梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

新型コロナウィルス感染・《今後の見通し》

 あと1日で3月は終わる。国内は2月からの疫病禍のために「史上初」という言葉が飛び交っている。新型コロナウィルス感染が、今後、拡大を続けるか、終息に向かうか、誰にも予測できない。だとすれば、せめて感染者等をカウントしてその《推移》を見極めるほかはないのだ。それが空しい結果に終わるかどうか。でも、やってみなければわからない。厚生労働省のホームページ「国内の現在の状況について」には、以下の数値が示されている。《なお(前日比)は人数で示されているが、それでは《増減率》がわからないので、前日の人数÷本日の人数を計算して示す。》
 3月28日18時現在、感染者2319人(1.06倍)、入院者1248人(1.12倍)、退院者1025人(1.01倍)、死亡者62人(1.05)*( )は前日比。
 3月29日12時現在(クルーズ船事例を除く国内事例)、PCR検査者28760人(1.01倍)、陽性者1593人(1.06倍)、有症状者1378人(1.07倍)、無症状者182人(1.18倍)、確認中133人(1.95倍)、要入院者1217人(1.24倍)、軽中度689人(1.01倍)、重篤59人(0.98倍)、確認中323人(1.44倍)、退院者424人(1.04倍)、死亡者52人(1.06倍)
 以上の《増減率》を●1.1倍未満(ほぼ横這いから減少へ)、▲1.1倍以上(増加の一途)の分類すると・・・。 
▲は、入院者、無症状者、確認中、要入院者である。
●は、感染者、退院者、死亡者、軽中度者、重篤者である。
 つまり、入院者、要入院者は増えているが、無症状者、確認中も増えている、軽中度者、退院者は増えていないが、感染者、死亡者も増えていない、重篤者は減っている、ということがわかる。
 たった1日の推移なので、何とも言えないが、こうした増減を繰り返しながら、事態は 5月いっぱいまでには終息を迎えるだろう。その根拠は「他山の石(と言っては失礼だが)」隣国・中国の事例にもとづく・・・。
(2020.3.30)