1~2℃上回っている。私にとっては「微熱」の状態が続いている。しかし、まだ37.5℃以上にはなってはいない、咳、痰、呼吸困難等の症状はないので、《安心して》経過を見守っている。
 今朝の体温は36.3℃、昼は36.2℃であった。解熱剤は「連用しないように」という注意書きがあるので、止めて様子を見ることにする。なお、検温と同時に、血中酸素飽和度(SPo2)も測定しているが、その数値は正常域(96~99)を推移している。血圧もまた130/85を超えることはない。
(2020.5.8)